ヒアルロン酸注入による失敗・副作用・注意点を13例紹介!ダウンタイムについて

ヒアルロン酸は、プチ整形などでも良く活用される成分。目の下、ほうれい線、頬、おでこ、こめかみ、あご、さらには顔だけでなく胸や膝の関節など、さまざまな箇所に注入して美容効果を出すことができます。
しかし美容治療において誰もが感じる不安は「失敗・副作用」。本コラムではヒアルロン酸注入の失敗や副作用についてお話しします。
ヒアルロン酸注入による失敗例にどんなものがあるか、どのように対策するか、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
ヒアルロン酸注入に失敗はある?
ヒアルロン酸注入は、短い施術時間ですぐに効果が現れます。即効性のある美容効果を求める方にはまさにうってつけです。
ただし針を刺す治療なので、ほとんどの美容治療もそうですが、もちろん失敗する可能性は0ではありません。
とはいえ、ヒアルロン酸注入はしっかりと医者と話し合ってから施術をすれば滅多に失敗は起こらない施術です。
このコラムで、失敗する例や要因を知り、もしもの対策ができるように心構えしておきましょう。
ヒアルロン酸注入の失敗・副作用 13例
- 膨らみすぎる
- 顔が張る
- 左右非対称になる
- 注入箇所の色味が変わる
- 表情の動きで注入箇所が目立つ
- しこりができる
- 触った感触が変わる
- 痛みがでる
- 内出血が起こる
- 血管が詰まる
- アレルギー反応が起こる
- 怪我でヒアルロン酸が入らない
- 効果がきれる
1.膨らみすぎる
ヒアルロン酸は入れれば入れただけ膨らみます。分量を間違えると、注入部分だけ不自然に出っ張るなんてことが。
そうするとせっかくのヒアルロン酸によるボリュームアップも台無しです。
自然なボリュームアップを図るには、皮膚の厚みや筋肉を再現するデザイン力が施術者に必要です。
2.顔が張る
ヒアルロン酸注入には、注入箇所や注入量によってはリフトアップ効果を発揮します。
しかし、これも入れすぎるとあまりに引っ張りすぎて、顔の皮膚がパツパツになってしまうことも。
シワはなくなるかもしれませんが、引っ張りすぎて逆に不自然、肌へのダメージにならないよう注意しましょう。
3.左右非対称になる
人の顔の形は元々完璧な左右対称はなく、左右で微妙にズレのある人がほとんどです。よって注入箇所も注入量も左右で同じように入れればいいわけではありません。
そのズレも正確に把握できず、未熟なスキルでヒアルロン酸を注入すると顔の形が余計にズレてしまうこともあります。
注入治療のプロは、左右のバランスも見ながら注入量を配分しますが、不安であれば最初は控えめな量で少しずつ調整・確認しながら入れてもらいましょう。
4.注入箇所の色味が変わる
皮膚の薄い部分へ必要以上にヒアルロン酸を注入してしまうと、そこだけ色味が変わることがあります。
肌質や部位ごとの皮膚状態をしっかり見てもらうためにも、カウンセリングはしっかり受けましょう。
5.表情の動きで注入箇所が目立つ
普段の表情では整ったように見えても、笑ったり顔の筋肉が動いたりすると不自然に見えてしまうことがあります。
どんな表情でも美しい見た目にするには、さまざまな表情を確認して、筋肉の動きを把握し注入しなければいけません。
6.しこりができる
ヒアルロン酸を入れた結果、気になるしこりができたという方もいらっしゃいます。
シワを目立たなくするためにヒアルロン酸を注入したはずが、出っ張りが生まれてシワ以上の違和感が目立ってしまうなんてことも。
7.触った感触が変わる
注入後に見た目が自然になっても、触れると異物感、違和感を覚える場合もあります。
ヒアルロン酸を入れた箇所は地肌と感触が変わるので、触れられるとヒアルロン酸注入がバレてしまうかもしれません。
ヒアルロン酸は種類によって感触は違い、ぷにぷに柔らかいものから硬いもの、地肌に近い感触のものもあります。
医者と相談して、どの種類のヒアルロン酸をどこに注入するか話し合っておきましょう。
8.痛みがでる
ヒアルロン酸注入の施術中は、注入箇所にもよりますが麻酔を使用できますので、ほとんど痛みなく受けられます。
