眉毛の全剃りは危険?生えるまでの対処法とカバー方法のコツ

眉毛の全剃りは危険?生えるまでの対処法とカバー方法のコツ

眉毛を全剃りしてしまうと自由に理想の形を描ける一方、剃り跡や青みが目立つなど不自然な印象を与えてしまうリスクがあります。さらに、元の状態に眉毛が生えるまでには時間がかかるため、思わぬ悩みにつながることも少なくありません。
この記事では眉毛を全剃りするメリットとデメリットを整理しつつ、全剃りを避けるための整え方やポイントを紹介します。生えるまでの対処法やカバー方法のコツも解説しているので、眉毛の扱いに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

眉毛の全剃りは危険?

悲しんでいる女性

眉毛は顔の印象を大きく左右するパーツです。すべて剃ってしまうと表情がわかりにくくなり、男女問わず「不自然で怖い」といった印象を与えてしまうことがあります。
また剃り跡の青みや肌の質感が強調され、清潔感が損なわれてしまうこともあります。見た目だけでなく周囲からの印象にも大きく影響するため、安易に全剃りしてしまうのは注意が必要です。

眉毛を全剃りする人の理由|メリット

眉毛を全剃りするのはあり?|メリット

眉毛を全剃りするのはリスクがあるとわかっていても、次のような理由からすべて剃ることを選択する人もいます。

【眉毛を全剃りする主な理由】

・自由に好きな形を描けるようにしたい
・日々の自己処理を減らして楽になりたい
・自眉の形にコンプレックスがある

こうした理由に加えて自己処理に失敗して整え方に悩み、思い切って全剃りを選んでしまうケースもあります。とくに「好きな形に描きやすい」「自己処理の手間が減る」という点は、全剃りを選ぶ人の代表的な理由です。

好きな形の眉毛が描ける

眉毛が生えていると自眉の形に左右されやすく、理想の形に整えるのが難しい場合があります。
そのような場合は全剃りをすることで自眉に縛られず自由に描けるようになり、その日の気分やファッションに合わせてメイクを楽しめるメリットがあります。

眉毛の自己処理が楽になる

眉毛は定期的に生え変わるため、整えるには継続的なお手入れが必要です。
全剃りをすれば眉毛が生えているときのように頻繁に整える必要がなくなります。そのため、自己処理の手間を省ける点をメリットと感じる人もいます。

眉毛の全剃りをしない方がいい理由|デメリット

眉毛の全剃りはやめたほうがいい?|デメリット

見た目を自由にコントロールできる一方で、眉毛の全剃りにはいくつかのデメリットがあります。

【眉毛を全剃りする主なデメリット】 

    ・剃り跡や毛穴の影が目立ちやすい 
    ・メイクが落ちやすく、不自然になりやすい 
    ・元の状態に戻るまで時間がかかる  

これらのデメリットは日常生活に直結しやすく、見た目や扱いやすさに影響します。後悔しないためにも事前に理解しておくことが大切です。

剃り跡や青みが目立ちやすい

眉毛を全剃りすると地肌に毛穴の影が透け、近距離では青みやザラつきが目立ってしまう場合があります。
剃り跡だけではなく生えかけの眉毛も悪目立ちしてしまうこともあり、整うまでの過程で不自然な印象になりがちです。
眉毛の剃り跡が気になる方は眉毛の剃り跡が青い方必見|5つのカバー術とシェービングのコツで詳細をご確認ください。

メイクが落ちやすく不自然に見える

全剃りをすると眉毛の上ではなく地肌に直接メイクをするため、汗や皮脂、マスクや前髪のこすれでアイブロウが落ちやすくなります。
とくに時間が経つと眉尻だけ消えてしまうなど、表情の違和感につながるケースも多いです。

元の状態に戻るまで時間がかかる

全剃りしてしまった眉毛は生え揃うまでに時間がかかります。
発毛のスピードには個人差があり、すぐに元に戻すことはできません。そのため、普段から整え方に工夫を取り入れることが後悔を防ぐポイントになります。

