ヒアルロン酸注射の失敗13例!デメリットと副作用【入れ過ぎ注意】
ヒアルロン酸は、プチ整形などでも良く活用される成分。目の下、ほうれい線、頬、おでこ、こめかみ、あご、さらには顔だけでなく胸や膝の関節など、さまざまな箇所に注入して美容効果を出すことができます。
しかし美容治療において誰もが感じる不安は「失敗・副作用」。本コラムではヒアルロン酸注入の失敗や副作用についてお話しします。
ヒアルロン酸注入による失敗例にどんなものがあるか、どのように対策するか、ぜひ参考にしてみてください。
◆このコラムで分かること
ヒアルロン酸注入とは
ヒアルロン酸注入とは、文字通りヒアルロン酸を肌に注入する美容治療です。主に肌の凹みをなくす目的で施術されます。
ヒアルロン酸はもともと体内にあり、肌のハリや弾力を維持してくれる成分。直接肌に注入すれば、注入箇所が自然な見た目と弾力でボリュームアップできるのです。
額、眉間、目の下、ほうれい線など、さまざまな箇所へ注入でき、悩みの内容によって注入箇所や注入量を変えて効果を調節します。
ヒアルロン酸注入に失敗はある?
ヒアルロン酸注入は、短い施術時間ですぐに効果が現れます。即効性のある美容効果を求める方にはまさにうってつけです。
ただし針を刺す治療なので、ほとんどの美容治療もそうですが、もちろん失敗する可能性は0ではありません。
とはいえ、ヒアルロン酸注入はしっかりと医者と話し合ってから施術をすれば滅多に失敗は起こらない施術です。
このコラムで、失敗する例や要因を知り、もしもの対策ができるように心構えしておきましょう。
ヒアルロン酸注入の失敗・副作用 13例
- 膨らみすぎる
- 顔が張る
- 左右非対称になる
- 注入箇所の色味が変わる
- 表情の動きで注入箇所が目立つ
- しこりができる
- 触った感触が変わる
- 痛みがでる
- 内出血が起こる
- 血管が詰まる
- アレルギー反応が起こる
- 怪我でヒアルロン酸が入らない
- 効果がきれる
1.膨らみすぎる
ヒアルロン酸は入れれば入れただけ膨らみます。分量を間違えると、注入部分だけ不自然に出っ張るなんてことが。
そうするとせっかくのヒアルロン酸によるボリュームアップも台無しです。
自然なボリュームアップを図るには、皮膚の厚みや筋肉を再現するデザイン力が施術者に必要です。
2.顔が張る
ヒアルロン酸注入には、注入箇所や注入量によってはリフトアップ効果を発揮します。
しかし、これも入れすぎるとあまりに引っ張りすぎて、顔の皮膚がパツパツになってしまうことも。
シワはなくなるかもしれませんが、引っ張りすぎて逆に不自然、肌へのダメージにならないよう注意しましょう。
3.左右非対称になる
人の顔の形は元々完璧な左右対称はなく、左右で微妙にズレのある人がほとんどです。よって注入箇所も注入量も左右で同じように入れればいいわけではありません。
そのズレも正確に把握できず、未熟なスキルでヒアルロン酸を注入すると顔の形が余計にズレてしまうこともあります。
注入治療のプロは、左右のバランスも見ながら注入量を配分しますが、不安であれば最初は控えめな量で少しずつ調整・確認しながら入れてもらいましょう。
4.注入箇所の色味が変わる
皮膚の薄い部分へ必要以上にヒアルロン酸を注入してしまうと、そこだけ色味が変わることがあります。
肌質や部位ごとの皮膚状態をしっかり見てもらうためにも、カウンセリングはしっかり受けましょう。
5.表情の動きで注入箇所が目立つ
普段の表情では整ったように見えても、笑ったり顔の筋肉が動いたりすると不自然に見えてしまうことがあります。
どんな表情でも美しい見た目にするには、さまざまな表情を確認して、筋肉の動きを把握し注入しなければいけません。
6.しこりができる
ヒアルロン酸を入れた結果、気になるしこりができたという方もいらっしゃいます。
