眉毛タトゥーとは|眉毛アートメイクとの選択肢を比較

眉毛タトゥーとは|眉毛アートメイクとの選択肢を比較

眉毛タトゥーとは|眉毛アートメイクとの選択肢を比較

理想の眉を実現する方法として、眉毛タトゥーと眉毛アートメイクがあります。
一見似ているかもしれませんが、2つを比較していくと実は大きく異なります。
このページでは眉毛タトゥーと眉毛アートメイクの違いを比較していき、理想とする眉デザインを選ぶためのガイドを提供します。

なお、眉毛アートメイクについて詳しく知りたい人は、以下も併せてご参考ください。

眉毛アートメイクの基本情報

眉毛タトゥーと眉毛アートメイクの違い

そもそも眉毛タトゥーとは、一般的なタトゥーや刺青などの一種です。
主に腕や脚、背中などにデザインを生涯残すことを目的としており、カルチャーやファッション、アートの1つとして用いられやすい技術です。
一方で、眉毛アートメイクも同様にニードルを使ってインクを皮膚に注入しますが、タトゥーとは目的や特性が異なります。

しばしば混同されがちな2つの技術ですが、施術方法や使用するインク、痛み・リスク、持続性など、さまざまな側面から比較すると大きな違いがあります。
ここではそれぞれを詳しく比較していき、どちらの技術が理想の眉デザインを実現するために最適かを探ります。

施術方法

眉毛タトゥーと眉毛アートメイクの施術方法は、どちらも基本的に手彫りまたは機械彫りにより皮膚にインクを注入していきます。
しかし、重要なポイントになるのが、使用するニードルの太さです。
それぞれの一般的なニードルの太さは、次のようになります。

ニードルの太さ
タトゥー:0.25~0.4mm
アートメイク:0.01~0.03mm

タトゥーで使用するニードルの太さはアートメイクのものに比べて約25倍も太く、眉毛の細かな毛並みを表現するのが難しくなります。
これは、タトゥーが眉毛を描くことを主な目的としていない技術であることがわかります。
反対に眉毛アートメイクでは非常に細かいニードルを使用するので、より自然で自眉毛にも馴染む眉1本1本の表現が可能になります。

使用されるインク

眉毛タトゥーと眉毛アートメイクでは、使用されるインクの種類にも大きな違いがあります。
ここでの違いでポイントになるのが、インクに含んでいる金属量です。

眉毛タトゥーのインク
タトゥーのインクには、発色や定着、変色防止のために、多くの金属が含まれていることがあります。
このため、MRI検査で強い磁力に反応してしまうことや、色によっては除去治療で消すことが困難になる場合があります。

眉毛アートメイクのインク
眉毛アートメイクのインクに含まれる金属量(酸化鉄)は非常に少なく、色によっては一切含んでいないものもあります。
医療行為として行われるため、基本的には人体に害のない品質基準を満たしたものだけが使用されています。

MRIを受ける予定がある場合や、将来的に眉デザインを変更する可能性があるかも考慮し、眉毛タトゥーか眉毛アートメイクのどちらを選ぶか検討するのが大切です。

痛み

眉毛タトゥーと眉毛アートメイクでは、痛みの管理がまったくことなります。

眉毛タトゥー
⇒前日の食事や睡眠による体調管理

眉毛アートメイク
⇒表面麻酔

タトゥーそのものが非医療行為となるので、痛みを大幅に軽減させる麻酔の使用が認められていません
太いニードルが皮膚の深い層まで到達し、眉毛の周辺は神経も多く、骨にも近いことから強い痛みを感じる可能性が高いです。

一方の眉毛アートメイクは、表面麻酔によって痛みのコントロールができます。
このため痛みをほとんど感じることなく施術を受けられ、人によっては施術中に眠ってしまう人もいるほどです。

痛みの感じ方には個人差があるものの、一般的にタトゥーは心身の負担になり、体力も消耗します。
タトゥーで眉毛を入れる場合には、痛みに対する準備と心構えが必要になることは覚えておきましょう。

アートメイクの痛み|安心して施術を受けるためのガイド

リスクと安全性

眉タトゥーも眉毛アートメイクも皮膚に傷をつけてインクを注入するため、少なからず次のようなリスクを伴います。

施術に伴うリスク
・肌トラブル
・傷跡が残る
・アレルギー反応
・血液感染症(B・C型肝炎や梅毒など)
など

これらのリスクは施術者の技術力やインクの品質、施術環境の衛生状態などが大きく関係してきます。
医療機関で行われる眉毛アートメイクは、安全基準を満たしており、リスク管理に対する十分な対策が取られています。
これに対し一般人が行う眉毛タトゥーでは、これらの安全基準が必ずしも保たれているとは限りません。

特に眉毛は目の周辺に位置するため、リスクと安全性を考慮するのであれば、眉毛アートメイクの方がより安心して施術を受けられる選択肢となります。

持続性とメンテナンス

眉毛タトゥーと眉毛アートメイクは、持続期間に大きな違いがあります。

眉毛タトゥー
眉毛タトゥーは、皮膚表面から1.5〜2mmほどの真皮層までインクを注入していきます。
この層はターンオーバーの影響を受けないため、経年変化による色褪せは見られますが、生涯にわたりインクが残り続けます。
メンテナンスがほぼいらず、長期にわたり同じ眉デザインを維持したい場合に適しています。

