ヘアラインアートメイクとは?メリデメ・生え際の仕上がり例・注意点
このページでは、ヘアラインアートメイクについての解説やメリット・デメリット、施術の流れ、生え際の仕上がり例、注意点について詳しく解説。
ビフォーアフターも掲載しているので、実際に生え際やM字がアートメイクでどのように変化するのかの参考にしていただけます。
さらに、ヘアラインアートメイクがどのような方に適しているか、施術を受ける際の注意点や料金相場についても取り上げています。
ヘアラインアートメイクを検討しているすべての方が、安心して決断できるようにサポートします。
目次
ヘアラインアートメイクとは
ヘアラインアートメイクとは、生え際のうぶ毛部分にヘアラインを入れて毛並みを表現するアートメイクです。
生え際の不揃い、後退、M字の左右差といったコンプレックスを解消できるため、「額アートメイク」や「生え際アートメイク」とも呼ばれています。
- ヘアラインアートメイクの施術部位
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全頭:もみあげから反対のもみあげまで
両側:M字部分
一部:生え際またはM字のみ
髪を増やすというよりも、産毛が増えるイメージに近く、生え際まわりが自然に整うので顔全体のバランスが良くなります。
また、女性らしい丸みのあるおでこに仕上がるため、印象もやわらかくなり、若々しく見える効果も期待できます。
ヘアラインアートメイクは線で毛流れを表現しますが、SMPといってドット(点)で毛根を再現することで髪密度が増えたように見せる方法もあります。
生え際の形には個人差があるので、悩みに合わせて技術を選ぶことで、より理想的な仕上がりが期待できます。
ヘアラインアートメイクの仕上がり例
ヘアラインアートメイクの仕上がりは非常に自然で、毛流れを再現することで地毛のように見せることができます。
施術前後の写真を見ると、薄毛や生え際の後退が目立たなくなり、顔全体のバランスが改善されていることがわかります。
【症例①】
【症例②】
【症例③】
ヘアラインは、トップの髪などと違って動きがほとんどない”なびかない毛並み”です。
そのため、髪をおろした時と後ろで結んだ時に違和感がないかをチェックしていきながら、理想のデザインに仕上げていきます。
また、カラーも肌馴染みのいい暗めの色を選ぶことで、デザインが浮きにくい自然な仕上がりを得られます。
ヘアラインアートメイクがおすすめな人
ヘアラインアートメイクは、次のような人におすすめです。
- ヘアラインアートメイクがおすすめな人
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・おでこの面積を狭くしたい人
・自然なヘアラインを取り戻したい人
・ヘアスタイルに自信を持ちたい人
・生え際が薄毛が気になる人
・生え際の左右差がある人
・コンプレックスからヘアスタイルを楽しめない人
・おでこまわりの印象を短期間で変えたい人
生え際まわりのヘアラインに少しでも悩みを感じたことがある人は、ヘアラインアートメイクが解決策になるかもしれません。
自分の外見に自信を持ち、日常生活をより充実させるための手段として考えてみてください。
ヘアラインアートメイクのメリット
ヘアラインアートメイクには、次のようなメリットがあります。
生え際が整うことで顔の輪郭も引き締まり、毛量が増えたように見えることから年齢を感じさせない見た目になります。
また美容面だけでなく、QOL(生活の質)の向上につながるメリットもあります。
それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
小顔効果
ヘアラインアートメイクを施すことで顔のバランスが整い、おでこが狭くなることで顔の輪郭が引き締まります。
これにより小顔効果が得られ、顔全体がスッキリとした印象になります。
特に、おでこの広さが気になる人ほど、この効果は顕著です。
若返った印象になる
ヘアラインによって毛並みが再現されることで、地肌の透け感が抑えられて髪のボリュームが増えたように見えます。
毛量の変化は実年齢よりも若く見える効果が期待でき、健康的な印象をもたらします。
ヘアスタイルを楽しめる
ガタガタした生え際のラインがすっきりすることで、前髪を作って額を隠す必要がなくなります。
アップスタイルやセンターパート、かきあげスタイルなど、これまで避けていたスタイルにも自信を持って挑戦できます。
自分らしいスタイルを探すことも楽しめ、髪型に合わせてメイクやファッションの幅も広がり、ワンランク上のおしゃれも楽しめます。