しかし、施術が終わって麻酔がきれた後に、軽い痛みや違和感を覚える方も。数日で治まることがほとんどですが、気になる場合は医者に相談してみましょう。
9.内出血が起こる
針を刺した箇所は、一定の確率で内出血が起こります。ほとんどの場合はメイクで隠せる程度の腫れが起こるくらいで、軽いもの。
この内出血は注入治療においてどんなに腕の良い医者でも完全に避けることはできない症状です。あらかじめ想定しておきましょう。
(もちろん腕の良い医者ほど起こる可能性は少ないです)
10.血管が詰まる
ヒアルロン酸を血管に入れてしまい、詰まらせてしまう失敗があります。
血管が詰まったままだと血液が必要な場所へ届かず、壊死させてしまうかもしれません。
こちらも注入治療にはつきものな危険です。もしこうなると大変危険ですので、しっかり腕の良い医者に注入してもらいましょう。
11.アレルギー反応が起こる
ヒアルロン酸注入は、アレルギー反応による副作用がほとんど起こらない施術です。数字でいうと、起こるのは2000人中5人(0.05%)程度の確率と言われています。
しかし今後、新たなヒアルロン酸の種類が活用される可能性もありますので、気を張り過ぎず油断もし過ぎないように。
医者に自分の体の状態をきちんと話して、安全か相談しながら施術を進めましょう。
12.怪我でヒアルロン酸が入らない
炎症や瘢痕が残っているような負傷箇所がある場合は、他の箇所と比べてヒアルロン酸が入りにくいことがあります。
ヒアルロン酸注入を受ける際、注入箇所に近い外傷があれば、炎症が収まるのを待ってから受けましょう。
13.効果がきれる
ヒアルロン酸注入による美容効果の持続性は大体半年~2年程度。ヒアルロン酸は徐々に体内へ吸収されていきます。
吸収されるスピードには個人差もありますが、もし消えてほしくない場合は適切なタイミングで再注入をすると、持ちが通常より安定化するケースも報告されています。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム
ヒアルロン酸注入で生まれる肌への傷は針穴のみです。ほとんどの場合でダウンタイム期間は短く、施術が終わった後はメイク、入浴、運動も問題ありません。
しかしアルコールを摂取すると浮腫みやすくなりますので、施術してすぐのお酒は控えましょう。
ヒアルロン酸注入に失敗する主な理由
- ヒアルロン酸の注入箇所を間違える
- ヒアルロン酸の注入量を間違える
- ヒアルロン酸の種類を間違える
ヒアルロン酸注入の失敗のほとんどの原因が上記の3つです。
ヒアルロン酸を適切に注入してもらうためには、施術者の知識とスキルが必要不可欠。そして、自分が望む注入後の姿をしっかりお話して、イメージを共有することが大事です。
顔の形や、皮膚の厚さには個人差がありますので、注入するまでに状態をしっかり確認してもらいましょう。
ヒアルロン酸の種類によっても、硬さ、感触、成分、溶けこみやすさなど違いはさまざま。自分の目的に合うものを医者と相談しながら決めてもらいましょう。
失敗したヒアルロン酸を修正・除去する方法
注入量が足りなかった、注入したい場所が他にもあった場合は、そこへヒアルロン酸を追加して注入すれば解決します。
逆に注入量が多すぎた、狙うべき箇所とズレて入れてしまったヒアルロン酸は、場合によっては薬品を注入して溶かすことができます。
溶解施術を受けない場合は、ヒアルロン酸が自然に溶けて体内へ浸透するのを待ちましょう。
ヒアルロン酸注入は信頼できるクリニックで受けましょう
ヒアルロン酸注入は比較的、健康被害を起こすような失敗が少ない美容治療です。
しかし、物理的に皮膚を持ち上げて美容効果を生み出す施術なので、下手な人が行うと歪な形になる恐れもあります。
もしも失敗が起きてしまった際、施術後に気になる症状が起きた際は、医者へ相談しましょう。
未然に失敗を防ぐためには、ヒアルロン酸注入はぜひ注入治療の腕の良い医者へ依頼してください。
プロの手にかかれば、あなたの想像していなかった改善効果が生まれることも大いにあり得ます。
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