眉毛脱色はしないほうがいい?|5つのデメリットや脱色NGな方をご紹介
眉毛脱色とは、毛の色素を分解して明るい色に変える方法のことです。
セルフや眉毛サロン、美容院などで気軽にできますが、お肌に負担をかける施術なので「眉毛脱色はしないほうがいいのでは?」とお悩みの方も多いと思います。
このページでは脱色後に後悔しないように、デメリットや脱色NGな方などをご紹介していきます。
目次
眉毛脱色の5つのデメリット
眉毛を脱色すると垢抜けた印象を与えられますが、次の5つのようなデメリットもあります。
- 肌トラブル
- 毛が傷む
- イメージ通りの色にならない
- 失敗してもすぐには変えられない
- 定期的なメンテナンスが必要
これらのデメリットを事前に知っておくことで、脱色後の思わぬトラブルを避けることができます。
それぞれどんな内容かくわしく見ていきましょう。
肌トラブル
脱色剤に含まれている成分が原因で、赤みや痒みなどの肌トラブルを引き起こすことがあります。
また脱色剤の1剤と2剤を混ぜ合わせずに使ったり、塗ったまま放置したりすることで、お肌がただれるケースも見られます。
これらの症状がない場合でもお肌は刺激を受けているので注意が必要です。
毛が傷む
毛髪はメデュラ、コルテックス、キューティクルの3層でできています。
脱色剤はコルテックスの中にあるメラニン色素を分解することで毛を明るい色に変えます。
この時に外側のキューティクルまで剥がれてしまうので毛が傷んだりパサついたりします。
イメージ通りの色にならない
個人差はありますが、セルフで脱色する場合はイメージ通りの色にならないことがあります。
色がうまく抜けない、明るくなりすぎた、色ムラになったなどのケースが多いです。
失敗してもすぐには変えられない
失敗したからといって無理に脱色し直すと、お肌に大きなダメージを与えてしまいます。
新しい毛が伸びてくる1か月後まではメイクなどでカバーするようにしましょう。
定期的なメンテナンスが必要
髪と同じように、眉毛も根元から次々と新しい毛が生えてきます。
明るい色をきれいに保ちたい方は、3週間〜1か月目安でリタッチする必要があります。
脱色する手間だけでなく、継続的な費用が発生することも覚えておきましょう。
眉毛脱色をしないほうがいい方
ここまで紹介した通り、眉毛の脱色にはさまざまなデメリットがあります。
そこで具体的にどんな方が眉毛脱色をしないほうがいいのか解説します。
お肌が弱い方
お肌が弱い方は脱色剤の刺激によって肌トラブルを引き起こす可能性があります。
眉毛を明るくしたい場合はメイクでトーンアップするなど、ほかの方法を検討してみましょう。
眉毛が薄い方
薄眉の方が脱色すると眉が目立たなくなり、無表情・老けた印象になってしまうことがあります。
また毛が少ない分、脱色剤がお肌に触れる面積が増えるので肌トラブルにも注意が必要です。
妊娠中や生理前後、病中の方
妊娠中や生理の前後、そのほか病気を患っているときは、お肌がデリケートな状態になっています。
脱色剤はお肌に大きな負担をかけるので、肌トラブルを避けるためには使用を控えたほうがよいでしょう。
リタッチがめんどくさい方
眉毛を明るい色に保つには、リタッチを続ける必要があります。
そのため毎月脱色するのがめんどくさい方にはおすすめできません。
脱色のやり方やリタッチの注意点は
眉毛の脱色はどこでやる?眉毛サロンの選び方やセルフのやり方を解説
で紹介しているのでぜひご確認ください。
眉毛脱色の注意点
ここでは眉毛を脱色する方に向けて、事前に知っておきたい注意点を解説します。
眉毛脱色を安全に行うために、次のポイントを抑えておきましょう。
- 脱色前は眉毛を剃らない
- パッチテストを行う
- 脱色剤が目に入らないようにする
脱色前は眉毛を剃らない
眉毛を短く剃ってしまうと脱色剤が乗りにくくなるのでうまく脱色できません。
また新しく生えてきた短い毛と混ざってしまうので、すぐにもとの色の眉に戻ってしまいます。
パッチテストを行う
パッチテストでは、脱色剤でアレルギー反応が出るかどうかを事前に確かめることができます。
赤みや肌荒れなどの肌トラブルを避けるために、脱色する数日前に必ず行いましょう。
赤みや痛み、違和感などを感じたら眉毛への使用を控えてください。
脱色剤が目に入らないようにする
脱色剤が目に入ると最悪の場合、失明してしまう可能性があります。
脱色剤がゆるい場合は塗布した後にコットンで覆って、目に垂れてくるのを防ぎましょう。
失敗した時の対処法
眉毛の脱色は肌トラブルや色の抜きすぎなどの失敗が予想されます。
特に肌トラブルの場合は、放置せずに適切な判断・対処をすることが大切です。
そこでいざという時のために、失敗した時の対処法も事前に確認しておきましょう。
軟膏を塗る
お肌に赤みが出たら、軟膏などの皮膚用薬を塗ることで炎症を抑えられます。
誤った薬の使用で肌トラブルが悪化しないように、ドラックストアの薬剤師に症状を相談してから購入するようにしましょう。
病院に行く
痛みや炎症がひどい場合や数日経っても治らない場合は、皮膚科で医師に相談してみましょう。
医師の適切な判断のもと、自分に合った薬を受け取ることができます。
眉マスカラ
眉毛の色を抜き過ぎたり、色ムラになったりした場合は、眉マスカラでカバーしましょう。
眉マスカラは眉毛そのものに色味をつけるので、地肌に描くペンシルよりも自然に仕上がります。
眉ティント
眉毛の色を抜き過ぎて眉の存在感がなくなった時は、眉ティントでカバーするのがおすすめです。
眉ティントは角質層に色素を定着させることで、理想の形の眉毛をつくるアイテムです。
水や汗に強く、1週間程度は色味をキープできます。
まとめ
ここまでの内容を振り返ってまとめると、次のポイントが大切です。
- 眉毛脱色は赤みやただれなどの肌トラブルのリスクがある
- 脱色するとキューティクルが剥がれて毛が傷む
- 薄眉の方やお肌が弱い方、お肌がデリケートな状態の方は脱色NG
- 脱色前はパッチテストを行い、毛は伸ばしておく
- 赤みなどが出たら軟膏でケアするか医師に相談する
眉毛脱色はさまざまなデメリットがありますが「しないほうがいい」というわけではありません。
デメリットを考慮しながらタイミングや方法に気をつけることで、眉毛脱色のメリットを生かしていきましょう。
よくある質問
眉毛脱色で眉毛が傷んだ時はどうすればいいですか?
眉毛が傷んでいる時は眉毛美容液がおすすめです。
眉毛美容液を使用することで、ハリコシのある健康的な眉毛に近づけます。
リタッチの間隔をしっかり空けることも大切です。
眉毛アートメイクの施術前は脱色しないほうがいいですか?
眉毛アートメイク前も脱色OKです。
脱色することでアートメイクと自眉のなじみがよくなります。
ただし施術の1〜2週間前に脱色してください。
脱色剤はどこで買えますか?
ドラックストアや大型量販店、Amazonなどで購入できます。
眉毛専用のものは少ないので、通常のブリーチ剤を眉毛に使うケースが多いです。