ティントリップとは何?塗り方・落とし方・メリットデメリットも解説!

コスメアイテムの中でも今、人気が高まっているティントリップ。なぜ人気なのか、使うとどんな良いことがあるのか、気になりませんか?
本コラムはティントリップとは何か、口紅やグロスとの違いをお話します。
綺麗な塗り方や落とし方、ティントリップのメリットデメリット、そしてどんな種類があるのかを紹介しますので、ぜひご参考ください。
目次
ティントリップとは
ティントとは「染める」という意味のある言葉。
ティントリップは唇の角質を染め上げてリップカラーを変えるコスメです。
元々は韓国から人気が出たコスメですが、今では日本でも知名度を上げています。
ティントリップの塗り方・コツ
- 塗る前に自唇を調節する
- 唇を保湿する
- 少しずつ塗る
- しっかり定着させる
- 内側を色濃くグラデーションする
1.塗る前に自唇を調節する
ティントリップは唇の水分や温度で発色が変わります。
あらかじめ唇を温めたり、保湿したりして調節しておけば、発色具合も操作しやすいです。
ただし、唇に余計な油分はあると崩れやすくもなるので、油分はカットしておきましょう。
2.唇を保湿する
ティントリップは唇を乾燥させやすいので、あらかじめリップクリームなどでしっかり保湿ケア。
また、保湿後は余計な油分や水分でティントリップが崩れないよう、ティッシュオフしておきまよう。
ティントリップが定着した後に、保湿用のグロスを重ね塗りするのもオススメです。
3.少しずつ塗る
ティントリップは少しずつ伸ばして丁寧に塗りましょう。発色後に塗り目のズレ・ムラを気づいても簡単に落ちません。
特にウォータータイプは一気に付けるとムラになりやすいので慎重に。
4.しっかり定着させる
ティントリップは塗った後に数分の間、放置して馴染ませましょう。
塗った直後に、例えば飲食を始めて染料が取れてしまうと、ムラになるかもしれません。
口紅を塗る際に良くやるような、上下の唇を擦り合わせる行為もティントリップではNGです。
5.内側を色濃くグラデーションする
ティントリップを、まず唇の内側(中央)に塗ります。その次に外側の縁取りを考えながら、外から内へ滑らすように塗り進めましょう。
外側が濃くなりすぎたら、綿棒やティッシュでぼかします。そうして中心が濃いめのグラデーションをつくれば、ぷっくりと立体的な美しい唇が出来上がります。
ティントリップの落とし方
ティントリップを落とす際は、一度ティッシュオフとした後にリムーバーを使いましょう。
ティントリップ専用のものがなければ、クレンジングオイルやポイントメイク用のリムーバーなどを活用。
唇にリムーバーを染み込ませて、色が浮いてきたら綿棒やコットンでしわをなぞるように拭い落とします。
強力なクレンジングは乾燥を強めるので、ティントリップを落とした後は丁寧に保湿してください。
ティントリップと口紅・グロスの違い
ティントリップが「染料で角質を染める」のに対して、口紅などは「顔料を表面に乗せる」ことで色を付けています。
粒子が大きく、上に乗っているだけの顔料は、染料が浸透した角質よりも、何かに擦れて落ちやすいです。
ただ違いはそれだけではなく、どのコスメにもそれぞれメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴を把握して、自分に合うコスメを選びましょう。
・口紅(ルージュ)の特徴
口紅は一番オーソドックスなリップ用コスメで、さまざまなメーカーが開発・販売をしています。
発色の良いものが多く、選べる色の種類や質感が豊富。使用する方の年代・シチュエーションを問わず、使いやすいです。
・リップグロスの特徴
グロスは発色が弱めですが、ティントで疎かになりがちな潤いを唇に与えられます。
唇のツヤ感を出すのに重宝され、プルプル潤った唇は若々しさと共に華やかな色気も醸し出してくれます。
ティントリップの3つのメリット
- 色が落ちにくい
- オリジナルの色が出る
- 仕上がりがサラサラ
1.色が落ちにくい
ティントリップは水や油に溶ける性質を持つ、細かい粒子の染料を使用して、唇の角質に色素を浸透させています。
角質は簡単に剥がれないので、ティントリップで付けた色は落ちにくく、化粧崩れや色移りの心配が少ないです。
2.オリジナルの色が出る
ティントリップは塗った唇の水分量や温度によって発色が変化。自分だけの色が浮かぶのも魅力の一つです。
じんわりと唇を染めて、肌に馴染むナチュラルな色味に仕上がります。
3.仕上がりがサラサラ
ティントリップの仕上がりはサラサラで、ベトつきが少ないです。
