眉毛が薄いのはなぜ?原因・ボリュームアップ術を解説
「眉毛の薄さが気になる」「薄眉なのでメイクが難しい」「白髪が混ざってきた」などと感じたことはありませんか。
眉毛はその人の印象を決定づける重要なパーツです。
薄い眉毛を整えないでいると、顔全体がぼやけて見えたり、老けて見えたりすることがあります。
このページでは眉毛が薄い方に向けて、薄くなる原因とボリュームアップするための方法を解説します。自分にあった解消法で理想の眉毛を目指しましょう。
目次
眉毛が薄くなる5つの主な原因とは?
眉毛が薄くなる理由には、さまざまな要因が関わっています。
もともと薄い方もいれば、生活習慣や体調の変化によって徐々に薄くなる方も。
まずは、以下の5つの主な原因を押さえておきましょう。
これらの原因をしっかり理解することで、薄くなった理由に応じた適切なアプローチが見えてきます。それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
誤ったセルフケア
眉毛は、誤ったセルフケアをすることで毛穴や皮膚がダメージを受けて、生えてこなくなることがあります。
- 眉山を毛抜きで何本も抜いた
- 形を整えるために剃りすぎた
- 洗顔のときに強く擦って洗った など
自分でお手入れするときは、お肌への刺激にも注意して慎重に行いましょう。
遺伝的に眉毛が薄い
遺伝も眉毛が薄い原因の1つです。
親や祖父母の眉毛が薄いとその特徴を受け継ぐことがあります。
ただし家族と同じ生活を送っている場合は、生活習慣が関係していることもあるので注意して見極めましょう。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると、眉毛が薄くなる場合があります。
特に女性は、妊娠の準備のために分泌される「プロゲステロン」というホルモンの減少によって薄眉になることが多いです。
- ストレス
- 生理や妊娠
- 無理なダイエット
- 生活習慣の乱れ など
ホルモンバランスが乱れると、眉毛以外にもさまざまな健康上の問題が起きる可能性があるので気をつけましょう。
加齢
眉毛も髪と同じように、年齢を重ねるごとに変化します。
毛の密度がだんだんと減ったり、長さにばらつきがでてきたら、加齢で眉毛の成長サイクルが乱れているかもしれません。
白髪になることで輪郭がぼやけてしまうこともあります。
病気
病気や薬の影響で眉毛が薄くなるケースも少なくありません。
特に、体内のホルモンバランスや免疫系の問題が、眉毛の成長に悪影響を与えることがあります。
以下のような病気や薬が、眉毛を薄くしてしまう原因となることがあります。
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◾️膠原病
膠原病は、免疫系に異常が生じ、体内の健康な細胞や組織が攻撃される自己免疫疾患です。この病気が原因で、眉毛を含む体毛が薄くなることがあります。
◾️甲状腺疾患
甲状腺ホルモンは、毛の成長に大きく影響します。甲状腺機能が低下すると、眉毛が薄くなったり、抜けやすくなることがあります。
◾️円形脱毛症
円形脱毛症は、眉毛にも発症することがあります。ストレスや自己免疫異常が原因で、局所的に眉毛が抜けることが特徴です。
◾️抗がん剤の投与
抗がん剤治療の副作用として、髪の毛だけでなく眉毛も脱毛することがあります。治療終了後、再び眉毛が生えてくることが多いものの、完全に元通りにはならない場合もあります。
これらの病気や治療による影響で眉毛が薄くなった場合は、セルフケアでは改善が難しいこともあります。
自分でできるボリュームアップ術
ここでは薄い眉毛を改善するために自宅でできるボリュームアップ術を紹介します。
「手軽に自分で改善したい!」という方にオススメです。
眉メイクでカバーする
眉メイクは自分で描く技術が必要ですが、トレンドや気分に合わせて手軽にデザインを変えられるというメリットがあります。
薄眉の方は濃くなりやすいので、ふんわりなじむアイブロウパウダーがオススメです。
眉尻や気になる部分はペンシルで1本ずつ書き足して、自然な仕上がりを目指しましょう。
塗ってはがすだけで2〜3日色味が持続する眉毛ティントも効果的です。
ビタミンを摂取する
眉毛の成長を支える栄養素を摂取することで、ボリュームアップが期待できます。
食事で取り入れることが難しい場合は、サプリメントの活用もオススメです。
- ビタミンE(緑黄色野菜、ナッツ類など)
- ビタミンB群(牛乳、卵、レバーなど)
- ビタミンC(赤・黄ピーマン、柑橘系のフルーツなど)
とはいえ、これらの栄養素だけを集中して摂取しても効果は期待できません。
タンパク質や鉄分などのほかの栄養素とバランスよく取り入れることで健康的な眉毛を目指しましょう。
