唇の色が悪いのはなぜ?くすみの原因・対処法|血色を良くするケア方法

唇の色が悪いのはなぜ?くすみの原因・対処法|血色を良くするケア方法

唇の皮膚は非常に薄く、刺激や乾燥などの影響を受けやすいパーツです。色の変化が目立ちやすいため「唇の色が悪い」と血色感のなさに悩む方も少なくありません。
このページでは、くすみや血色の悪さを引き起こす原因と改善に役立つケア方法を詳しく解説します。リップケアやメイクの工夫を取り入れて、血色感のある自然な唇を目指しましょう。

唇の色が悪いのはなぜ?|くすみの原因

唇の色が悪いのはなぜ?|原因

唇は顔や体の皮膚とは異なり、皮脂腺や汗腺がほとんど存在しません。皮脂膜が形成されず、乾燥や紫外線などの刺激を受けやすいデリケートな部位です。

【唇の色が悪く見える原因】

  • 色素沈着によるくすみ
  • 血行不良による色の変化
  • 口紅・リップの色による影響

唇の色が悪いと感じる方が多いのは唇の皮膚が非常に薄く、血流や色素の変化が目に見えてわかりやすいことが関係しています。
またリップカラーの色味や質感によって血色が失われて見える場合もあり、実際にはくすみではなく見え方による印象の変化の場合もあります。
それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

乾燥・紫外線などの外的刺激

唇はうるおいを守る皮脂膜がなく、乾燥や紫外線などの外的刺激を受けやすい部位です。
乾燥が進むと角質がめくれてカサつきやくすみが目立ちやすくなり、紫外線ダメージによって色素沈着を招くこともあります。乾燥と紫外線は、唇の血色やツヤを失わせる代表的な要因です。

血行不良・体調の乱れ

唇の皮膚は薄く、血流の状態が色として反映されやすい部位です。血行が滞ると唇の色が紫がかって見えたり、白っぽく見えることがあります。
また冷えや睡眠不足、ストレスなどによる体調の乱れも血流を悪化させ、血色感の低下につながります。内側からの巡りを整えることが、自然で明るい唇を保つポイントです。

摩擦や喫煙など日常生活のクセ

唇への摩擦や刺激は角質の乱れにつながり、くすみの原因になります。
唇を頻繁に舐める・噛む・擦るといったクセがあるとバリア機能が低下し、色ムラが生じやすくなります。また喫煙による血流の悪化やニコチンの影響も血色を損なう要因のひとつです。色ツヤを保つためにも唇への刺激を避け、日常のクセを見直すことが大切です。

リップの色が肌トーンに合っていない

実際には唇にくすみがなくても、リップの色味や質感が自分の肌の色と合わないことで血色が悪く見えることがあります。
とくにマット質感のリップはツヤを失わせ、唇の立体感を弱めてくすんだ印象を与えることがあります。自分の肌トーンに合ったリップを選ぶことも大切です。

唇の血色を良くする効果的なケア方法

血色感がない唇を予防する効果的なケア方法

血色感のある唇を保つためには、日頃からリップケアを心がけることが重要です。
唇はターンオーバーの周期が短いため、丁寧なケアを続ければ変化を実感しやすく、健康的で明るい唇を目指すことができます。 乾燥や紫外線などの刺激を防ぎながらうるおいと血行を整えることで、自然なツヤと血色を引き出せます。

リップクリームで唇を保湿する

唇が乾燥するとカサつきや皮むけなどのトラブルを引き起こしやすくなります。乾燥した状態では摩擦や紫外線の影響を受けやすく、血色の低下にもつながります。
唇のうるおいを保つためには保湿ケアが重要です。保湿成分を含むリップクリームをこまめに塗ったり、就寝前に唇用美容液や塗るパックで集中ケアを行うのも効果的です。

UVカットリップで唇を紫外線から守る

唇が紫外線ダメージを受け続けてしまうと、他の皮膚と同様に日焼けをしてしまいます。日焼けによる色素沈着を避けるためにも顔や手足だけではなく、唇への紫外線対策も忘れないようにしましょう。
外出するときはUVカット機能を兼ね備えたリップを使用したり、お手持ちの口紅を塗る前にUVカット効果のあるリップクリームを塗布しておくのもおすすめです。

メイクオフの徹底で唇の血色を保つ

リップ・口紅が落としきれていないと色素沈着を招き、くすみの原因になることがあります。落ちにくいリップは便利で人気ですが、唇の色が悪くなるのを防ぐためにもしっかりと落としきることが大切です。
マットタイプの口紅やティントリップなどの落ちにくいリップを使用した場合は通常のクレンジングで強く擦るのではなく、唇専用リムーバーなどでやさしくオフしましょう。

リップスクラブで唇の角質ケアをする

リップスクラブは、唇の角質ケアと保湿を同時に叶えるアイテムです。微細な粒子が古い角質をやさしく除去し、ターンオーバーを整えることでなめらかな唇へ導きます。
洗い流し不要のタイプも多く、手軽にケアできるのが魅力です。保湿しながらやさしくケアしたい場合は、粒子が細かいシュガータイプのスクラブがおすすめです。

生活習慣を整えて血行を良くする

血流を整えることは、唇の血色を保つうえで大切なポイントです。冷えや疲労が続くと血液の巡りが悪くなり、唇のトーンが沈んで見えることがあります。
十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を心がけ、軽い運動や入浴で体を温める習慣をつけることで内側から自然な血色を引き出しやすくなります。

唇の色が悪いときの対処法

唇の色が悪く見えるときは生活習慣を整えたり、リップケアをするだけでなく、メイクでカバーする方法も効果的です。 血色感を演出することで、顔全体を明るく健康的な印象に見せることができます。

