セルフまつ毛パーマは危険?やり方やよくある失敗、対処法を解説

セルフのまつ毛パーマを紹介するSNSや動画などを見て、「本当に自分でもできるの?」「失敗しないの?」と疑問に思っている方も少なくありません。
定期的にサロンへ通う時間が取れない方や、自宅で手軽に行いたいと考えている方にとっては、セルフまつ毛パーマは気になる選択肢ではないでしょうか。
このページでは、セルフでまつ毛パーマを行う方法や注意点、よくある失敗とその対処法について詳しく解説していきます。
目次
まつ毛パーマはセルフでできる?
まつ毛パーマとは、専用のパーマ液を使用してまつ毛にカールをつくる施術のことです。
一般的には美容師免許を持つアイリストがサロンで施術を行いますが、市販のまつ毛パーマキットも販売されており、セルフで施術することもできます。
ただし、使い方を誤るとお肌や目に負担がかかる可能性があるため、リスクや注意点も理解したうえで慎重に行うことが大切です。
まつ毛パーマの仕組み

まつ毛パーマは、専用のパーマ液でまつ毛内部の結合を一時的に切り離し、ロット(まつ毛を巻き付ける台)を使ってカールをつくる施術です。
一般的には、1剤でまつ毛をやわらかい状態にしたあと、ロットに沿って形を整え、2剤で再結合させることでカールを固定します。
セルフまつ毛パーマとサロン施術の違い
セルフまつ毛パーマは、費用を抑えられる点や、自宅で好きなタイミングに施術できる点が大きな魅力です。
一方、サロン施術は美容師免許を持つアイリストが、まつ毛の状態を確認しながら施術を行うため、セルフに比べて希望に近い仕上がりを目指しやすいという利点があります。
| セルフパーマ | サロン施術 | |
|---|---|---|
| 施術者 | 自分 | 美容師免許を持つアイリスト |
| 費用(1回) | 数百〜1000円ほど | 4000〜8000円ほど |
| 仕上がり | ばらつきが出やすい | 希望に近づけやすい |
セルフまつ毛パーマは危険?リスクと注意点
セルフまつ毛パーマでは、パーマ液が目に入ることで強い痛みや充血、視力障害などが起こる場合があります。
また、まつ毛が切れたり、薬剤による皮膚トラブルが生じたりするケースもあります。
安全に行うためにも、次の注意点を事前に確認しておきましょう。
- ハードコンタクトレンズを装着している方は、必ず外してから施術を行う
- 目元に傷や炎症などがある場合は、症状が治るまで施術を控える
- 薬剤が目に入らないように慎重に進める
- 記載された放置時間を守る(自己判断で延長しない)
まつ毛キットの内容|準備しておくもの

施術を行う前にキットの内容を確認し、不足しているものがあれば準備しておきましょう。
まつ毛パーマキットは、実店舗では取り扱いが限られることもあるため、主に通販サイトで販売されています。
- ロット(まつ毛を巻き付ける台)
- グルー(接着剤)
- パーマ液(2種類)
- スティックやY字ブラシ
- 水で湿らせた綿棒・コットン
- サージカルテープ(お肌にも貼れるテープ)
- ラップ
- タイマー
まつ毛パーマキットの選び方
キットを購入する際は、日本語で使用方法や注意事項が分かりやすく記載されているものを選ぶようにしましょう。
またセルフの場合、パーマ液は使い切りのパウチタイプを選ぶと劣化を防ぎやすいです。
さらに、自然な仕上がりを目指すには、自分のまつ毛の長さや理想のデザインに合わせてロットを選ぶことも大切です。
まつ毛の長さに合わせてS・M・Lなどのサイズがあり、小さいほうがカールが強くなりやすい
ロットの形状:
丸みのあるCカール、根元から立ち上げるDカールなどさまざまな種類がある
セルフまつ毛パーマのやり方
ここでは、一般的なセルフまつ毛パーマの手順を、失敗しないためのポイントも交えながら解説します。
なお、両目を同時に施術すると視界が遮られて作業しにくくなるため、片目ずつ行うことをおすすめします。
- アイメイクや皮脂を落とす
- まぶたにロットを固定する
- ロットにまつ毛を広げる
- パーマ液(1剤)を塗る
- 拭き取り・形を調整する
- パーマ液(2剤)を塗る
※実際にセルフで行う際は、必ずキットの説明書を確認し、その内容に従って進めましょう
STEP1|アイメイクや皮脂を落とす