シワを目立たなくするためにヒアルロン酸を注入したはずが、出っ張りが生まれてシワ以上の違和感が目立ってしまうなんてことも。
7.触った感触が変わる
注入後に見た目が自然になっても、触れると異物感、違和感を覚える場合もあります。
ヒアルロン酸を入れた箇所は地肌と感触が変わるので、触れられるとヒアルロン酸注入がバレてしまうかもしれません。
ヒアルロン酸は種類によって感触は違い、ぷにぷに柔らかいものから硬いもの、地肌に近い感触のものもあります。
医者と相談して、どの種類のヒアルロン酸をどこに注入するか話し合っておきましょう。
8.痛みがでる
ヒアルロン酸注入の施術中は、注入箇所にもよりますが麻酔を使用できますので、ほとんど痛みなく受けられます。
痛みが気になる、痛みを感じやすいという方は予めその旨を伝えておく良いでしょう。クリニックによっては麻酔の量を調節してもらえます。
しかし、施術が終わって麻酔がきれた後に、軽い痛みや違和感を覚える方も。数日で治まることがほとんどですが、違和感を感じたらなるべく医者に相談してみましょう。
9.内出血が起こる
針を刺した箇所は、一定の確率で内出血が起こります。ほとんどの場合はメイクで隠せる程度の腫れが起こるくらいで、軽いもの。
この内出血は注入治療においてどんなに腕の良い医者でも完全に避けることはできない症状です。あらかじめ想定しておきましょう。
(もちろん腕の良い医者ほど起こる可能性は少ないです)
10.血管が詰まる
ヒアルロン酸を血管に入れてしまい、詰まらせてしまう失敗があります。
血管が詰まったままだと血液が必要な場所へ届かず、壊死させてしまうかもしれません。
こちらも注入治療にはつきものな危険です。もしこうなると大変危険ですので、しっかり腕の良い医者に注入してもらいましょう。
11.アレルギー反応が起こる
ヒアルロン酸注入は、アレルギー反応による副作用がほとんど起こらない施術です。数字でいうと、起こるのは2000人中5人(0.05%)程度の確率と言われています。
しかし今後、新たなヒアルロン酸の種類が活用される可能性もありますので、気を張り過ぎず油断もし過ぎないように。
医者に自分の体の状態をきちんと話して、安全か相談しながら施術を進めましょう。
12.怪我でヒアルロン酸が入らない
炎症や瘢痕が残っているような負傷箇所がある場合は、他の箇所と比べてヒアルロン酸が入りにくいことがあります。
ヒアルロン酸注入を受ける際、注入箇所に近い外傷があれば、炎症が収まるのを待ってから受けましょう。
13.効果がきれる
ヒアルロン酸注入による美容効果の持続性は大体半年~2年程度。ヒアルロン酸は徐々に体内へ吸収されていきます。
吸収されるスピードには個人差もありますが、もし消えてほしくない場合は適切なタイミングで再注入をすると、持ちが通常より安定化するケースも報告されています。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム
ヒアルロン酸注入で生まれる肌への傷は針穴のみです。ほとんどの場合でダウンタイム期間は短く、施術が終わった後はメイク、入浴、運動も問題ありません。
しかしアルコールを摂取すると浮腫みやすくなりますので、施術してすぐのお酒は控えましょう。
ヒアルロン酸注入に失敗する主な理由
- ヒアルロン酸の注入箇所を間違える
- ヒアルロン酸の注入量を間違える
- ヒアルロン酸の種類を間違える
ヒアルロン酸注入の失敗のほとんどの原因が上記の3つです。
ヒアルロン酸を適切に注入してもらうためには、施術者の知識とスキルが必要不可欠。そして、自分が望む注入後の姿をしっかりお話して、イメージを共有することが大事です。
顔の形や、皮膚の厚さには個人差がありますので、注入するまでに状態をしっかり確認してもらいましょう。
ヒアルロン酸の種類によっても、硬さ、感触、成分、溶けこみやすさなど違いはさまざま。自分の目的に合うものを医者と相談しながら決めてもらいましょう。
