眉毛の間引きとは|やり方やメリット、失敗しないためのコツを解説

眉毛の間引きとは、眉全体のバランスを整えるために不要な毛を抜くケアのことです。
ヘアカットで髪をすくのと同じように、眉毛も毛量を調節することで顔の印象を大きく変えることができます。
しかし、正しいやり方で行わないと思わぬトラブルが発生することも。
このページでは間引きのメリット・デメリットややり方、失敗しないためのコツなどを解説していきます。
目次
眉毛の間引きとは
眉毛の間引きとは中心部に生えている太い毛などを抜いて、眉全体のバランスを整えるケアのことです。
不要な毛を抜くことで、濃い部分やムラを解消できます。
基本的には抜く方法が中心ですが、はさみで毛をカットすることを間引きと呼ぶ場合もあります。
間引きは美しい眉毛をつくるのに効果的な方法ですが、いくつかのデメリットも存在します。
どんなメリット・デメリットがあるのか確認していきましょう。
間引くメリット
- スッキリ・ふんわりした印象に
- 仕上がりがナチュラル
- 眉マスカラのノリがよくなる
- カットするよりも効果が持続する
眉毛を抜く方法では毛を剃り落とさないので、伸びているままの自然な仕上がりになります。
また間引きすることで毛の重なりが解消されるので、眉マスカラをきれいに塗ることができます。
デメリット
- 痛みを伴う
- 肌トラブル
- やりすぎるとすき間ができる
- 毛が生えてこなくなる
間引きは基本的に太い毛を抜くので、細い毛よりも痛みを感じます。
さらに抜いた際の刺激でお肌が傷ついて炎症を起こす可能性も。
また同じ場所を何度も抜くと、毛根が傷んで毛が生えてこなくなることもあります。
現在はちょうどいい毛量でも、老化して眉毛が自然と薄くなってきた時にすき間が目立ってしまうので、抜きすぎには注意しましょう。
眉毛の間引きができる場所
眉毛の間引きはセルフでできますが、眉毛サロンで施術してもらうこともできます。
自分に最適な方法を見つけるために、それぞれどんなメリットや特徴があるのか確認していきましょう。
セルフで間引く
眉毛の間引きは、毛抜きやスクリューブラシなどの身近なアイテムだけでできます。
どちらも100円ショップで購入できるので費用を抑えられますが、初めての場合はどの毛を抜けばバランスを整えられるのか見極めるのが難しいです。
毛抜きの選び方についてはこのページの後半でくわしく解説しています。
眉毛サロン
眉毛サロンを利用すれば、濃い部分や生えムラのある箇所を均一に美しく間引いてもらえます。
基本的に眉毛サロンは眉毛の形や毛の長さを整える場所なので、ワックス脱毛やカット後の微調整として行われるケースが多いです。
眉毛をきれいに保つためには定期的に通い続ける必要があるので、費用や通う手間がかかるということも覚えておきましょう。
間引きのやり方
ここでは「自分で眉毛を間引きたい」という方に向けて、セルフでの整え方を解説します。
眉毛は次の4ステップで間引くことができます。
- お肌を温める
- 濃い部分を確認
- 毛抜きで抜く
- 毛流れを整える
毛抜き・スクリューブラシ・タオルを用意したら、いよいよお手入れ開始です。
お肌を温める
眉毛を抜く前に、まずはお肌を温めます。
お肌を温めると毛穴が開くので、毛を抜くときの肌ダメージや痛みを軽減できます。
お肌を温めるには、ホットタオルが便利です。
ホットタオルは濡れたタオルをラップにつつんで、500Wの電子レンジで30秒〜1分チンするだけで作れます。
からだが温まっているお風呂上がりに間引くのもおすすめです。
濃い部分を確認
スクリューブラシで毛流れを整えて毛を元の位置に戻します。
この時に密集して生えている濃い部分を探して、なるべく太い毛に狙いを定めてください。
それではいよいよ毛を抜く作業に移ります。
毛抜きで抜く
毛の先端を1本掴んだら、上下左右に動かして周りの毛の状態を確認します。
すき間がなければ根元を掴んで毛流れに沿って抜いてください。
この作業を繰り返してバランスを整えていきます。
毛流れを整える
気になる部分をある程度抜いたら、スクリューブラシで再び毛流れを整えます。
毛流れから大きくはみ出している毛があれば、必要に応じて毛抜きで抜きましょう。
眉全体をチェックして、濃い部分やムラがなくなっていれば完成です。
失敗しないためのコツ
