眉毛周辺のマッサージ効果とは?|眉のコリと顔の筋肉について解説
日常生活の中で眉のコリを感じることはありますか?
眉のコリを放置しすぎると眉上の膨らみ部分である“眉丘筋”が目立ち、見た目にも悪影響を及ぼすこともあります。このページでは、眉のコリの原因やマッサージの効果、顔の筋肉についてを解説しています。眉のコリは筋肉をほぐすことで軽減できるため、眉毛周辺のマッサージを習慣化してリスクを未然に防ぎましょう。
目次
眉毛周りのマッサージをするのはなぜ?
眉毛周りのマッサージは、筋肉をほぐし、眉のコリをやわらげるために行います。眉のコリを放置してしまうと、健康面だけでなく見た目にも悪影響を及ぼすこともあります。
【眉のコリが与える影響】
- まばたきの回数が増える
- 目が重たく感じる
- 眉間のシワの原因
- 左右非対称な眉毛
眉のコリは血流を悪くする原因につながり、眼精疲労など日常生活に悪影響をもたらす可能性があります。また、筋肉の発達の偏りから眉毛の高さが違う“左右非対称な眉毛”を生じさせたり、眉間のシワの原因になり得るケースもあり、見た目にも大きな影響を与えてしまう場合があります。
そのため、筋肉をほぐす眉毛周辺のマッサージは、コリの蓄積を避けるためにも日頃から行うのが理想的です。
眉が凝る原因と対策
眉のコリは、目の疲れや表情の癖、筋肉への負担など日頃の生活や癖などが要因によって引き起こされます。
【眉コリ対策】
- 目を休める時間をつくる
- 表情の癖を改善する
- 眉毛周辺のマッサージをする
- メガネやコンタクトの度数を合ったものにする
日頃からPCやスマートフォンを長時間見るという方は、眉のコリがとくに起きやすいため注意が必要です。目の疲れを軽減できるよう、日頃から心掛けることが大切です。
顔の筋肉の種類
顔には多くの筋肉が存在し、眉毛周りにもさまざまな筋肉があります。
眉上の膨らみ部分である“眉丘筋”にも関係する主な5つの筋肉を確認してみましょう。
- 前頭筋(ぜんとうきん)
目や眉毛の動きに関係する、おでこにある筋肉 - 皺眉筋(しゅうびきん・すうびきん)
眉間のシワに関係する、鼻と目のくぼみ〜眉頭付近にある筋肉 - 眉毛下制筋(びもうかせいきん)
眉を引き下げるときに関係する、眉間周辺の筋肉 - 鼻根筋(びこんきん)
目の焦点を合わせたいときなどに関係する、眉間にある三角形の筋肉 - 眼輪筋(がんりんきん)
まばたきや眉を下げるときに関係する、目の周りの筋肉
上記の筋肉の収縮や発達が影響し、眉上の膨らみ部分の“眉丘筋”が目立つ原因となります。
眉丘筋とは
眉上の膨らみ部分のことを指している「眉丘筋」は医学的な用語ではなく、美容解説時などによく使われる用語です。
眉丘筋は、眉周辺のいくつかの筋肉が重なって盛り上がっている部分であり、筋肉が発達しすぎてしまうと、無表情の時でも目立つようになる場合があります。また、もともとの骨格や眉毛の剃り過ぎや抜き過ぎにより、眉丘筋が目立ってしまうケースもあります。
顔の筋肉と眉毛の関係性
眉毛と顔の筋肉は、表情を形成する共通の役割があります。
顔の筋肉の発達が過剰だったり左右で偏りがあると、それに伴い眉毛の形や位置にも左右差が生じます。これにより、顔が歪んでいるように見えたり、眉毛の高さが違う原因になってしまうことがあるので注意が必要です。
目を見開く、シワを寄せるなどの表情の癖がある方は、改善を意識してみましょう。また、筋肉が発達しすぎないよう、眉毛周辺をマッサージして筋肉をほぐすことを習慣にするのも良いでしょう。
眉毛が左右非対称になってしまう原因や左右差の治し方については
左右非対称な眉毛の原因とは?眉毛の高さが違うときの治し方
で詳しく解説していますのでご確認ください。
眉毛周辺のマッサージ効果
眉マッサージは、眉毛周りの筋肉をほぐすことで眉のコリを軽減し、蓄積を防ぐための方法です。
- 瞼のむくみを軽減する
- 目の疲れを緩和する
- 眉毛周辺のコリの蓄積を防ぐ
筋肉をやわらげることで、健康面だけでなく、顔の歪みや左右差改善など美容面にもメリットがあります。
眉マッサージはどんな人におすすめ?