眉の血行促進
血行が促進されると眉毛の成長に必要な栄養素を届けることができるので、ボリュームアップにつながります。
バランスのとれた食事や適度な運動、入浴、眉周辺のマッサージなどが効果的です。
眉毛育毛剤
眉毛育毛剤は、眉毛美容液の保湿・コーティング効果に育毛効果をプラスしたアイテムです。
眉毛に継続して塗るだけで、ボリュームやハリコシを与えてくれます。
ドラックストアで購入できるので気軽に使用できますが、毛が生えていない部分に塗布しても効果がでないので注意しましょう。
いったん放置する
眉毛の薄さが気になったら、いったん放置して自然に生えてくるのを待つのも1つの手段です。
セルフケアで抜きすぎたり剃りすぎたりすると、長さや密度がまばらになり薄眉になってしまいます。
どうしても気になる部分は、毛の向きにそってやさしく抜くようにしましょう。
サロンやクリニックで薄眉を改善
眉毛が薄いと感じたら、サロンやクリニックを利用するのもオススメです。
「眉毛がないから対応してもらえるか心配」という方も受けられる施術を2つ紹介します。
まずはそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
眉毛エクステをつける
眉毛エクステは、人工の眉毛を専用接着剤でお肌や眉毛にくっつける手法です。
自分の眉毛が生えていない部分にも立体的にデザインすることができるので、自然にボリュームアップができます。
ただし持続期間は2週間前後とやや短めなので、サロンなどでの定期的なケアが必要です。
オイルフリーの洗顔を使用するなど、アフターケアを丁寧にすることで持ちがよくなります。
眉毛アートメイクもオススメ!
眉毛アートメイクは色素のついた針で皮膚のごく浅い層に眉毛を描く手法です。
眉毛が全く生えていない方も施術可能で、理想の眉毛を1〜3年間キープできます。
アートメイクは医療行為なので、クリニックや医療機関以外で受けることはできません。
資格の有無や症例数などを比較して、信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。
眉アートメイクのメリットとデメリット
眉毛アートメイクは、長期間ボリュームのある眉毛をキープできる画期的な施術です。しかし、メリットだけではなくデメリットもあります。事前にどちらも知った上で、自分に最適な方法を見つけましょう。
メリット
- メイクが時短できる
- 汗や水で落ちない
- スッピンでも消えない
- 眉毛が全くない・短い方でも施術可
- 1〜3年でデザインを変えられる
- 病気で抜けた眉毛を再現できる
メイク要らずで24時間美しい眉毛を保てるのはアートメイクの大きな魅力です。
また眉毛のトレンドは年代ごとに変化を続けているので、数年で消えてデザインを変えられるのはある意味メリットかもしれません。
デメリット
- ダウンタイムが1週間程度
- すぐには消せない
- 施術が複数回になることがある
- 施術後に肌トラブルの可能性も
肌タイプやお肌の状態によって施術回数や色素の保持力に差が出ることがあります。
トラブルを回避するためにも、カウンセリングのときに肌悩みや不安な点をしっかりと相談して、自分にあった種類の施術を提案してもらいましょう。
薄い眉毛のボリュームアップ術まとめ
これまでの内容をまとめると以下のポイントが大切です。
- 薄眉の原因は誤ったセルフケア、遺伝、ホルモンバランスの乱れ、加齢、病気など
- 薄眉をカバーするなら眉メイクや眉エクステ、アートメイク
- 眉毛を育てるなら眉毛育毛剤や栄養素の摂取、生活習慣の改善が効果的
- 自分で整えるときは剃りすぎ・抜きすぎに注意する
- 健康な眉づくりにはビタミンの摂取がオススメ
- アートメイクは皮膚に眉毛を描く施術で、1〜3年間持続する
眉毛をボリュームアップする方法はさまざまあり、セルフケアで気軽にはじめることもできます。今まで「眉毛が薄い」「生えてこない」と悩んでいた方も、この機会に健康的で自然な密度の眉毛を目指してみましょう。
よくある質問
薄眉ですがカットしても大丈夫ですか
薄眉の方でも眉の輪郭からはみ出した毛は躊躇せずにカットしてください。まばらな毛を整えることで引き締まった印象に変わります。足りない部分をメイクで描き足すときは、濃くなりにくいパウダーやペンシルを使いましょう。
アートメイクはどんな人にオススメですか
長期的に美しい眉毛をキープしたい方や、日常的に汗をかく方、メイク時間を短縮したい方などにオススメです。
アートメイクの予算はどれくらいですか
施術の種類によって異なりますが、13万円前後(2回1セット)のイメージです。また、数年たって色が薄くなると5万円前後のリタッチが必要になることも頭に入れておきましょう。