リップメイクによる違和感・不快感がなく、付け心地もスッキリ。髪が唇に張り付く…といったアクシデントもなかなか起こりません。
ティントリップの3つの危険性・デメリット
- 唇に負担がかかる
- 色素沈着のリスクがある
- 思い通りの色にならない可能性がある
1.唇に負担がかかる
ティントリップは唇にかける負担が他のコスメより大きめです。何度も長時間使用すると、唇の荒れや乾燥が起こりやすくなります。
なるべく大事な日にのみ使用するコスメとして活用すると良いでしょう。
2.色素沈着のリスクがある
ティントリップの多くは落としたいときになっても、きちんとクレンジングを行わないとしっかり落ちません。
もし適切な落とし方をせず色素沈着が起これば、色を落とすにはターンオーバーで自然と角質が剥がれるのを待つ必要があります。
唇のターンオーバー周期は大体3日~10日ほど。この周期が長い人ほど注意しましょう。
3.思い通りの色にならない可能性がある
ティントリップは塗布後、発色するまでに10分ほど時間を要します。色味は人によって変わるので、初見のティントリップはそれまで仕上がりが分かりません。
初めて使用するティントリップは一度試して、どう変わるか把握してから必要な日に使うと良いでしょう。
ティントリップの形状の種類を5つ紹介
- ウォータータイプ
- オイルタイプ
- バームタイプ
- パックタイプ
- 綿棒タイプ
1.ウォータータイプ
ウォータータイプはその名の通り、水のようなさらっとした質感のティントリップです。
良く伸びて発色が良く、立体感を出すグラデーションも作りやすいです。
ウォータータイプは唇を乾燥させやすく、にじみやムラが起こりやすいのに注意しましょう。
2.オイルタイプ
オイルタイプは美容オイルを配合した、比較的保湿性の高いティントリップです。
色の持ちは若干下がりますが、ティントリップの特性である乾燥の起こりやすさが気になる方におすすめ。
保湿性が高いのにベタつかず、オイル特有のツヤ感で色っぽさもプラスします。さらにナチュラルな発色をするので使い勝手が良いです。
3.バームタイプ
バームタイプは液状ではなく固形になっている、主にスティック型のティントリップです。
縦ジワの隙間などでも構わず、思ったところへ簡単に塗ることができます。
色持ちも良く、ティントリップ初心者でも手を汚さないで使いやすいと人気です。
4.パックタイプ
シート状のパックを唇へ張って色を付けるティントリップです。
特に発色が良く、色の定着・持続時間もピカイチ。キレイに塗るにはコツが必要で、唇からはみ出さないように気を付けましょう。
5.綿棒タイプ
1回使い捨てタイプのティントリップ。旅行中など、少しでも荷物を減らしたいときに便利です。
両端に綿が付いているものは、片方の綿に染料を染み込ませて唇に色を塗り、何もついていない片方の綿でぼかすといった使い方ができます。
縁取りやグラデーションといった細かい調整もやりやすいです。
ティントリップの質感の種類
- マットタイプ
- シアータイプ
・マットタイプ
マットタイプは、光を取り込まずツヤがあまり発生しない色味のティント。
しっかりと発色していながらも、派手になり過ぎない大人な色味を持ちます。
周りの肌と馴染みやすく、浮いてしまう心配が少ないです。
・シアータイプ
シアータイプは、透明感のある仕上がりでツヤ感高めのティントです。
柔らかい付け心地で、ほんのり発色。適度な光沢感が高級感を演出してくれます。
マットタイプよりも乾燥を抑えられるので、唇へのダメージが気になる人は一度、色味を確かめてみるといいでしょう。
究極に『落ちないリップメイク』を求めるなら
ティントリップは表面に色を乗せるだけでなく、唇の角質から染め上げることで時間がたっても自然な色味を保ちます。
さまざまな種類のものが売られていますが、自分の好みや唇の性質に合わせて、お気に入りの1品を探し出してみてください。
しかし、もしもティントリップよりも落ちにくい、長期間同じ姿が保てるリップメイクがしたいなら…
究極に落ちないメイク『リップアートメイク』もおすすめです。
アートメイクの症例写真
リップアートメイクは専用の針で唇に色素を入れ込む施術で、その後の美しい姿は平均して1~3年ほど持続します。
1日だけでなく、365日24時間ずっと整ったリップあり続けたい方は、ぜひこちらもご参考ください。普段のメイクを時短する効果も期待できますよ。
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