時短
前髪でおでこを隠していた人であれば、毎回前髪をつくる必要がありません。
髪をとかすだけで日々のスタイリングがとっても楽になり、外出前の時短につながります。
また、汗や湿気による前髪崩れを気にする必要もなくなり、こまめなメンテナンスからも解放されます。
精神的な安心感
ヘアラインアートメイクは美容面でのメリットが目立ちますが、メンタル面にも変化をもたらします。
コンプレックスの解消が精神的に安心感をもたらし、よりポジティブな気持ちで過ごせます。
また、社会生活や対人関係においても自信を持てるようになり、他人の視線や外見への不安が減ることはQOL(生活の質)の向上にもつながります。
ヘアラインアートメイクのデメリット
ヘアラインアートメイクには、次のようなデメリットがあります。
美容面だけでなく、QOL(生活の質)の向上などのメリットが期待できる一方で、ヘアラインアートメイクには上記のようなデメリットもあります。
それぞれのデメリットについて詳しく解説していくので、メリットと比較して施術を受けるか参考にしてみてください。
デザインは簡単に変えられない
ヘアラインアートメイクは皮膚の下にインク(色素)を入れるため、一度決めたデザインやカラーを気分で簡単に変更することはできません。
普段のメイクとは異なるため、1〜3年間はデザインが生え際にしっかり残ることも考慮し、デザイン・カラーを決めるようにしましょう。
1回の施術で完成しない
ヘアラインアートメイクが完成するまでには、2〜3回の施術を受けるのが一般的です。
1回ではインクが十分に定着せず、デザインの微調整も含めて、複数回で理想に近づけていきます。
通院の手間があるので、その点も考慮しておく必要があります。
ダウンタイム
施術を受けた直後から数日は、施術部位には細かい傷がついたデリケートな状態です。
肌が回復するまでにはダウンタイムが設けられており、その期間は約1週間となります。
痛みのほかに、かゆみや赤み、腫れといった症状が出ることもあり、回復を早めるためにも一定の行動制限を伴います。
永久的ではない
ヘアラインアートメイクは、1〜3年ほどで色が薄くなってきます。
タトゥー・刺青のような一生ものではなく、代謝や肌のターンオーバー、ライフスタイルの影響を受けます。
必要に応じてリタッチが必要になるので、デザインをキープするにはメンテナンスのための維持費用がかかります。
仕上がりは技術次第
アートメイクの中でも、ヘアラインアートメイクは高い技術を必要とします。
同じ圧でラインを入れなければならないので、技術不足のアーティストだと次のようなトラブルが起きてしまうケースもあります。
- 技術不足によるトラブル
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・にじみ
・変色(青緑色)
・ラインが途切れとぎれになる
・ボールペンで書かれたようなラインになる
など
クリニックによってはヘアラインを専門にするアーティストもいるほどなので、どのアーティストに任せるかは慎重に選ばなければなりません。
ヘアラインアートメイクに悩んでいるなら試して欲しいこと
生え際の悩みを解消する方法には、ヘアラインアートメイク以外にも試せる方法があります。
生え際にシェーディングを施すプチプラコスメが販売されているので、一時的ではあるものの生え際を整えられます。
◾️美容師に相談する
カット技術によっては、自然な生え際を演出することも可能です。
いきなりヘアラインアートメイクを受けるのが不安な人は、上記の方法を試した後に検討してみてください。
段階的にアプローチしていき、それぞれの方法のメリット・デメリットも知ることで、自分に最適な解決方法を見つけやすくなります。
ヘアラインアートメイクのデザイン完成までの流れ
ヘアラインアートメイクのデザイン完成までの流れは、次のとおりです。
- 施術の流れ
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初回施術
↓
2~3回の施術(施術間隔目安:年齢+30日)
↓
完成
個人差はありますが、1回目で描いたヘアラインのターンオーバーの影響で色が定着しにくいです。
そのため一定期間を空けながら、2〜3回と施術を行って美しく仕上げていきます。
1回で仕上げたいかもしれませんが、アートメイクは引き算が難しい施術です。
生活していく中でインクの落ち具合や、「もうちょっとここに欲しい」という微調整のためにも、数回の施術を受けることが推奨されます。
