唇の乾燥・皮剥けの原因と正しい対処法|NG習慣チェック&リップケア完全ガイド

唇が乾燥して皮が剥けるとヒリつきや痛みだけでなく、「口紅がきれいに塗れない」「清潔感が損なわれる」といった悩みにつながることもあります。
唇はもともとデリケートな部位のため、日常のちょっとした刺激や生活習慣の影響を受けやすいのが特徴です。
この記事では、唇の乾燥・皮剥けを招きやすい原因を整理したうえで、悪化させない正しい対処法、再発を防ぐための予防習慣、荒れているときのメイクの考え方まで詳しく解説します。
目次
唇の乾燥や皮剥けの原因は?|NG習慣チェックリスト

唇の乾燥や皮剥けは多くの場合、日常の刺激や生活習慣が積み重なることで起こります。
そもそも唇は角質層が非常に薄く、皮脂腺や汗腺がないことから皮脂膜が形成されないため、他のパーツよりもバリア機能が低い部位です。
そのため、摩擦や空調環境の影響を受けやすく、結果的に乾燥や皮剥けが起こりやすくなります。
以下は、唇の乾燥・皮剥けを招きやすくなるNG習慣です。
- 乾燥が気になり、無意識に唇を舐めてしまう
- 空調の効いた乾燥した部屋で長時間過ごしている
- 水分をあまり摂らない日が多い
- 唇が荒れていても、そのまま口紅を塗っている
これらに当てはまる項目が多いほど、唇に負担がかかりやすい状態といえます。
ここからは、唇の乾燥や皮剥けの原因を詳しく見ていきましょう。
外部刺激や生活環境
唇は皮膚の中でも特にデリケートで、外部からの刺激を受けやすい特徴があります。
特に影響しやすいのが、次のような要因です。
- 食事の際に口元を拭く動作
- 唇を舐める・触るなどの癖
- 紫外線によるダメージ
- エアコンによる乾燥した空気
一つひとつは小さな刺激でも、毎日繰り返されることで唇の水分が奪われ、乾燥や皮剥けにつながりやすくなります。
生活習慣や体調の乱れ
唇の状態は、生活習慣や体調とも無関係ではありません。
直接の原因とは言い切れませんが、唇のコンディションに影響する要因として、次のような点が挙げられます。
- 水分補給が不足しがち
- 睡眠時間が短い、生活リズムが不規則
- ストレスを感じやすい状態が続いている
- 食事のバランスが偏っている
これらは単独でというよりも、他の要因と組み合わさることで、唇の状態に影響を及ぼすケースが多いです。
唇の不調が続く場合は、外側のケアだけでなく、こうした背景要因も一度見直してみるとよいでしょう。
アレルギーや体質
すべての人に当てはまるわけではありませんが、唇の乾燥や皮剥けには、アレルギーや敏感肌などの体質が関係しているケースもあります。
- 特定の口紅やリップケア用品が合わない
- 食べ物や飲み物で刺激を感じやすい
- もともと肌が敏感で荒れやすい
この場合、同じ成分を含んだアイテムを使い続けることが原因で、乾燥や皮剥けを繰り返している可能性があります。
「特定のタイミングで悪化する」「使うものを変えると調子が変わる」と感じる方は、一度使用するコスメを見直してみるのも一つの方法です。
唇の乾燥・皮剥けの正しい対処法|リップケア

