唇周辺のトレーニングとは?美容・健康への効果と口輪筋を鍛える方法

「口角が下がって見える」「ほうれい線が気になる」といった口元の悩み。
唇周りの筋肉を鍛えるトレーニングはたるみやシワを予防するだけでなく、口呼吸の防止や発音の改善など健康面にも良い影響を与えるケア方法です。
この記事では、唇周りの筋肉の働きやトレーニングの効果、口輪筋を鍛える方法や注意点をわかりやすく解説します。毎日のケアに取り入れて、自然な笑顔と若々しい口元を目指しましょう。
目次
唇周辺のトレーニングとは?
唇周辺のトレーニングとは、口輪筋を中心とした口まわりの筋肉を意識的に動かして鍛えるケア方法です。
【こんな人におすすめ】
- 口角が下がって見える、または笑顔を作りにくい
- ほうれい線や口周りのシワが気になる
- 顔全体が疲れて見えやすい
- 発音がしにくい、口をしっかり閉じられないことがある
唇トレーニングは、道具を使わず自宅で簡単に行えるのが特徴です。毎日のスキンケアや表情づくりの一環として取り入れることで無理なく続けやすく、見た目の印象改善にもつながります。
唇トレーニングの効果|美容・健康へのメリット

唇トレーニングは口元の見た目を整えるだけでなく、口腔機能の維持にも役立つケアです。
美容面ではたるみやシワ、口角下がりを防ぎ、健康面では発音や嚥下、呼吸のサポートにもつながります。また、見た目の変化に加えて自信がつくことで、メンタル面にも良い影響を与えます。
以下では、唇トレーニングに期待できる主なメリットを紹介します。
ほうれい線・口周りのシワを防ぐ
筋肉の衰えや皮膚のたるみによってできやすいほうれい線を防ぎ、口周りのシワの進行を抑える効果が期待できます。
唇や頬の筋肉をバランスよく動かすことで血行が促進され、酸素や栄養が肌に行き渡って代謝が活発になり、肌のハリや弾力のサポートにもつながります。表情のクセによるシワ対策にも役立ち、口元の印象を整えるのにも効果的です。
たるみ・口角の下がりを防ぐ
唇トレーニングで口輪筋をはじめとする口周りの筋肉を動かすことで、筋肉の衰えによるたるみや口角の下がりを防ぎ、引き締まった口元を目指せます。
継続して行うことでフェイスラインが整い、若々しい印象を与えやすくなります。表情全体が明るく見え、唇の形をより綺麗に見せたい方にもおすすめです。
メイクで唇の形を綺麗にする方法については、唇の形を綺麗にする方法とは?|唇の形と印象・リップメイク術を悩み別に解説で詳しく解説していますのでご確認ください。
発音や嚥下機能の改善サポート
唇周りの筋肉を鍛えることで、発音や滑舌のしやすさが向上しやすくなります。とくに口輪筋は言葉を発する際に重要な働きをしており、動きがスムーズになると口元の表情も豊かに見えるようになります。
また、飲み込みに関わる筋肉(嚥下筋)のサポートにもつながり、食事や会話の動作がスムーズになるなど日常生活の快適さにも役立つトレーニングです。こうした唇周りのトレーニングは、高齢者の嚥下リハビリなどにも取り入れられることもあります。
口腔トラブルやイビキを軽減する
唇トレーニングで口輪筋や頬の筋肉を鍛えると、口を閉じる力が高まりやすくなります。口呼吸を防ぎ、口の乾燥や虫歯などの口腔トラブル予防にも役立ちます。
また、睡眠時の口開きや舌の落ち込みを防ぐことにもつながり、イビキの軽減が期待できる点もメリットです。美容面だけでなく、健康維持の観点からも継続的な唇トレーニングがおすすめです。
唇周りの筋力が低下するのはなぜ?|原因

唇周りの筋肉が弱くなる背景には、発達段階での筋肉の使い方や加齢による衰え、病気の後遺症など、さまざまな要因があります。
幼少期の習慣やクセ
小さい頃からよく噛む習慣がなかったり、口を開けたままにしてしまうクセが習慣になっていると、唇周りの筋肉の発達が促されません。
また、乳児期に弱い力でも吸える哺乳瓶で育ったことなども口の筋肉の成長に影響を与えることがあります。
加齢による筋力の低下
加齢に伴って全身の筋力が低下すると、唇周りの筋肉も衰えやすくなります。
口をしっかり閉じる力が弱まると、さらに筋肉を使う機会が減り、悪循環に陥るケースも多いです。また、筋肉量と筋力が自然に減少する現象「サルコペニア」が関係している場合もあります。
病気の後遺症
脳血管障害の後遺症による顔面麻痺など、病気が原因で唇周りの筋肉が動かなくなる場合もあります。
こうしたケースでは、医師の指導のもとでリハビリやトレーニングを行うことが重要です。
唇周辺の筋肉にはどんな働きがある?|種類と役割

