口角を上げる方法|原因からトレーニング・マッサージ・医療施術まで徹底解説

「口角を上げたいのに、うまく笑えない」「不機嫌に見える」など、口元の悩みを抱える方は少なくありません。
口角が下がると、表情が暗く見えたり、実年齢より老けた印象を与えたりすることがあります。
この記事では、口角を上げるためのトレーニングやマッサージ、生活習慣の整え方を紹介。
自然で明るい笑顔を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは口角が下がる原因を理解しよう
口角を上げる方法を実践する前に、「なぜ下がってしまうのか」を理解することが大切です。
原因を知ることで、自分に合ったケアやトレーニング方法を選びやすくなります。
口角が下がる主な要因は、以下の3つです。
- 表情筋の衰えや皮膚のたるみ
- 姿勢や口呼吸などの生活習慣
- 骨格や歯並びなどの先天的要因
この章では、口角が下がる原因について詳しく解説します。
表情筋の衰えや皮膚のたるみ

口角が下がる主な原因の一つが、表情筋の衰えです。特に「大頬骨筋」や「笑筋」、「口角挙筋」などの筋肉が弱まると、口角を持ち上げる力が低下してしまいます。
また加齢によって皮膚がたるむと、頬やフェイスラインが重力の影響を受け、さらに口角が下がりやすくなります。
笑顔を作る機会が少ない方や無表情で過ごす時間が長い方は、筋力が低下しやすいため、習慣的にトレーニングするのがおすすめです。
なお、「口角下制筋」の力がもともと強い人は、口角が下方向にひっぱられるため、年齢に関係なく口角が下がっているケースもあります。
姿勢や口呼吸など生活習慣
うつむき姿勢や口呼吸、噛み癖などの生活習慣も、口角を下げる原因の一つです。
- うつむき姿勢
- 重力の影響で口まわりの筋肉が下方向に引っ張られ、次第にその状態が癖づいてしまいます
- 口呼吸
- 日常的に口まわりの筋肉が脱力状態のため、ゆるみやたるみにより口角が下がりやすくなります
- 噛み癖
- 筋肉の使用量にばらつきが出て、口角の左右差が出やすくなります
これらに該当する人は、血流を促すマッサージや表情筋トレーニングを取り入れるだけでなく、生活習慣の見直しも併せて行いましょう。
歯並びや骨格など先天的な要因
歯並びや骨格といった先天的な要因によっても、口角が下がって見えることがあります。
たとえば、出っ歯や受け口など、歯並び・骨格に問題があるケースでは、無理に口を閉じることで口角が下がりやすくなります。
このような場合は、表情筋トレーニングやマッサージだけでは改善が難しいこともあるため、必要に応じて歯科や美容クリニックに相談してみるとよいでしょう。
またメイクで唇の形を整えることで、口角が上がっているように見せるのも効果的です。
詳しくは唇の形を綺麗にする方法とは?|唇の形と印象・リップメイク術を悩み別に解説をご確認ください。
口角を上げる表情筋トレーニング3選
口角を上げるには、表情筋を動かす習慣を身につけることが大切です。
筋肉は使わないと衰えていくため、日常生活の中で意識的に動かすことを心がけましょう。
ここでは、自宅で気軽に行える3つのトレーニングを紹介します。
- 「あ・い・う・え・お」体操
- 割り箸トレーニング
- 顔ヨガ「おいしい顔」のポーズ
その他のトレーニング方法も知りたい方は唇周辺のトレーニングとは?美容・健康への効果と口輪筋を鍛える方法も併せてご確認ください。
「あ・い・う・え・お」体操で筋肉を刺激

