眉毛アートメイクの2回目施術が必要な理由とタイミング
眉毛アートメイク2回目施術が必要な理由とタイミング
眉毛アートメイクでは、2回の施術で眉デザインを完成させるのが一般的です。
また肌質やライフスタイルなどによっては、3回目の施術が必要になることも。
このページでは、眉毛アートメイク施術を2回受ける必要がある理由や、2回目を受けるタイミングなどについても解説。
お気に入りの眉デザインの持ちを良くするためにも、ここでの内容を参考に自分にあったアプローチを見つけましょう。
なお、眉毛アートメイクについての基本情報は以下のページでも詳しく解説しています。
目次
眉毛アートメイクの2回目施術が必要な理由
はじめて眉毛アートメイクを受ける場合、2回1セットの施術が一般的です。
この理由として、次の2つのことがあげられます。
- インクの定着率
- 形や色味の微調整
一度の施術で完成形になることはほとんどなく、2回の施術を通して顔とマッチする理想の眉デザインに仕上げていきます。
ここからはそれぞれの理由について、もう少し詳しく見ていきましょう。
1回目のインクの定着率は50%程度
眉毛アートメイクの初回施術では、使用されるインクの定着率は50%程度とされています。
- 皮膚に注入できるインクの量には限りがある
- 肌がインクを異物と判断して体外に除去しようとする
- 肌のターンオーバーによる色抜け
- 日常生活中の摩擦による影響
こうした理由から、初回の施術だけではカウンセリング当初に希望していた色の濃淡や均一性を得ることが難しいです。
したがって、初回施術のデザインをベースに色抜けやムラを補い、長期間にわたるインクの定着を安定させるためにも2回目の施術は重要です。
形や色味の微調整
初回施術で描かれた眉デザインは、顔の特徴(骨格や筋肉)や表情に合わせて微調整が必要になります。
眉のアーチの高さや、眉頭・眉尻などの細かな部分を自然に見せるための調整にくわえ、ご自身のフィードバックも反映させることで完成します。
⇒デザインのベース作り
2回目の施術
⇒微調整を行い、希望に沿った似合うデザインに仕上げる
2回の施術を受けることで、顔によりマッチする眉デザインに仕上がります。
手間と思うかもしれませんが、数年顔に残るものなので、美しい眉を残すためにも2回目の施術も受けるようにしてください。
2回目の施術を受ける最適なタイミング
眉毛アートメイクの2回目の施術を受けるタイミングは、初回施術から1〜3ヵ月の期間をあけるのが最適です。
数日、数週間で行えないのは、次の理由によります。
- 初回施術で傷ついた皮膚状態が回復しきらない
- 色や形の定着が安定していない
- インク抜けには個人差がある
皮膚の状態が安定しないところにニードルを刺してしまうと、赤みや炎症といった肌トラブルの原因にもなりかねません。
また色や形が定着していないと調整を行うことが難しく、インク抜けの個人差も考慮して1〜3ヵ月という期間が設けられています。
「必ず2回目はこの期間に」ということはないので、肌の回復やデザインの定着具合をみて施術者に相談するようにしてください。
眉毛アートメイクが完成するまでの期間
眉毛アートメイクは初回施術のみで完成することがほとんどないため、美しい仕上がりまでに要するスケジュールを確認しておきましょう。
↓
1~3ヵ月:皮膚の回復と色の定着を待つ期間
↓
2回目施術:初回の結果に基づいた微調整
↓
1~3ヵ月:皮膚の状態が落ち着き、デザインの定着も安定
↓
眉毛アートメイク完成
最終的な仕上がりを確認するまでには、少なくとも2ヵ月はかかる計算です。
施術との間は施術後の注意点を守りつつアフターケアもしっかり行い、理想の眉デザインに仕上げていきましょう。
2回目の施術で眉デザインの変更はできる?
