落ちないリップメイク完全ガイド|選び方や基本の塗り方、応用テクまで徹底解説

飲食や会話、マスクの着脱など、日常のさまざまな場面で「気づいたらリップが落ちている」という経験がある方は少なくありません。落ちないリップメイクを目指すには、アイテム選びだけでなく、唇の状態や塗り方といった複数のポイントを意識することが大切です。
この記事では、リップの持続力に関わるポイントを整理しながら、商品の選び方やメイクテクニックを解説します。
目次
落ちないリップの選び方|持続力を左右する主な要素

落ちないリップメイクを目指すうえでは、リップそのものの特徴を理解しておくことが重要です。色持ちは単一の要素で決まるものではなく、着色の仕組みや質感、処方設計などが複合的に関係しています。
ここでは、持続力に影響しやすいポイントを3つ紹介します。
- 使われている着色料
- 油分や水分のバランス
- 成分設計や製造技術
使われている着色料
リップの色持ちには、配合されている着色料の種類が大きく関係しています。
着色料は主に「染料」と「顔料」に分けられ、色の残り方や落ち方に違いが出やすいとされています。
| 着色料の種類 | 性質 | 色の残り方 |
|---|---|---|
| 染料 | 油や水に溶ける | 成分が唇に浸透するため、色が残りやすい |
| 顔料 | 油や水に溶けず、粒子として存在する | 唇の表面に乗るため、拭き取りやすく色移りもしやすい |
一般的に、ティントリップと呼ばれる製品に使われている“染料”の方が唇になじみやすく、色が長時間残りやすいのが特徴です。
ただし“顔料”であっても、油分・水分のバランスやメーカー独自の製造技術により、長時間色持ちすることもあります。
油分や水分のバランス
リップに含まれる油分や水分のバランスも、持続力に関わる要素の一つです。油分や水分が多いとツヤや光沢が出やすい一方で、色移りしやすいと言われています。
落ちないことを重視するのであれば、マットリップなどのさらりとした質感のアイテムを選ぶとよいでしょう。
成分設計や製造技術
成分設計や製造技術によってもリップの色持ちは異なります。
落ちにくいリップで代表的なのが、唇に塗布した後、水分の蒸発にともなって薄い膜を形成し、密着しやすくする処方です。
また揮発性成分と膜形成成分を組み合わせることで、塗布時はなめらかに広がり、その後は密着感が高まるよう設計されているケースもあります。
落ちないリップを見つけたい方は、こうした工夫がされている製品を探してみるのもおすすめです。
落ちないリップメイクの土台づくり|事前のケア

落ちないリップメイクをするうえで、唇の状態を整えておくことは不可欠です。
乾燥や角質の乱れがあると、リップが密着しにくくなり、ヨレや色落ちにつながることがあります。
ここからは、乾燥や角質の事前ケアについて詳しく説明します。
乾燥ケア|リップパックのやり方
リップパックは、唇にうるおいを与え、やわらかく整える目的で行います。
事前に取り入れることで、この後に塗るリップや口紅がなじみやすくなります。
- 唇の汚れを軽く拭き取り、清潔な状態にする
- リップクリームまたはワセリンを唇にたっぷり塗る
- 唇全体を覆うようにラップをのせる
- 5〜10分ほど置いてうるおいを浸透させる
- ラップを外し、余分な油分をやさしくなじませる
角質ケア|リップスクラブの使い方
唇のざらつきや皮むけが気になる場合は、角質ケアを行うことで表面をなめらかに整えやすくなります。
- 唇をぬるま湯でやわらかくする
- 適量のスクラブを取り、やさしくなじませる
- ぬるま湯で洗い流して水分をふき取る
- リップクリームで保湿する
ただし唇がひどく荒れているときには、かえって負担になってしまうことがあるため注意が必要です。
リップスクラブの使い方や注意点、商品の選び方について詳しく知りたい方はリップスクラブの使い方とは?効果・種類・注意点まで徹底解説も併せてご確認ください。
落ちないリップメイク方法|基本ステップ
落ちないリップメイクでは、ひと手間加えることを意識するのがポイントです。
ここでは基本となる落ちないリップメイクの方法を、4ステップで解説します。
Step1:油分のふき取り
リップを塗る前に、唇に残った油分や余分な保湿成分をティッシュで軽く押さえて取り除きます。油分が多い状態ではリップが滑りやすく、密着しにくくなるため、あらかじめ表面を整えておくことが大切です。
Step2:全体に薄く塗る
リップは一度で濃く塗らず、唇全体に均一に薄く広げます。
薄塗りにすることでムラやヨレが起こりにくくなり、きれいな仕上がりになります。
Step3:ティッシュオフ
塗布後、ティッシュで軽く押さえて余分なリップを取り除きます。
浮いているリップをオフすることで、次のステップの際の密着力が高まります。
Step4:重ね塗り
色味や仕上がりを確認しながら、必要に応じてStep2からStep4までの工程を繰り返し行いましょう。
ティッシュオフしながら重ね塗りすることで発色を調整でき、持続力もアップします。
さらにリップを落ちにくくするメイクテク