全剃りを避けるための眉毛の整え方

眉毛を整えるときにやりすぎてしまうと形が崩れてしまったり、全剃りにつながるリスクがあります。普段から正しい方法を意識して処理をすることで、失敗を防ぐことができます。
眉毛を剃るときは少しずつ整えることが大切です。基本的な剃り方の手順や部位ごとの整え方のコツを見ていきましょう。

眉毛の剃り方|基本手順

眉毛を剃る前は、なりたい眉毛の形を具体的に決めておくことが重要です。あらかじめ理想のラインを描いておくことで、剃りすぎや形崩れを防ぐことができます。

【基本手順】

  1. 眉毛の毛流れをコームで整える 
  2. アイブロウペンシルで理想の形を描く
  3. 描いたラインからはみ出した毛を剃る

眉毛コームを使いながら整えると長さや量にばらつきが出にくく、自然な印象に仕上がります。また「自分に似合う眉毛の形が分からない」という方は、眉毛の黄金比を参考に整えるのがおすすめです。

【眉毛の黄金比】

眉毛の黄金比

  • 眉頭は小鼻からの延長線上の位置
  • 眉山は黒目外側から目尻までの間の位置
  • 目尻は小鼻から目尻延長線上の位置

眉毛全体のバランスは、眉頭から眉山までの長さと眉山から眉尻までの長さが2:1になるのが理想です。
眉毛の形について詳しく知りたい方は
あなたの眉毛はどの形?種類や名称、与える印象を解説
でぜひご確認ください。

剃り方のコツ|部位別

眉毛の剃り方のコツを部位ごとに確認していきましょう。失敗やケガを防ぐためには、丁寧に少しずつ進めていくことが大切です。

【眉毛の剃り方のコツ】

  • 眉頭
    左右の高さと角度がそろうよう意識し、コームを下から当てて少しずつ整える
  • 眉上
    剃りすぎると不自然になりやすいため、表情を動かす眉丘筋のラインは残す
  • 眉下
    シェーバーを使うときはこめかみを軽く引っ張り、肌をフラットにして処理する

自分の骨格や筋肉の動きに合わせて余分な部分だけを整える意識を持つと、自然で美しい眉に仕上がります。

全剃りした眉毛は生えるまでどのぐらいかかる?

眉毛には毛周期があり、成長のタイミングが1本ずつ異なります。また、生えるまでには個人差も生じます。
全剃りした眉毛はおよそ4〜8週間で見た目に変化があり、完全に元に戻るには2〜3ヶ月ほどかかるのが一般的です。早い場合でも1ヶ月以上はかかることが多く、毛抜きなどで毛根に負担をかけている場合は眉毛がなかなか生えてこないケースもあります。
眉毛を早く伸ばす方法について知りたい方は
眉毛を生やす方法はある?|早く伸ばすためのケア方法・対処法を解説で詳細をご確認ください。

 

全剃りした眉毛が生えるまでの対処法

全剃りした眉毛が生えるまでの対処法

眉毛を全剃りしてしまうと、すぐに元の状態に戻すことはできません。
生えるまでの間に見た目が気になる場合は、隠したりカバーする工夫が役立ちます。

【こんな人におすすめ】

  • 眉毛の自己処理に失敗して全剃りしてしまった
  • すぐに生えると思っていた眉毛が全然生えてこない
  • 全剃りしたけどメイクで上手く隠せず後悔している

対処法には自分で対処する工夫からサロンやクリニックでの専門施術まで選択肢があります。自分の状況に合わせて取り入れ、生えるまでの眉毛を自然にカバーしましょう。

自分で対処する方法|セルフカバー

眉毛を全剃りしてしまったときは前髪や帽子で隠したり、メイクや眉ティントで自然に見せる方法があります。工夫を取り入れることで、生えるまでの違和感を軽減できます。

前髪や帽子などで隠す

全剃りした部分を前髪や帽子などで隠して対処する方法です。
前髪がある方は全剃りした眉毛部分に前髪を被せることで自然に隠すことができます。髪型的にむずかしいという方は帽子を深くかぶったり、大きめの帽子を活用することで目立ちにくくすることが可能です。