施術前に目元のメイクや皮脂を落とし、まつ毛を清潔な状態にしておきましょう。
水分や油分が残っていると、グルーが付きにくくなり、仕上がりに影響することがあります。
STEP2|まぶたにロットを固定する

まつ毛の生え際が見えにくい場合は、必要に応じてサージカルテープでまぶたを軽く引き上げます。
次にロットにグルーを塗り、まつ毛の生え際に沿うようにまぶたへ固定しましょう。
・ロットの端が浮きやすい場合は、テープで固定しておくと作業しやすくなる
STEP3|ロットにまつ毛を広げる

グルーを少量ずつ塗布し、スティックを使ってまつ毛を1本ずつロットに沿わせるように整えます。
向きを修正したい場合は、グルーが乾く前に湿らせた綿棒などでやさしく整えましょう。
・適度な張り(テンション)を保ちながら均一に並べる
・粘膜が見えすぎない程度のやさしい力加減で巻き付ける
STEP4|パーマ液(1剤)を塗る

綿棒やスティックでパーマ液の1剤を塗布し、必要に応じてラップをかぶせます。
その後、製品の説明書に記載された時間(5〜10分ほど)放置しましょう。
生え際(2mmほど)と毛先は避けて塗布してください。
STEP5|拭き取り・形を調整する

まつ毛がやわらかくなっていることを確認したら、水で湿らせた綿棒で下から上へやさしく拭き取ります。
薬剤を丁寧に拭き取ったら、まつ毛の向きや形を最終調整しましょう。
この段階で整えた形が、最終的なカールの仕上がりにつながります。
・根元や毛先がうねったり曲がったりしていないか確認する
・束感を出したい場合は、グルーを少量足しながら束を作る
STEP6|パーマ液(2剤)を塗る

パーマ液の2剤を生え際を避けてまつ毛に塗布し、必要に応じてラップをかぶせます。
その後、製品の説明書に記載された時間(5〜10分ほど)放置しましょう。
時間になったら水で湿らせた綿棒やコットンで薬剤を丁寧に拭き取り、まぶたやまつ毛に薬剤が残らないようにします。
最後にスクリューブラシで毛流れを整えたら完成です。
セルフまつ毛パーマでよくある失敗と対処法

セルフまつ毛パーマで失敗した場合は、無理に修正しようとせず、症状や状態に応じて適切に対処することが大切です。
ここでは、セルフまつ毛パーマで起こりやすい失敗と対処法をご紹介します。
まつ毛がロットからはがれてきた
施術中にまつ毛がロットから浮いてしまった場合は、薬剤が乾く前にグルーを少量塗り直し、専用スティックでロットに沿うように貼り付け直しましょう。
ロット自体がまぶたからはがれてしまった場合も、グルーを塗り直して再度固定してください。
毛先がチリチリになった
毛先がチリチリになった場合は、巻き上げの段階で毛先がねじれていたことや、薬剤を必要以上に長く放置したことなどが原因として考えられます。
また、1剤が毛先まで付着しているにもかかわらず、2剤が十分に塗布されなかった場合も、毛先にダメージが現れやすくなることがあります。
このようなケースでは、まつ毛美容液などで保湿を行い、ダメージを受けたまつ毛を保護することが大切です。
カールがかかりすぎた・弱すぎた
セルフまつ毛パーマでは、ロットのサイズや巻き付けるときの張りの強さ、パーマ液の放置時間によって、カールの強さが変わったり、左右差が生じたりすることがあります。
カールが強すぎる、または弱すぎる場合でも、まつ毛への負担を抑えるため、4〜6週間ほど空けて再施術を行うことがポイントです。
なお、カールがかかりやすくなる工夫として、2剤を数分で拭き取り、再度塗り直す(酸化の工程を補助する)方法が紹介される場合もあります。
パーマ液が目に入った
パーマ液が目に入った場合は、こすらずに流水で十分に洗い流しましょう。
洗い流したあとも痛みや充血、かすみ、異物感などの症状が続く場合は、速やかに眼科を受診してください。
また、コンタクトレンズを装着している場合は、できるだけ早く外してから洗い流すことが大切です。
まつ毛パーマを長持ちさせるための自宅ケア