2回目の施術は、初回施術の仕上がりを微調整するのが目的です。
細かな調整は可能ですが、以下のようなことは基本的にはできません。
- 太い眉を細くする
- 濃い色を薄くする
- パウダーまたはグラデーション眉からナチュラル眉
これらの変更を希望する場合、薬剤やレーザーでの除去施術を受けるか、インクが自然に薄くなるのを待つ必要があります。
そのため、時間と費用がかかるだけでなく、肌にも大きな負担がかかります。
また、希望通りのデザインでない状態がしばらく続いてしまうことにもなりかねません。
アートメイクは一度インクを入れると簡単には除去できないため、数年先も見据えた後悔しないデザイン選びが大切です。
眉毛アートメイクの持ちを良くする方法
2回目の施術を終えて手にした理想の眉デザインは、できるだけ長持ちさせたいものです。
施術後1週間はダウンタイム(回復期間)となり、この時の過ごし方は色もちを良くさせるために特に大切な期間になります。
次のことを守って、適切なケアも行いながら色もちを良くしていきましょう。
代謝を上げすぎない
施術直後は、眉毛やその周囲の皮膚には無数の小さな傷がある状態です。
この時に代謝を上げるような行動をとると、汗といっしょにインクも抜けてしまう原因になります。
色もちを良くするためには、次のような行為は控えましょう。
- 激しい運動
- サウナ
- 長時間の入浴
- 暑い環境で長時間過ごす
- からい食べ物
なお、約1週間のダウンタイムが明け、皮膚の状態が安定していれば、上記を再開しても問題はありません。
普段から行うケアにも注意
眉毛アートメイクは肌のターンオーバーの影響を受けて、次第に色が薄くなっていきます。
普段のスキンケアで、次のようなものを使用している場合は一時的に使用を控えましょう。
- ピーリング製品
- ターンオーバーを早める化粧品
- アルコールベースの化粧品
これらを使用してしまうと、通常よりも色抜けが早まる可能性があります。
また、しばらくしてからケアを再開する場合も、眉毛周辺を避けると色もちが良くなるので覚えておいてください。
外部刺激を避ける
眉毛アートメイクの施術後は、施術部位はとてもデリケートな状態です。
外からの刺激に弱くなっており、特に紫外線は色抜けや変色の原因になるので、次のような紫外線対策をとってください。
- 直射日光を極力避ける
- 帽子などによるカバー
- 日焼け止め(施術後1週間以降から)
また、かく・触る・乾燥などの刺激も、同じように色抜けや変色の原因になります。
施術後のケアにワセリンが処方されるので、施術後最低3日間、できれば1週間は1日3回の保湿・保護を行ってください。
これにより乾燥やインクの流出を防ぐとともに、施術部位を水分などから守ることにも役立ちます。
まとめ
最後に眉毛アートメイクの2回目施術について、以下のポイントをおさらいしておきましょう。
- 2回1セットの施術が基本
- 初回施術のインク定着率は50%ほど
- 初回でデザインベースを作り、2回目で仕上げる
- 2回目施術のタイミングは初回施術から1〜3ヵ月後
- 眉デザインが完成するまでには少なくとも2ヵ月かかる
- 適切にケアすることで色もちが良くなる
眉毛アートメイクが完成するまでには時間と手間がかかりますが、それに見合った自然で美しい仕上がりが期待できます。
施術後はケアもしっかり行い、理想の眉を1日でも長くキープしていきましょう。
なお、メディカルブローにおいても、2回1セットでの眉毛アートメイクを推奨させていただいております。
眉毛アートメイクのご予約やご相談がありましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。
眉毛アートメイクの2回目施術についてのよくある質問
Q,2回目の眉毛アートメイク施術はどうして必要なのですか?
- A,
- 2回目の施術は、初回施術で定着したインクの色調整や、細かいディテールの調整を行うために必要です。
なので初回施術ではデザインのベースづくりを行い、2回目で最終仕上げとなります。
なお、肌質やライフスタイルによっては2回以上の施術が必要になるケースもあるので覚えておいてください。
Q,2回目の施術を受ける最適なタイミングはいつですか?
- A,
- 通常は、初回施術から2ヵ月前後が最適なタイミングです。
皮膚やインクの状態も安定する時期になるので、様子を見つつ施術者に2回目の相談をしてみてください。
Q,2回目の施術でデザインの変更は可能ですか?
- A,
- 2回目の施術でデザインの変更は可能ですが、大幅な変更はできません。
たとえば、太いものを細くしたり、色の濃さを薄くすることは簡単にできないため、デザインを決める段階で施術者と十分話し合って決めるようにしましょう。
Q,2回目の施術後、眉毛のケアで特に注意することはありますか?
- A,
- 2回目の施術後も、適切なアフターケアが必要です。
・清潔にする
・保湿
・施術後1週間は眉メイクを控える
・当日の入浴は控える
・日焼けは避ける
・かさぶたを剥がさない
など他にも注意点がいくつかあるので、施術者の指示に従って過ごすようにしましょう。
Q,2回目の施術後のデザインの持続期間はどれくらいですか?
- A,
- 持続期間には個人差がありますが、通常は1〜3年程度です。
ライフスタイルや肌質などの影響も受けるので、デザインの崩れが気になったタイミングでメンテナンスを受けることが推奨されます。