唇が乾燥・皮剥けしたときに誤った対処をすると、症状が悪化しやすくなります。 大切なのは刺激を与えず、唇の状態に合ったケアを行うことです。
ここでは、乾燥・皮剥けが気になるときに取り入れたい基本のリップケア方法を紹介します。
無理に剥がさず保湿を徹底する
皮剥けが気になると、つい指や歯で剥がしてしまいがちですが、これは唇にとって大きな負担になります。 無理に剥がすと小さな傷ができ、乾燥や炎症を繰り返す原因になります。
皮が浮いているときは、リップクリームやワセリンなどでしっかり保湿し、自然に剥がれ落ちるのを待つことが大切です。
集中的にケアしたい場合は、リップパックを取り入れるのもよいでしょう。
リップパックのやり方
リップパックは、乾燥や皮剥けが気になるときに、集中的にうるおいを与えたい場合に取り入れたいケア方法です。
- 唇の汚れを軽く拭き取り、清潔な状態にする
- リップクリームまたはワセリンを唇にたっぷり塗る
- 唇全体を覆うようにラップをのせる
- 5〜10分ほど置いてうるおいを浸透させる
- ラップを外し、余分な油分をやさしくなじませる
より浸透させたい場合は、入浴中や入浴後に行ったり、ラップの上から蒸しタオルを当てたりするのがおすすめです。
放置する時間が長すぎるとかえって唇の荒れを招くことがあるため、既定の時間を守り、刺激を与えないよう、やさしく行うことを意識しましょう。
スクラブで角質をケアする
唇のゴワつきが気になる場合は、スクラブで角質をケアする方法もあります。
スクラブとは、細かな粒子が配合された、唇の不要な角質をやさしく取り除くためのケアアイテムです。
古い角質を落とすことで唇の表面がなめらかになり、保湿ケアがなじみやすくなる効果が期待できます。
ただし、皮剥けや赤みがあるときは刺激になるため、状態が落ち着いてから行いましょう。
- 唇用として作られており、粒子が細かいもの
- 保湿成分が配合されているもの
- 香料やアルコールなど刺激になりやすい成分が少ないもの
使用頻度は週1回程度にとどめ、強くこすらず、なでるように使うのがポイントです。
刺激の強い食べ物を控える
唇が荒れているときは、辛いものや酸味の強い食べ物が刺激になりやすい状態です。
こうした食品を摂ると、ヒリつきや乾燥が強まり、回復を妨げてしまうことがあります。
症状が落ち着くまでは一時的に控え、唇への負担を減らすことが大切です。
あわせて、こまめな水分補給を意識すると、内側からの乾燥対策にもつながります。
唇の乾燥や皮剥けを繰り返さないための予防習慣
唇の乾燥や皮剥けは、その場しのぎのケアだけでは再発しやすいのが特徴です。 日常生活の中で唇に負担をかけない習慣を意識することで、トラブルを起こしにくい状態を保ちやすくなります。
ここでは、今日から取り入れやすい予防のポイントを紹介します。
口紅やリップの成分を確認する
使用している口紅やリップに唇に合わない成分が含まれていると、乾燥や皮剥けを繰り返す原因になることがあります。 特にタール系色素や香料が多い製品は刺激になりやすいため注意が必要です。
荒れやすい時期は、保湿力の高いリップや低刺激処方のものを選ぶと、唇への負担を抑えやすくなります。
どのような成分が荒れやすいのかについて詳しく知りたい方はリップで唇が荒れるのはなぜ?原因から正しいケアまで徹底解説も併せてご確認ください。
部屋の湿度を適切に保つ
空気が乾燥すると、唇の水分も奪われやすくなります。 特にエアコンを使用する季節は、室内が想像以上に乾燥しがちです。
加湿器を使ったり、濡れタオルを置いたりして、湿度を40〜60%程度に保つことで、唇の乾燥予防が期待できます。
マスクを外したらすぐに保湿する
マスクの着用中は、呼吸による蒸れで一時的に唇がうるおっているように感じやすい一方、外した瞬間に水分が急激に蒸発し、乾燥しやすい状態になります。
またマスクの着脱による摩擦も、唇の荒れにつながる要因の一つです。
マスクを外したタイミングでリップクリームを塗り直す習慣をつけることで、うるおいを保ちやすくなります。
リップクリームの塗り方についてはリップクリームの正しい塗り方とは?保湿を長持ちさせるコツとNG行動で紹介しています。
水分やビタミンB群の摂取を心掛ける
唇のうるおいは、外側からのケアだけでなく、体の内側の状態も関係しています。
水分不足は乾燥を招きやすいため、日中はこまめな水分補給を意識しましょう。
またビタミンB群は皮膚や粘膜の健康維持に関わる栄養素とされており、食事内容を見直すことも唇の乾燥・皮剥けの予防につながります。
- 豚肉(ヒレ・モモなど)
- レバー類(豚・牛・鶏)
- 卵
- 納豆・大豆製品
- 玄米・全粒穀物
特定の食材に偏らず、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
唇が乾燥・皮剥けしているときのメイク方法