眉毛アートメイク
眉毛アートメイクは、皮膚表面に近い0.02〜0.03mmの表皮層にインクを注入します。
皮膚の自然なターンオーバーによりインクが徐々に排泄されていき、通常は施術後1〜3年で色が薄れて消えていきます。
定期的なメンテナンスが必要になるものの、色や形を調整しやすく、好みやトレンドに合わせたアップデートが可能です。

眉毛のスタイリングに関して、長期的なデザインの維持を望むか、定期的にスタイルを変えて楽しみたいかに応じて適切な方法を選択しましょう。

施術回数と価格

眉毛タトゥーと眉毛アートメイクでは、施術回数と価格にも違いがあります。

眉毛タトゥー
一般的に眉毛タトゥーは1回の施術で完了しますが、価格については技術や知名度などによってもさまざまです。
タトゥースタジオの多くが価格は応相談となっており、半永久的に持続することを考えると1回あたりの施術は高額になる可能性があります。

眉毛アートメイク
眉毛アートメイクは初回でデザインを作り、2回目で微調整を行うのが一般的です。
2回1セットの価格となっていることがほとんどで、眉毛アートメイクの相場は13万円前後(2回)となっています。
また眉デザインをキープするためには、定期的なメンテナンスによる維持費が必要です。

眉毛アートメイクの2回目施術について

眉毛タトゥーは初期コストが高くなる可能性はありますが、メンテナンスがほぼ必要ないのでコスパは良いと言えるでしょう。
一方の眉毛アートメイクは、デザインをキープするための維持費が必要になります。
これらのことも考慮に入れて、タトゥーとアートメイクのどちらで眉デザインを描くのか検討してみてください。

眉毛アートメイクの値段について

症例数

眉毛タトゥーと眉毛アートメイクを選ぶ際、特に重視すべきなのが症例数です。
症例数は信頼や技術力の証であり、理想の仕上がりを求めて多くの人が集まる指標となります。

眉毛タトゥー
⇒症例に乏しい

眉毛アートメイク
⇒症例数が豊富

タトゥーはそもそも眉毛を入れることは専門としておらず、腕や脚、背中などに入れることが一般的です。
なので症例数が少なく、1人ひとりの顔にフィットするデザインの提供は難しい可能性があります。

一方の眉毛アートメイクは、線やドットで眉毛の表現を専門とするスペシャリストによって行われます。
現在では技術の進歩により、アートメイクと言われるまで気づかないほど自眉毛に馴染むレベルにまで到達しています。

このため、アートメイク専門のクリニックで施術を受ける方が、満足のいく仕上がりにつながる可能性が高いです。
その中でも豊富な症例数を持ち、ご自身が理想とする眉デザインを得意とする施術者を指名することをおすすめします。

まとめ

最後は、眉毛タトゥーについての重要なポイントをまとめておきましょう。

  • ニードルの太さから眉毛の細かな表現には向いていない
  • 使用されるインクには酸化鉄が多く含まれる傾向にある
  • 麻酔によって痛みを抑えることができない
  • 一般人が施術するため施術に伴うリスクが高まる可能性がある
  • 生涯にわたって同じ眉デザインを望む人に適している
  • 症例数が少なく、眉デザインの専門性は低いと言える

タトゥーは眉毛を入れるよりも、腕や背中、脚などにデザインを入れるのが一般的で、眉デザインの施術は非常に稀です。
眉毛を美容やパーソナルケアの一環として眉毛を整えたい場合、眉毛アートメイクを選択することで、より自然で満足のいく仕上がりが得られるでしょう。

メディカルブローは眉毛アートメイク専門のクリニックとして、年間6万以上の人の眉デザインを手がけています。
眉デザインのことなら、当院にお任せください。

眉毛アートメイクのことならメディカルブロー

よくある質問

Q,眉毛タトゥーと眉毛アートメイクの施術時間はどのくらいかかりますか?

A,
眉毛タトゥーは通常1〜2時間程度かかることが多いです。
一方、眉毛アートメイクは毛並みの表現など細かな技術が必要になるので、通常は2〜3時間ほどかかるのが一般的です。
ちなみに施術時間は、デザインや施術者の技術によっても異なります。

Q,眉毛タトゥーと眉毛アートメイクの施術後のケア方法は異なりますか?

A,
どちらも施術後は施術部位を清潔に保ち、保湿を欠かさず行ってください。
タトゥーは深い層までニードルを進めるので、特に入念にアフターケアーを行いましょう。

Q,眉毛タトゥーと眉毛アートメイクはどのようにして選ぶべきですか?

A,
どちらを選ぶかは、個人のライフスタイルや好みによります。
眉毛アートメイクは医療機関で施術されるので安全性が高く、定期的なメンテナンスをすればトレンド眉へのアップデートも可能です。
一方、眉毛タトゥーは半永久的にインクが残るのでデザインの持続性に優れますが、途中から変更ができないデメリットもあるので慎重な判断が必要です。

Q,眉毛タトゥーと眉毛アートメイクの施術中の痛みを和らげる方法はありますか?

A,
眉毛アートメイクに関しては、表面麻酔により痛みを大幅に軽減できます。
しかし眉毛タトゥーについては医療行為が行えないため、施術前日に食事と睡眠を十分に取り体調が万全の状態で臨むようにしてください。

Q,眉毛タトゥーと眉毛アートメイクの施術後、すぐに普段通りの生活に戻れますか?

A,
眉毛の施術のため、日常生活に大きな支障はありません。しかし、施術直後は赤みや腫れがあるため、外見上の影響を考慮する必要があります。特に、人前での仕事をされている場合は、施術後の見た目に注意が必要です。
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