場所を問わず、自分でできる眉マッサージは、簡単にできる気軽さも魅力です。
- PCやスマホを長時間使う
- 目の疲れを軽減したい
- むくみを改善したい
- 表情の癖によるシワを予防したい
- 眉毛の高さが違う
- 眉上部分が盛り上がっているように感じる
上記に当てはまる方は、眉毛周りのコリを蓄積させないためにも、眉マッサージを日頃から行うのがおすすめです。
眉マッサージのやり方
日常から取り入れられる眉マッサージのやり方をご紹介します。
マッサージをするときは、丁寧に皮膚をつまみ、痛くなりすぎないよう、やさしく行うのがベストな力加減と言われています。
眉丘筋マッサージ
まずは、目元の印象にも大きく関わる眉丘筋のマッサージ方法をご紹介します。
- 眉上の膨らんだ部分に人差し指と中指の2本を揃えて当て、指で上に向かって引き上げる
- もう片方の人差し指と中指で引き上げた部分の下を軽く円を描きながらほぐす
- 反対側の眉丘筋も同様にほぐしていく
- 両方をほぐせたら、おでこ全体をほぐすようにマッサージをする
痛みを感じる場合は無理をせず、心地よい程度の力加減でマッサージをしましょう。
前頭筋マッサージ
続いて、おでこのシワ予防にもおすすめな前頭筋のマッサージ方法をご紹介します。
- 両手の形を“猫の手”にし、指の平らな部分を額に押し当てる
- 額の中心から外側に向かって小さく円を描くようにしてこぶしで刺激する
- 心地良い程度の強さで額をほぐす
- 痛みや硬さを感じる部分を中心にゆっくりとマッサージをする
前頭筋は表情の変化が少ないと硬くなりやすいので、しっかりほぐすことが大切です。
皺眉筋マッサージ
最後に、顔の筋肉の中でも眉のコリに大きく影響している皺眉筋のマッサージ方法をご紹介します。
- 眉の骨に沿って、左右同じ側の親指の腹を当てる
- 人差し指で眉毛の筋肉を挟むようにしてしっかりつまむ
- 眉頭〜眉尻にかけて3か所に分け、心地良い程度の強さで2〜3秒ずつつまむ
左右3セットを1日1回行うのがおすすめです。眉間のシワを定着させないためにも、眉のコリを丁寧にやわらげましょう。
やりすぎ注意!眉マッサージの注意点
眉マッサージは、筋肉をほぐすことで眉のコリを軽減し、コリの蓄積を防ぐための方法ですが、セルフケアでのマッサージの効果には個人差が生じます。また、マッサージの際に過度な力を加えたり、引っ張りすぎてしまうと皮膚が伸びてしまったり、たるみの原因になってしまう可能性もあります。
誤った方法でセルフケアを続けてしまうと、皮膚にダメージを与えてしまう恐れもあるので注意しましょう。
まとめ
これまでの内容を振り返り、大切なポイントを以下にまとめました。
- 眉マッサージは、筋肉をほぐすことで眉のコリを軽減し、コリの蓄積を防ぐための方法
- 眉のコリは、目の疲れや表情の癖、筋肉への負担など日頃の生活や癖などが要因によって引き起こされる
- 眉のコリは、血流を悪くすることにつながる可能性があり、眼精疲労など日常生活に悪影響をもたらす場合がある
- 眉のコリを放置しすぎると眉上の膨らみ部分である“眉丘筋”が目立ち、見た目にも悪影響を及ぼすことがある
- 顔にはさまざまな筋肉があり、顔の筋肉と眉毛は表情を形成する共通の役割もある
- 過度な力を加えたり、引っ張りすぎてしまうと皮膚が伸びてしまったり、たるみの原因になってしまうケースがある
顔の筋肉をやわらげることは、健康面だけでなく、顔の歪みや左右差改善など美容面にもメリットがあります。眉マッサージは、場所を問わず自分で簡単にできるため、日常に取り入れてコリの蓄積を予防しましょう。
よくある質問
眉のコリの原因はなんですか?
眉のコリは、目の疲れや表情の癖、筋肉への負担など日頃の生活や癖などが要因によって引き起こされます。日頃からPCやスマートフォンを長時間見るという方は、眉のコリがとくに起きやすいため注意しましょう。
眉毛の剃りすぎや抜きすぎにより眉丘筋が目立つのはなぜ?
眉毛の剃りすぎや抜きすぎは、眉丘筋を覆う眉毛の上部分がなくなってしまうため、眉丘筋の膨らみが目立つ原因になります。眉毛を整えたり、メイクをするときは、骨格に沿った眉ラインを意識してみましょう。
眉マッサージをすると瞼は伸びる?
マッサージをするときに過度な力を加えたり、引っ張りすぎてしまうと皮膚が伸びてしまったり、たるみの原因になってしまう場合もあります。瞼を強く引っ張ることで、たるみがさらに悪化してしまう恐れもあるので気をつけましょう。