失敗したヒアルロン酸を修正・除去する方法
注入量が足りなかった、注入したい場所が他にもあった場合は、そこへヒアルロン酸を追加して注入すれば解決します。
逆に注入量が多すぎた、狙うべき箇所とズレて入れてしまったヒアルロン酸は、場合によっては薬品を注入して溶かすことができます。
溶解施術を受けない場合は、ヒアルロン酸が自然に溶けて体内へ浸透するのを待ちましょう。
せっかくヒアルロン酸を注入したのに、除去する手間や費用、体への負担もかかると考えると、もったいない気持ちになってしまいますよね。
こうした事態にならないためにも、要望や希望をきちんとカウンセリングしてくれるクリニックを選びましょう。
そもそもヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸とは皮膚や関節の細胞同士の間に存在し、水分を蓄え、細胞同士を繋ぐクッションになります。
ヒアルロン酸は化粧水の成分や美容施術などで名前を聞くことが多いかもしれませんが、本来はもともと肌の中に存在している成分です。
ヒアルロン酸は皮膚の真皮に多く含まれ、肌のハリやみずみずしさを保ち、しわやシミ、乾燥、たるみを防ぐ効果があります。
- 体内のヒアルロン酸の量
- 人間の体内に存在するヒアルロン酸は20代を100%とした場合、30代で65%、50代で45%、60代になると25%と、加齢とともに体内で生成されにくくなってしまいます。
体内で十分にヒアルロン酸が生成されないのであれば、外部よりヒアルロン酸を摂取する必要がありますね。
ヒアルロン酸を摂取する3つの方法
- 基礎化粧品で摂取する方法
- 食事やサプリで摂取する方法
- 直接注射して摂取する方法
・基礎化粧品で摂取する方法
基礎化粧品(化粧水や乳液、美容液など)には、人工的に作られたヒアルロン酸が配合されているものがあります。
しかし、実は基礎化粧品のヒアルロン酸は、角質層と呼ばれる肌の一番上の層までしか浸透しません。
皮膚に元々あるヒアルロン酸程の効果は期待できませんが、角層をうるおいで満たすことはできます。
・食事やサプリで摂取する方法
結論から言うと、ヒアルロン酸を食事やサプリで摂取しても効果は薄いようです。
ヒアルロン酸は、鳥の軟骨や魚の目玉、豚足、そしてオクラや山芋、納豆などのネバネバした食品に多く含まれています。
しかし、ヒアルロン酸は食事で摂取しても体内に吸収されにくいうえ、摂取したものが肌、関節など求める部位に使われるとは限らず、いまだハッキリとした効果は明らかになっていません。
- 全日本民医連によると『コラーゲンと同様に、ヒアルロン酸も高分子であるため、そのままの形では腸管から吸収されません。消化され断片となって、初めて吸収されます。(中略)ヒアルロン酸を食べても、原材料となる糖の量を増やすだけです』と発表されています。
・注射で摂取する方法
美容効果を得るためには、ヒアルロン酸を注射して摂取する方法は基礎化粧品や食事、サプリで摂取するよりかなり効果的です。
ただし、ヒアルロン酸注入は主に肌の凹みを改善するという目的で主に用いられます。
ヒアルロン酸を直接真皮層に注入するので、肌が内側から押し上げられてしわが解消し、自然なハリを手にいれることができるのです。
これは肌質改善というよりは、かなり物理的な効果と言えます。
注射のメリット
ヒアルロン酸は注射で摂取するメリットは悩みの箇所へダイレクトにアプローチして、美容効果をすぐに実感できることが第一に挙げられます。
他にも施術時間が短いというメリットもあります。例えば「表参道メディカルクリニック」の場合、予約状況にもよりますがヒアルロン酸注入を受ける際にかかる時間の目安は下記の通りです。
【初診の場合】
- 問診表記入・同意書記入・カウンセリング
40~60分程度
- 施術時間(1箇所につき)