【唇の色が悪いときの対処法】

  • リップメイクで色味を補い、血色感をプラスする
  • アートメイクで自然な発色を長期間キープする

即効性を求める場合はメイクでのカバーが便利で、持続的に印象を整えたい場合はアートメイクも選択肢のひとつです。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

メイクで血色感を演出|色選びのポイント

リップメイクで唇の色が悪いのをカバー

唇に血色感がない場合やくすみが目立つと、唇の色が悪く見えやすくなります。また、口紅・リップは健康的な唇の色に合わせて色設計されていることが多いため、唇のトーンが暗いままだと発色がくすんで見えることもあります。

【唇の色別|リップカラーの選び方】

唇の色 色選びのポイント
白っぽい 血色感をプラスできる、やや赤みのあるカラー
黒・茶色っぽい くすみをカバーできる、オレンジ系やコーラル系のカラー

唇の色が悪いときは、血色を引き立てる色味やくすみを補正できるカラーを選ぶのが自然に仕上げるポイントです。その日の唇の状態や肌トーンに合わせて、最適な色を取り入れてみましょう。

唇の色が白っぽく見える

血液不足(貧血)や胃腸の不調などが原因で、唇の色が白っぽく見えることがあります。白っぽく見える唇には、血色感をプラスできるやや赤みのあるカラーを選ぶのがおすすめです。
リップベースとして赤みを感じる色を仕込んでから好みのリップを重ねると、自然で立体感のある仕上がりになります。 またリップベースを塗った後に濃いめのカラーを軽く重ね、ティッシュオフしてなじませる方法も効果的です。

唇の色が黒・茶色っぽく見える

乾燥や摩擦、紫外線などによる色素沈着が原因で、唇が黒ずんで見えたり茶色っぽく見えることがあります。このような唇には、くすみをカバーできるカラーを選ぶのがおすすめです。
深みのあるオレンジ系やコーラル系のリップを使うと、くすみを自然に飛ばして明るい印象に仕上がります。 また透け感のない発色の良いタイプを選ぶと唇の色が悪く見えるのをしっかりカバーできます。

リップアートメイクで唇の色が悪いのをカバー

リップアートメイクで血色感を演出する

リップアートメイクは、唇の浅い層に専用の針や機械で色素(インク)を注入し、理想的な色味や綺麗な唇の形を再現する美容施術です。
「唇の色が悪いのを何とかしたい…」という方は、リップアートメイクで血色感を演出するのも一つの方法です。

【リップアートメイクのメリット】

  • 唇の印象を大きく変えることができる
  • 洗顔やクレンジングをしても落ちない
  • 理想の唇の形や色を長期間保つことができる

持続期間はおよそ1〜3年です。唇は顔全体の印象を左右するパーツのため、血色を補うことで顔全体が明るく見える効果も期待できます。
使用する色素(インク)は複数の色を調合できるため、肌トーンや理想の仕上がりに合わせて一人ひとりに合った自然な色味での施術が可能です。

▶︎アートメイクの特徴や種類についてはこちら

当クリニック症例

当院では、リップアートメイクの施術を行っています。くすみや色ムラをカバーし、すっぴんでも自然な血色をキープしたい方におすすめです。
唇の色が悪いというコンプレックスを抱えている方も、アートメイクによって明るく健康的な印象を目指せます。
以下で施術症例を紹介しますので、唇の血色感を整えたい方はぜひ参考にしてみてください。

リップアートメイク症例1

リップアートメイク症例

くすみを感じない女性らしい唇の色味で、若々しい印象の仕上がりを叶えた症例。
口角がキュッと上がったようなデザインで明るい印象に。全体的に丸みを帯びたような形の唇にすることで、ボリューム感も演出しています。

リップアートメイク症例2

リップアートメイク症例

もともとの唇の形を活かしつつ、自然で明るい印象の唇を表現した施術症例です。
輪郭をくっきりさせることで立体感と華やかさが増し、女性らしい唇に。血色感がプラスされ、フレッシュな印象の仕上がりを実現しています。

まとめ

これまでの内容を振り返り、大切なポイントを以下にまとめました。

  • 唇の色が悪く見える原因には、色素沈着によるくすみや血行不良による色の変化などがある
  • 唇の色が悪いときは、ターンオーバーを促進したり、血流を良くすることで改善が期待できる
  • 唇の色が悪くなるのを予防するには唇への摩擦を避け、日頃からリップケアを行うことが大切
  • リップメイクで血色感を演出したり、アートメイクで自然な色味をプラスすることで印象を明るくできる

唇はターンオーバーの周期が短いため、トラブルの改善を実感しやすいパーツです。日頃からリップケアを心掛け、自信の持てる魅力的な唇を目指しましょう。

よくある質問

唇の色が悪いのを治す方法はありますか?

唇の色が悪いのは、色素沈着が原因の場合と血行不良が原因の場合があります。
色素沈着が原因の場合はターンオーバーを促進するリップケアを行い、血行不良が原因の場合は体調を整え、血流を良くするように心がけると改善が期待できます。

唇のターンオーバー周期はどのくらい?

肌のターンオーバー周期はおよそ28日と言われていますが、唇のターンオーバー周期はおよそ4日と言われています。
唇のターンオーバー周期は短いため、トラブルの改善を実感しやすいパーツでもあります。

リップアートメイクで血色感のない唇は改善できますか?

リップアートメイクではくすみや色ムラをカバーして自然な血色のある唇を再現できます。
すっぴんでも明るく健康的な印象をキープでき、より確実に改善したい場合に有効な選択肢です。

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