基本ステップに加えて目的に応じた工夫を取り入れることで、より落ちにくいリップメイクに仕上がります。
ここでは、日常的に取り入れられるテクニックを4つ紹介します。
事前ケアにリッププライマーを使う
リッププライマーは、唇表面をなめらかに整える目的で使われる専用下地です。リップを塗る前に薄くなじませておくことで、色が均一にのりやすくなり、密着力アップが期待できます。
保湿や縦ジワをカバーする効果もあるため、ワンランク上のリップメイクをしたい方はぜひ取り入れてみてください。
リップや口紅を塗る前にリップライナーを仕込む
リップライナーは唇の輪郭をはっきりさせる目的で使われるのが一般的ですが、全体に軽く仕込んでおくことで、リップが落ちにくくなる効果が期待できます。
リップ本来の色を活かせるように、やさしいタッチでうっすらと仕込んでおくのがポイントです。
手持ちのリップライナーの色味が強い場合は、仕込み用として粘膜カラーのものを買い足してもよいでしょう。
パウダーを重ねてさらっと仕上げる
リップを塗ったあとに上から薄くパウダーを重ねることで、表面の油分を抑え、色移りを防ぎやすくなります。
重ねすぎると乾燥や縦ジワが目立ちやすくなるため、指や筆で少量の粉を取り、やさしくポンポンと乗せるのがポイントです。
付け過ぎが心配な方は、1枚に剥がしたティッシュを唇の上に乗せ、その上からパフではたくように重ねてみてください。
グロスの変わりにリップコートでツヤを出す
ツヤ感を出したい場合は、グロスの代わりにリップコートを使うと、色持ちをキープしやすくなります。リップコートは表面に膜をつくることで色味を保ち、ツヤとキープ力を両立できるアイテムです。
仕上げとして薄く重ねることで、ベタつきを抑えながらツヤを足すことができ、落ちにくいリップメイクに仕上がります。
落ちないリップメイクで注意したいポイント
落ちないリップと言われる商品は、色味の持続力を高めるために、刺激が強く乾燥や荒れを招く可能性がある成分を含んでいることがあります。そのため、色持ちだけを重視しすぎると、唇のコンディションが不安定になる場合があります。
落ちにくさも重要なポイントではありますが、唇の状態に合わせて使用する商品や頻度を調整する視点も大切です。
リップアートメイクなら飲食しても色落ちしない
「落ちにくいリップだと唇が荒れる」「どんなに工夫して塗っても落ちてしまう」という場合には、リップアートメイクという選択肢もあります。リップアートメイクとは、専用の針を用いて色素を唇の浅い層に入れ、唇に色味を定着させる施術のことです。
メイクと異なり1~3年ほど発色が持続するため、飲食をしても色落ちしないのが魅力です。
リップアートメイクについての詳細を知りたい方はリップアートメイクとはをご確認ください。
当院の症例写真
症例写真では、色味やデザインの違い、唇全体の印象を確認していただけます。
仕上がりのイメージを具体的に持ちたい方は、参考としてご覧ください。


まとめ
ここまでの内容を振り返り、大切なポイントを以下にまとめました。
- 落ちないリップメイクは、アイテム選びだけでなく、唇の状態や下準備が仕上がりを左右する
- 着色料や油分・水分のバランスなど、落ちにくいリップの特徴を理解することがアイテム選びのポイント
- 事前の保湿や角質ケアで唇の土台を整えると、リップが密着しやすくなる
- 薄塗り・ティッシュオフ・重ね塗りなど、基本ステップを丁寧に行うことが重要
落ちないリップメイクはアイテムに頼るだけではなく、唇の状態を整え、基本の工程を丁寧に重ねることが大切です。
唇のコンディションを見ながら工夫を取り入れ、自分に合ったリップメイクを楽しみましょう。
よくある質問
落ちないリップは本当に飲食しても落ちませんか?
一般に「落ちないリップ」と呼ばれるものでも、飲食による摩擦や油分の影響で多少色が変化することはあります。完全に色が落ちないというより、落ちにくい傾向があると捉えるのが現実的です。
落ちないリップは乾燥しやすいですか?
密着力の高い商品は油分の配合量が少なく、保湿力が低いケースが多いため、唇の乾燥が気になるという方もいます。
落ちないリップといわれる商品を使う際は、事前の保湿を念入りに行うのがポイントです。
手持ちの口紅やリップでも落ちにくくすることはできますか?
手持ちのリップでも塗り方や下準備を工夫することで、色持ちしやすくなる場合があります。
余分な油分を落とし、ティッシュオフや重ね塗りをするなど、メイクステップにひと手間を加えてみてください。