「あ・い・う・え・お」体操とは、口角を引き上げる大頬骨筋や口輪筋をバランスよく刺激できる口元の体操のことです。
- 鏡の前に座り、姿勢を正す
- 「あ」:口を大きく縦に開く
- 「い」:口角を横に引き、歯を見せるように発音
- 「う」:唇を前に突き出す
- 「え」:口角を引き上げながら口を横に広げる
- 「お」:口をしっかりすぼめて、唇を前に出す
「あ・い・う・え・お」体操をするときは、1文字ずつ2〜3秒かけ、口の動きを大きくするのがポイントです。
鏡を見ながら行うと、筋肉の動きを意識しやすくなります。
1回20〜30秒ほどを目安に、朝の身支度中や入浴後などリラックスしたタイミングで取り入れてみましょう。
割り箸トレーニングで笑筋を強化

割り箸トレーニングは、口角を上げる筋肉「笑筋」を鍛えるのに効果的な方法です。
- 清潔な割り箸を1本用意する
- 割り箸を前歯で軽くくわえる
- 口角を上げて笑顔を作る
- 力を抜いてリラックス
- これを5〜10回繰り返す
笑顔を作る際は、口角を横に引くのではなく、上方向に持ち上げるように意識するのがポイントです。
肩や首に力が入ると口角を下げる筋肉を鍛えてしまうため、リラックスして行いましょう。
顔ヨガ「おいしい顔」のポーズで美しい笑顔に

顔ヨガ「おいしい顔」のポーズは、口まわりにある口角挙筋や舌筋を鍛えることで、引きあがった口角を目指すトレーニングです。
- 顔は正面に向けたまま、目線だけを上に上げる
- 口角を上げ、上の歯が8本見えるように笑顔を作る
- 小鼻を舐めるように舌を右の口角から出す
- そのまま舌を左に移動させ、左口角から右口角へと交互に動かす
これを2〜4往復繰り返しましょう。
1日1〜2セットが目安です。
舌を動かすことに集中すると笑顔のキープを忘れがちなため、慣れないうちは鏡を見ながら行うようにしましょう。
マッサージとツボ押しで口角を上げる方法
トレーニングと併せて行いたいのが、顔まわりのコリをほぐすマッサージとツボ押しです。
表情筋や首まわりの筋肉が硬いと口角が下がりやすくなるため、血流を促して筋肉をやわらかく保ちましょう。
ここでは、自宅で簡単にできるマッサージ・ツボ押し方法を紹介します。
フェイスラインをほぐすリンパマッサージ

あご下から耳の下にかけてのフェイスラインは、老廃物がたまりやすく、口角の動きに影響しやすい部分です。
リンパの流れを促して筋肉をやわらげることで、下がり気味の口角を引き上げやすくなります。
- マッサージクリームやオイルをフェイスライン〜デコルテになじませる
- 鎖骨のくぼみに指を入れ、左右にゆすりながらやさしくほぐす
- あご先から耳の下に向かって、親指の腹でやさしく押し流す
- 親指以外の4本の指を使い、耳の下から首筋に向かってリンパを流すようにさすり下ろす
老廃物は鎖骨のリンパを通って排出されるため、先にデコルテをほぐしてからフェイスラインのマッサージをするのがポイントです。
「地倉」「頬車」ツボを刺激する