唇が乾燥して皮剥けしているときに、無理にメイクで隠そうとすると、刺激になって荒れを悪化させてしまうことがあります。
また皮剥けが強調されて、かえって唇が汚く見えてしまうことも少なくありません。
唇が荒れている間は、普段と同じリップメイクを無理に続けるのではなく、刺激を避けて唇の状態を守ることが大切です。
ここでは、唇が荒れているときのメイク方法を紹介します。
基本は低刺激・高保湿のリップクリームのみ
皮剥けしている状態では、口紅を重ねるほどムラやヨレが目立ちやすくなります。
そのため、基本は低刺激で保湿力の高いリップクリームのみで整えるのがおすすめです。
リップクリームでツヤを出すことで、縦ジワや皮剥けの境目が目立ちにくくなり、自然な仕上がりになります。
どうしても色が足したいならリップグロスがおすすめ
どうしても血色感を足したい場合は、リップグロスの使用がおすすめです。
リップグロスを使うとふっくらした印象の唇に仕上がるため、皮剥け部分との境目が目立ちにくくなります。
使用する際はこすらずにそっと重ねることを意識し、刺激になりやすい成分が含まれるものは避けると安心です。
なおマットリップや密着力の高い口紅は、乾燥や皮剥けを強調しやすいため、唇が荒れている間は控えたほうがよいでしょう。
アートメイクでリップクリームだけでも血色感ある唇に
唇が乾燥しやすく、皮剥けを繰り返してしまう方の中には、 「顔色が悪く見えるためやむを得ず口紅を塗っている」「メイクが制限されるのがつらい」 と感じている方も少なくありません。
そのような場合、ノーメイクでも血色感を保てる方法として、 リップアートメイクという選択肢があります。
ここからは、リップアートメイクについての基本情報と、当院の症例写真を紹介していきます。
リップアートメイクの基本情報
リップアートメイクとは、専用の器具を使って唇の浅い層に色素を入れ、自然な血色感を表現する医療施術です。
水や摩擦によって色落ちすることがなく、唇のくすみもカバーできるため、リップクリームやワセリンだけでも明るい印象の唇に仕上がります。
くすみが目立つ方でも「口紅を塗らなければ」という負担から解放され、乾燥や皮剥けのケアに注力しやすくなるのが魅力です。
当院の症例写真
当院では、一人ひとりの唇の色や雰囲気に合わせて、 自然に見える仕上がりを重視したリップアートメイクを行っています。
症例写真では色味やデザインの違いを確認していただけるため、 施術後のイメージを具体的に持ちやすくなります。
唇の血色感にお悩みの方は、参考としてご覧ください。


まとめ
ここまでの内容を振り返り、唇の乾燥や皮剥けについて大切なポイントをまとめました。
- 唇の乾燥や皮剥けは、日常の刺激や生活習慣が重なることで起こりやすい
- 皮が剥けているときは、無理に剥がさず保湿を最優先にすることが大切
- 状態が落ち着いたら、リップケアや予防習慣を取り入れることで再発を防ぎやすくなる
- 唇が乾燥して皮剥けしている間は、リップクリームやグロスなど負担の少ないメイクを心掛ける
- 唇の乾燥・皮剥けにより思うようにメイクができない方には、リップアートメイクという選択肢もある
唇はとてもデリケートな部位のため、ちょっとした刺激の積み重ねがトラブルにつながりやすくなります。
そのときの状態に合わせてケアやメイクを見直し、無理をしないことが、健やかな唇を保つための近道です。
まずは今日から、NG習慣を見直し、こまめな保湿を心掛けてみてください。
よくある質問
唇の皮剥けは何日くらいで治りますか?
唇の皮剥けが落ち着くまでの期間には個人差がありますが、軽い乾燥によるものであれば、数日〜1週間ほどで改善するケースが多いとされています。
ただし、無理に皮を剥がしたり刺激を与え続けたりすると、回復までに時間がかかることもあります。
保湿を中心としたケアを続けながら、唇をなるべく触らないよう意識することが大切です。
唇の皮剥けが治らない場合はどうしたらよいですか?
セルフケアを続けてもなかなか改善しない場合は、唇に合わないアイテムを使い続けている可能性や、刺激が繰り返し加わっていることが考えられます。
使用しているリップや口紅を見直し、保湿を優先したシンプルなケアに切り替えて様子を見るのも一つの方法です。
症状が長引く場合は自己判断せず、医療機関に相談することも検討しましょう。
唇の乾燥や皮剥けに効く薬はありますか?
唇の乾燥や皮剥けに対しては、アラントインやグリチルレチン酸、ビタミンB6、ビタミンE誘導体などを含んだ外用薬が有効とされています。
これらは一般医薬品としてドラッグストアなどで購入することができますが、原因や症状によって適した対処は異なるため、自己判断で使用を続けることはおすすめできません。
市販薬を使用しても改善が見られない場合は、皮膚科で相談するようにしましょう。
唇の乾燥は内臓と関係がありますか?
唇の乾燥が直接的に内臓の不調を示すとは限りませんが、体調や生活習慣の影響を受けることはあります。
水分不足や睡眠不足、食生活の乱れなどが続くと、唇を含む全身のコンディションに影響が出やすくなります。
唇の乾燥が気になるときは、生活リズム全体を見直すきっかけとして捉えるのもよいでしょう。
唇の皮が剝けているときは口紅を塗ってもいいですか?
唇の皮が剝けているときは、基本的に口紅の使用は控えたほうがよいでしょう。
口紅を塗ることでムラやヨレが目立ちやすくなるほか、摩擦や成分の刺激によって荒れが悪化することがあります。
そのため、状態が落ち着くまではリップクリームやリップグロスなど、負担が少なく皮剥けをカバーできるアイテムで整えるのがおすすめです。