メイクでカバーする

全剃りした眉毛は毛がない分、メイクが定着しにくい特徴があります。
そのため、アイブロウペンシルでしっかりと形を描いたうえでパウダーを重ね、自然にぼかすのがおすすめです。濃淡をつけながら描くことで立体感を演出でき、自然な仕上がりを目指せます。

眉ティントを使用する

眉ティントは肌の角質層に色を定着させることで、落ちにくい眉毛が2〜7日ほど持続するアイテムです。
毛がない部分にも使用できるのが特徴で全剃りした眉毛が生えるまでの間も自然な眉をキープするのに役立ちます。

専門施術で補う方法|サロン・クリニック

自分でのカバーが難しい場合や、より自然な仕上がりを求める方には、美容サロンやクリニックで受けられる施術の選択肢もあります。デザイン性も高く、日常の手間を減らしたい方にも適しています。

サロンの眉毛エクステをする

眉毛エクステは専用の接着剤で人工の毛をつけ足して眉毛を表現する方法です。
立体感のある自然な仕上がりを演出できるのが特徴で、眉毛が生えていない部分にも装着できます。持続期間は1週間ほどですが、生えるまでの一時的なカバーとして有効です。

クリニックで眉毛アートメイクを受ける

アートメイクは専用の針や機械で皮膚に色素を注入し、眉毛の形を再現する施術です。
眉毛がない部分にも施術できるため、全剃り後の眉毛を自然に補う方法としても適しています。持続期間は1〜3年ほどと長期的で、安定した眉の形をキープしたい方におすすめです。

アートメイクについて詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

症例紹介|眉毛アートメイク

当院では眉毛アートメイクの施術を行っています。
症例を紹介しますので、全剃りした眉毛にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

眉毛アートメイク症例1

眉毛アートメイク症例

毛が薄い状態の眉毛のアートメイクの症例です。
全体的にアートメイクを施すことで、ナチュラルに眉毛の形を表現しています。

眉毛アートメイク症例2

眉毛アートメイク症例

眉頭以外の毛が薄い眉毛のアートメイク症例です。
眉尻まで1本ずつ毛並み感を表現することで、自然な仕上がりを実現しています。

まとめ

これまでの内容を振り返り、大切なポイントを以下にまとめました。

  • 眉毛の全剃りは剃り跡が目立ちやすく、表情が不自然になるなどのデメリットがある
  • 毛を整えるときは、あらかじめ理想のラインを決めて剃ることで失敗を防ぎやすい
  • 全剃り後の眉毛が生えるまで間、メイクや眉ティントなどでカバーする方法がある
  • 自己処理に自信がない人はクリニックで眉毛アートメイクを受けるのもおすすめ

眉毛の全剃りにはメリットもありますが、リスクが大きいのも事実です。無理に全剃りするのではなく、自分に合った整え方や専門施術を取り入れて自然な眉をキープしていきましょう。

よくある質問

眉毛の全剃りはしない方がいいですか?

眉毛を全剃りすると自由に描けるメリットもありますが、剃り跡や青みが目立ったり、自然な表情が失われやすいなどデメリットも大きいです。
元に戻るまで時間がかかるため、特別な理由がない限りは避けたほうが安心です。

全剃りした眉毛はどのぐらいで生えますか?

眉毛は毛周期により1本ずつ成長スピードが異なります。一般的には4〜8週間で見た目にわかる程度に整い、完全に元の状態に戻るには2〜3ヶ月ほどかかることが多いです。
個人差はありますが、最低でも1ヶ月以上は必要と考えておくとよいでしょう。

全剃りした眉毛を隠す方法はありますか?

前髪や帽子で隠す方法のほか、アイブロウペンシルやパウダーを使ったメイクでカバーできます。
自然さを求める場合は、眉毛エクステやアートメイクといった施術を受けるのもおすすめです。

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