眉毛の間引きは次の3つのコツを押さえることで、より美しく仕上がります。
- ブラシで毛を持ち上げる
- 皮膚を軽く引っ張る
- 毛抜きは機能性で選ぶ
失敗を防ぐためにも、1つずつ内容を確認していきましょう。
ブラシで毛を持ち上げる
抜きたい毛が掴みづらい時は、スクリューブラシで根元から毛を持ち上げることがポイントです。
これにより毛の重なりが解消されるので、1本ずつ掴みやすくなります。
毛1本を掴むのが難しい時は2〜3本をまとめて抜きたくなりますが、お肌に大きなダメージを与えてしまうのでNGです。
時間はかかりますが、面倒くさがらずに1本ずつ抜きましょう。
皮膚を軽く引っ張る
毛を抜く時は、毛抜きを持っていない方の手で皮膚を軽く引っ張るようにしてください。
これにより間引きの際の痛みやお肌への刺激を軽減できます。
軽く引っ張っても毛が抜けない時は根元周辺を指で押さえると抜きやすくなります。
毛抜きは機能性で選ぶ
お肌や毛の負担を軽減するためには、機能性を考慮して毛抜きを選ぶことが大切です。
毛抜きは安いものだと100円くらいで購入できますが、なかにはしっかり掴めずに途中で毛が切れてしまうものもあります。
毛が切れると埋没毛になり、黒く目立ったり炎症を起こしたりする可能性もあるので注意が必要です。
- 刃先の形状
- 付け根部分
- 閉じた時のすき間
刃先はピンポイントに毛を抜ける先斜めタイプがおすすめです。
また付け根の部分はU字型よりもV字型のものの方がガッチリと掴んで抜ける製品が多いです。
可能であれば、購入前にピッタリとすき間なく刃が閉じるかも確認してみましょう。
間引く頻度
眉毛の間引きは3週間〜1か月に1回を目安に行うようにしましょう。
眉毛サロンで整えてもらう場合も同じです。
眉毛を頻繁に抜くと、抜いた跡がブツブツしたり埋没毛になったりする可能性があります。
気になる毛が生えてきてもすぐには抜かず、ある程度伸びるまで放置することが大切です。
眉毛の間引きがおすすめな方
ここまでに内容をふまえて、眉毛の間引きがおすすめな方をご紹介します。
- 眉毛が濃い方
- 濃い部分がある方
- メイクしやすい眉にしたい方
- 垢抜けた印象にしたい方
眉毛を間引きすると毛が薄くなりメイクのノリもよくなるので、垢抜けた印象に変わります。
女性だけでなく、男性で濃い眉毛に悩んでいる方にもおすすめです。
しない方がいい方
眉毛の間引きはさまざまなメリットがありますが、眉毛の状態などによっては間引きしない方がいい方もいます。
- 眉毛の毛量が少ない方
- 毛が細めな方
- お肌が弱い方
眉毛が薄い方は濃さにムラがあってもすき間が目立ちやすいので、間引きは避けた方がよいでしょう。
薄眉でムラが気になる方は、皮膚のごく浅い層に色素を注入して眉毛を描くアートメイクがおすすめです。
色素が定着すれば1〜3年間で自然に薄まるまで、すっぴんでも消えない美しい眉毛を維持することができます。
まとめ
眉毛の間引きに関して、ここまでの内容をまとめると以下のポイントが大切です。
- 眉毛の間引きとは濃い部分の毛を抜いてバランスを整えるケアのこと
- 間引きをすると垢抜けた印象のふんわり眉になる
- 毛を抜きすぎると毛根やお肌に大きな負担がかかる
- 毛抜きは細かい部分もしっかりと掴めるものを選ぶ
- 薄眉でムラがある方はアートメイクがおすすめ
眉毛は顔の印象に深く関わるパーツなので、何本か間引きするだけでも雰囲気がガラッと変わります。
眉毛が濃くて悩んでいる方やムラが気になる方は、この機会にぜひ試してみてください。
よくある質問
間引きをしてはいけない部分はありますか?
眉上、眉尻、まぶた周辺の毛は間引きしない方がよいです。
眉上や眉尻は眉毛を形作る重要な部分なので、生えてこなくなると不自然な形の眉毛になってしまいます。
またまぶた周辺は皮膚が特に薄いので、引っ張ることでたるんでしまう可能性があります。
間引きで肌トラブルを防ぐにはどうすればいいですか?
毛穴を開かせてから1本ずつ毛流れに沿って抜くことで、肌トラブルを軽減できます。
間引きを行った後にお肌を冷やして毛穴を閉じ、しっかりと保湿することも大切です。
間引きで失敗したときの対処法はありますか?
間引きで失敗したら無理に自己処理をせず、新しい毛が生えてくるまでいったん放置するようにしましょう。
毛がない部分はアイブロウパウダーなどでカバーするのがおすすめです。