15分程度
【再診の場合】
- 問診表記入・同意書記入・カウンセリング
10~20分程度
- 施術時間(1箇所につき)
15分程度
ヒアルロン酸注入は一度の施術で1年程は十分な効果を発揮します。
何度もクリニックに通わなくてよいのでスケジュールを圧迫しませんし、ダウンタイムもほぼないので翌日が仕事でも大丈夫です。
ヒアルロン酸注入による効果
ヒアルロン酸注入といえばやはり「しわ、ほうれい線の改善」がパッと思いつくかもしれません。
しかし、ヒアルロン酸注入の効果は他にもあります。
注入する箇所によって、それぞれに合った効果を実感できるのです。
- しわ、ほうれい線、たるみ、クマ
- 輪郭調整、小顔効果
- 豊胸、ヒップアップ
- 関節の痛み
・しわ、ほうれい線、たるみ、クマ
しわやほうれい線は、皮膚が部分的にへこむことで引き起こされます。
そこでヒアルロン酸をへこんだ部分(しわ)に注入すると、へこみ部分が盛り上がり、しわを目立たなくしてくれます。
肌を内側から盛り上げるので、たるみなどが原因のクマにも効果的です。
・輪郭調整、小顔効果
ヒアルロン注入は、頬のこけに注入することで輪郭をふっくらさせる効果があります。
また、あごにヒアルロン酸を注入することでフェイスラインがV字になり小顔効果も期待できます。
・豊胸、ヒップアップ
ヒアルロン酸を注入する位置により、全体的なサイズアップや谷間の強調、垂れてしまったバストを美しくするなど様々な効果が得られます。
垂れてしまったヒップをヒアルロン酸によって持ち上げると、スタイルのシルエットがぐっと若々しい印象に。
バストやヒップに左右差にお悩みの方は、注入する位置、量で調整して形を揃えることもできます。
・関節の痛みをなくす
ヒアルロン酸は関節と関節を繋ぐクッションの役割もしています。
加齢でこのクッションが減ってくると、痛みの原因に。
そこへヒアルロン酸を直接注入することで、関節の間のヒアルロン酸を増やし関節の痛みを和らげる効果があります。
ヒアルロン酸注入の料金
ヒアルロン酸注入は一本6万円~10万円が相場といわれています。
しわの深さや場所などによって、ヒアルロン酸注入の本数は変わりますので、カウンセリングの際に見積もりを出してもらうと安心です。
メディカルブローを提供している「表参道メディカルクリニック」では、1㏄辺り60,000円で施術を行っています。
ヒアルロン酸注入ならすぐに肌の悩みが解決できる
どんなに良い基礎化粧品を使っても、すぐに美容効果が出ることは滅多にありません。
効果を実感できるまで、意味なかったのでは…と不安になることもあるでしょう。
しかし、ヒアルロン酸注入は施術後すぐ目に見える効果を得られるのがメリット。効果をすぐに実感したい!という方におすすめです。
表参道メディカルクリニックでは、カウンセリングから施術、アフターケアまで親身にサポートします。
ヒアルロン酸注入を行う際は失敗の可能性を少しでも減らすため、信頼できるクリニックを探してご相談してみませんか?
ヒアルロン酸注入は信頼できるクリニックで受けましょう
ヒアルロン酸注入は比較的、健康被害を起こすような失敗が少ない美容治療です。
しかし、物理的に皮膚を持ち上げて美容効果を生み出す施術なので、下手な人が行うと歪な形になる恐れもあります。
もしも失敗が起きてしまった際、施術後に気になる症状が起きた際は、医者へ相談しましょう。
未然に失敗を防ぐためには、ヒアルロン酸注入はぜひ注入治療の腕の良い医者へ依頼してください。
プロの手にかかれば、あなたの想像していなかった改善効果が生まれることも大いにあり得ます。
メディカルブローを運営している「表参道メディカルクリニック」では、ヒアルロン酸やボトックスなどの注入治療も行っています。
メールや電話のご相談、無料カウンセリングも受け付け中です。気になる方はぜひお問い合せ下さい。