顔は多くの筋肉で構成されています。中でも口周りの筋肉は唇の形や表情に大きく影響し、顔全体の印象を左右する重要な要素です。
唇の動きや表情づくりに関わる筋肉は多数ありますが、ここではとくに関係が深い代表的な筋肉を紹介します。
①小頬骨筋
小頬骨筋は、上唇からこめかみへ上方向につながる筋肉です。
頬を引き上げる働きがあり、リフトアップや口角の位置にも影響します。加齢で衰えると、口元のたるみやほうれい線が目立ちやすくなることがあります。
②大頬骨筋
大頬骨筋は、口角の横からこめかみへ上方向につながる筋肉です。
口角を引き上げる働きがあり、明るい表情を形成するのに欠かせません。この筋肉をしっかり使うことで、笑顔の印象が自然で柔らかく見えるようになります。
③頬筋
頬筋は、口角の横にある頬の下部分の筋肉です。
頬を引き上げたり、脂肪を支えたりする働きがあるため、フェイスラインにも影響します。衰えると頬のハリが失われ、顔全体が下がって見える原因になることもあります。
④笑筋
笑筋は、口角から頬骨沿いに横方向につながる筋肉です。
笑筋が縮小することでエクボができたり、笑顔を形成する働きがあります。この筋肉を動かすことで、自然で魅力的な笑顔を作りやすくなります。
⑤口輪筋
口輪筋は、唇の周りを円状に囲んでいる筋肉で、口元を支える働きがあります。口を動かすときや表情を作るときに常に使われる、顔全体の中心的な筋肉です。
口輪筋は小頬骨筋や大頬骨筋など周囲の表情筋とも密接につながっており、鍛えることで頬や口角などの筋肉も同時に刺激されやすくなります。そのため、口元全体の引き締めや自然な笑顔づくりには、口輪筋を意識的に動かすトレーニングが効果的です。
口輪筋を鍛えるトレーニングのやり方

口輪筋は、顔全体の表情や口元の印象を大きく左右する重要な筋肉です。
日常生活の中では意識して動かす機会が少ないため、衰えやすい傾向があります。意識的にトレーニングを行うことで口角の下がりやたるみを防ぐサポートが可能です。
以下では、自宅で簡単にできる口輪筋トレーニングの方法を紹介します。
口を大きく動かす口輪筋トレーニング
「う」「い」「お」の形に口を大きく動かしながら声を発する、手軽なトレーニング方法です。
- 口を「う」の形にして「うー」と声を発する
- 口を「い」の形にして「あー」と声を発する
- 口を「お」の形にして「おー」と声を発する
上記の1〜3を10回繰り返します。筋肉をより引き上げるために、口を「い」の形にしたときに「あー」と発するのがポイントです。
舌を使った口輪筋トレーニング
舌先を使って口輪筋を鍛えるトレーニング方法です。
- .口をしっかりと閉じる
- .口の内側から押すように舌先でほうれい線をなぞる
左右各5回ずつ行うのがおすすめです。顎が前に出ないよう、唇周りの筋肉を引き締めるようなイメージでゆっくりと行いましょう。
口の中に空気を含ませる口輪筋トレーニング
口の中に空気を含ませて唇周りの筋肉を鍛えるトレーニング方法です。
- 口の中に空気を含ませる
- うがいをするようなイメージで左右に10回動かす
上記1〜2を1セットとして1日2回程度行うのがおすすめです。また、口の中に空気ではなく、水を含ませる方法もあります。
割りばしを使った口輪筋トレーニング
割りばしを使って口輪筋を鍛えるトレーニング方法です。
- 床と平行になるように割りばしをくわえる
- そのまま口角を引き上げるように笑顔を作り、20秒間キープ
- .口角を戻し、割り箸をくわえたまま10秒間キープ
上記の2〜3を3回繰り返します。割りばしをくわえて負担をかけることで、唇周りの筋肉にしっかりアプローチできます。
やりすぎ注意!唇トレーニングは継続が大切
唇トレーニングは、続けることで少しずつ効果を実感しやすくなるケアです。
過度に力を入れたり回数を増やしすぎたりすると、唇や口周りの皮膚に負担がかかり、シワや乾燥の原因になることもあります。トレーニングのやりすぎには注意し、1日数分程度を目安に継続することがハリのある口元を保つポイントです。
日々の習慣として取り入れて、自分らしい自然な笑顔を目指しましょう。
まとめ
これまでの内容を振り返り、大切なポイントを以下にまとめました。
- 唇周りの筋肉を鍛える口輪筋トレーニングは、口元を綺麗に見せたい人におすすめ
- 唇周りの筋力が低下すると、口角が下がったりシワが目立つなど、美容面にも影響する
- 筋力が弱くなる原因には、幼少期からの筋肉の未発達や加齢による低下などがある
- 唇周辺のトレーニングは、口呼吸を防ぎ、口腔環境や睡眠の質を整えるのにも効果的
唇周りの筋肉を鍛えることは、美容面だけでなく健康面にも良い影響を与えるのが魅力です。手軽にできる口輪筋トレーニングを日常に取り入れて、明るい口元を目指しましょう。
よくある質問
唇周辺をトレーニングするメリットは?
唇周辺のトレーニングは口周りの筋肉の衰えによるトラブルを予防し、改善へ導くメリットがあります。口元の印象が整うだけでなく口呼吸の予防や発音の改善にもつながり、メンタル面の向上にも役立ちます。
唇周りの筋肉にはどんな働きがある?
唇周りの筋肉は表情を形成する他の筋肉とも連動して動き、さまざまな表情を作る役割があります。唇の形にも影響するため、唇周りの筋肉は顔全体の印象を左右する要素にもなります。
口輪筋とはどんな筋肉?
口輪筋とは、唇の周りを円状に囲むように存在する筋肉のことで、口元を支える役割を担っています。話す・食べる・笑うといった動作の際に常に使われる、顔全体の中心的な筋肉です。
唇周辺のトレーニングをやりすぎるとどうなる?
唇トレーニングは美容や健康にさまざまなメリットがありますが、やりすぎると唇や口周りの皮膚に負担をかけ、シワや乾燥を招くことがあります。1日数分を目安に、無理のない範囲で継続することが大切です。