まつ毛パーマの持ちをよくするには、施術後5〜6時間ほどはまつ毛を水でぬらさないことが大切です。
また、まつ毛美容液でまつ毛の保湿や補修を行い、乾燥を防ぐこともポイントとなります。
さらに、カールの崩れやまつ毛へのダメージを抑えるため、パーマ後はビューラーの使用も控えることが重要です。
メイクを時短したいならアイラインアートメイクもおすすめ
「定期的にサロンへ通うのが大変」「毎朝のアイメイクをもっと楽にしたい」という方には、アイラインアートメイクもおすすめです。
アイラインアートメイクは、まつ毛の生え際に色素を入れる施術で、自然に薄くなるまで(1〜3年ほど)は、すっぴんでも目元が引き締まって見えやすくなるとされています。
まつ毛パーマと組み合わせることで、アイメイクの時間をさらに短縮できます。
当院の症例

こちらは当院のアイラインアートメイクの症例です。
まつ毛の隙間を自然に埋めることで、アイラインを引いたかのような、華やかな印象の目元に近づきます。
また、まつ毛パーマと組み合わせることで、まつ毛のカールが引き立ち、より印象的な目元に見えやすくなります。
まとめ
セルフまつ毛パーマについて、ここまでの内容をまとめると、次のポイントが重要です。
- 専用のキットを使用すれば、自宅でもまつ毛パーマを行える
- 好きなタイミングで施術でき、サロンに比べて費用を抑えやすい
- ロットへの固定や薬剤の塗布、放置時間の管理には技術が必要
- 失敗した場合でも、短期間で再施術を行わない
- 施術後はまつ毛をぬらさず、美容液などでケアするとカールを維持しやすい
まつ毛パーマはセルフでも行えますが、まつ毛のちりつきや切れ毛、薬剤が目に入るなどのトラブルにつながるおそれがあります。
セルフで行う場合は、こうしたリスクを十分に理解したうえで、製品の説明書に従って慎重に施術することが重要です。
なお、仕上がりや安全面に不安がある場合は、無理にセルフで行わず、専門のサロンに任せることも大切とされています。
よくある質問
セルフまつ毛パーマを避けるべきなのはどんな人ですか?
目元に傷や炎症、ものもらいなどがある方や、目やお肌が敏感な方、パーマ液でアレルギー症状を起こしたことがある方は、セルフまつ毛パーマは控えましょう。
また妊娠中・授乳中の方は、基本的には施術できますが、お肌が敏感になりやすい期間のため、慎重に判断することが大切です。
セルフまつ毛パーマで失敗しやすい理由はなんですか?
サロンでは、美容師免許を持つアイリストが、目元の状態を確認しながら、薬剤の塗布量や放置時間、使用するロットなどを調整して施術を行っています。
しかしセルフではこうした見極めが難しいため、慣れないうちはイメージ通りに仕上がらなかったり、自まつ毛に負担をかけてしまったりするおそれがあります。
セルフまつ毛パーマはどれくらいの頻度で行えばいいですか?
まつ毛の状態にもよりますが、一般的には4〜6週間程度空けることが推奨されています。
カールが落ちてきたからといって短期間で繰り返し施術を行うと、まつ毛に負担がかかり、切れ毛や抜け毛につながる可能性があるため注意が必要です。
セルフまつ毛パーマは違法ですか?
セルフで自分自身にまつ毛パーマをかけることは、法律で禁止されていません。
一方日本では、他人に対してまつ毛パーマの施術を行う際に、美容師免許が必要とされています。
そのため、美容師免許を持たない方が他人に施術を行った場合は、法律違反になる可能性があります。