ちなみに、当クリニックのヘアラインアートメイクは、1セット2回を推奨させていただいております。
ヘアラインアートメイクの料金相場について
ヘアラインアートメイクの料金については、次のポイントを押さえておきましょう。
施術は保険適用外なので、クリニックによって料金設定が異なります。相場としては生え際全体の施術(2回)で10万円〜20万円が一般的です。
◾️追加費用
・アーティスト(看護師)の指名料
・カウンセリング料
・麻酔料(施術費用に含まれていることも)
・パッチテスト代
・診察料
・アフターケアに必要はケア用品
こうした追加費用はクリニックによっても異なり、施術費用に含まれていることもあります。
ヘアラインアートメイクは料金だけでなく、技術面やアフターケアの内容も重要な選択基準です。
しっかりと事前にリサーチし、料金と施術結果のバランスが取れているクリニックを選ぶようにしてください。
ヘアラインアートメイクを受ける際の注意点
ヘアラインアートメイクを受ける前に、以下の注意点をチェックしておきましょう。
カウンセリングでの相談
施術前には必ずカウンセリングを受け、希望するデザインや色、仕上がりのイメージをしっかりと伝えましょう。
また、施術のリスクやアフターケアについても詳しく説明を受け、納得してから施術を受けるようにします。
健康状態の確認
持病がある場合や、過去にアレルギー反応を起こしたことがある場合は、事前に医師に相談し、施術が適しているかどうか確認してください。
特に、施術を行う生え際周辺に皮膚に関するトラブルがある場合は注意が必要です。
施術後のケア
施術後は施術部位が敏感な状態になっています。
施術後1週間は直射日光を極力避け、保湿クリームや日焼け止めを使用するなど、アフターケアが欠かせません。
また、施術後は洗顔やメイクを控える期間があるため、その期間のスケジュールも考慮しておくことが大切です。
施術者の技術と経験
ヘアラインアートメイクの仕上がりは、アーティスト(看護師)の技術に大きく依存します。
クリニック選びの際には、施術者の経験や実績、各種SNSなどを参考にし、信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。
ダウンタイムとスケジュール調整
施術後は皮膚が回復するまでのダウンタイムが必要です。
約1週間程度、赤みや腫れが続くことがあるため、重要なイベントや仕事のスケジュールを考慮して施術日を選ぶようにしてください。
ヘアラインアートメイクのことならメディカルブロー
メディカルブローは、高い技術と豊富な実績を誇る医療アートメイククリニックです。
最新技術「6Dストローク」により、自然な毛並みを再現し、立体的な仕上がりは毛が生えたと錯覚するほどです。
全国に10院展開し、年間60,000件以上の症例数は、多くの方から信頼されている証でもあります。
無料カウンセリングも実施中なので、生え際の悩みは当クリニックまでお気軽にご相談ください。
よくある質問
ヘアラインアートメイクは痛いですか?
ヘアラインアートメイクの痛みについては個人差がありますが、麻酔クリームを使用するので痛みをほとんど感じないことが一般的です。
ポリポリかいている感覚があり、ラインを引く際の「ジジジジジ…」という音に驚くかもしれません。
また、インクが皮膚内に染み込んでいく際に、ヒリヒリと焼けるような感覚を覚えることがあります。
ヘアラインを入れた部位は髪が生えなくなりますか?
ヘアラインを描く際は、表皮部分にインクを入れていきます。
髪をつくる器官である「毛包」は、表皮よりもさらに深い真皮にあるので、髪が生えてこなくなる心配はありません。
ヘアラインを入れた際に周囲の髪が切れてしまわないか心配です。
ヘアラインアートメイクで使用するマイクロブレーディンは、細い針が束ねられた器具となります。
カッターのような刃で切るわけではないので、周囲の髪が切れたり、抜けてしまう心配はありません。
ヘアラインアートメイクは水などで落ちますか?
ヘアラインアートメイクはインクを皮膚の中(表皮)に入れていくので、きちんと定着した後であれば水濡れで落ちる心配はありません。
ただし、施術後のダウンタイム中は皮膚に傷がついているので、汗をかいたり、髪を洗ってしまうとインクが流出して定着が悪くなるので注意が必要です。
ヘアラインアートメイクは一生ものですか?
体質による個人差がありますが、描いたヘアラインは1〜3年ほどは定着します。
ただし、色が薄くはなっても完全に落ちることはないので、地肌の透け感などが気になってきた部分はリタッチによるお直しがおすすめです。