「地倉(ちそう)」と「頬車(きょうしゃ)」は、口角の動きやフェイスラインに関わる代表的なツボです。
これらを刺激することで、血行が促され、口まわりの筋肉が動かしやすくなります。
- 鏡の前でツボの位置を確認する
- 指先で軽く押す
- 左右交互に3〜5回ずつ繰り返す
口角を上げるには生活習慣の改善も必要
口角を上げるには、日々の生活習慣を見直すことも欠かせません。
どんなにトレーニングやマッサージを頑張っても、悪い癖が続くと筋肉のバランスが崩れ、元の状態に戻りやすくなります。
ここでは、口角が下がる原因となる生活習慣と、その改善策を紹介します。
- うつむき姿勢|画面の位置を調整する
- 咀嚼不足や噛み癖|食習慣の見直し
- 口呼吸の習慣|鼻呼吸を意識して改善する
うつむき姿勢|画面の位置を調整する
長時間うつむいた姿勢で過ごすと、首やあごの筋肉がこわばり、口角が下がって見えやすくなります。
スマートフォンやパソコンを使うときは、画面の位置を目線の高さに合わせ、背筋を伸ばすことを意識してみましょう。
また深呼吸を取り入れたり、こまめに肩を回したりすることで、筋肉の緊張がやわらぎ、自然と口角が上がりやすくなります。
咀嚼不足や噛み癖|食習慣の見直し
片側ばかりで噛む癖や、やわらかいもの中心の食生活は、口まわりの筋肉のバランスを崩す原因になります。
食事の際は左右均等に噛むことを意識し、繊維質の多い野菜やお肉など、噛みごたえのある食材を取り入れましょう。
しっかり咀嚼することで、表情筋がまんべんなく刺激され、血流も促進されます。
毎日の食習慣を整えるだけでも、口角の位置や顔全体の印象が少しずつ変わっていきます。
口呼吸の習慣|鼻呼吸を意識して改善する
口呼吸の習慣が続くと、口まわりの筋肉がゆるみ、口角を支える力が弱くなってしまいます。改善には、普段から鼻呼吸を意識することが大切です。
口を軽く閉じて舌先を上あごにつけるだけでも、自然ときれいな呼吸姿勢を保ちやすくなります。
寝ている間に口が開いてしまう方は、口閉じテープなどを使って鼻呼吸をサポートするのもおすすめです。鼻炎などが原因で口呼吸になっている場合は、耳鼻科への相談も検討してみましょう。
医療施術で口角を上げるという選択肢も
セルフケアだけでは改善が難しい場合は、美容医療の力を借りて口角を引き上げるのも一つの方法です。
筋肉の働きや皮膚のたるみに直接アプローチできるため、よりはっきりとした変化を実感しやすいという特徴があります。
ここからは、代表的な4つの施術を比較しながらご紹介します。
「どのくらい持続するのか」「どんな悩みに向いているのか」を確認し、自分に合った方法を見つけてみましょう。
| 施術名 | 主な作用 | 持続期間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ボトックス注射 | 下制筋の働きをゆるめ、自然に口角を引き上げる | 約3〜6ヶ月 | 表情筋の癖で口角が下がっている人 |
| 糸リフト | フェイスラインを内側から支えて、下がった皮膚を引き上げる | 約6ヶ月〜1年 | たるみが原因で口角が下がっている人 |
| 口角挙上術 | 口角の皮膚を切開・縫合し、物理的に上向きに固定する | 半永久的 | 強いたるみや先天的な原因で下がってしまった口角を根本的上げたい人 |
| リップアートメイク | デザインで口角が上がったように見せる | 約1〜2年 | 口角以外に色味や形も併せて整えたい人 |
ボトックス注射で表情筋のバランスを整える
ボトックス注射とは、筋肉の動きを一時的に抑える効果をもつ注入治療です。
口角を下げる原因となる「口角下制筋」に注入することで、力みをゆるめ、自然と口角が上がりやすい状態へと導きます。
施術時間は10分程度と短く、ダウンタイムもほとんどありません。
効果は約3〜6ヶ月持続し、定期的に受けることで表情のバランスが整いやすくなります。
| ダウンタイム | 料金相場 | 副作用・リスク |
|---|---|---|
| ほとんどなし。 注射部位に赤み・腫れが出る場合があるが、数時間〜1日で落ち着く。 |
約2〜5万円前後(注入量によって異なる)。 | 内出血・軽いむくみ・一時的な違和感が生じることがある。 まれに効きすぎによる表情のこわばりが見られる場合も。 |
糸リフトでたるみを内側から引き上げる
糸リフトは、加齢や皮膚のたるみによって下がったフェイスラインや口角を、内側から引き上げる施術です。吸収性の極細糸を皮下に挿入し、たるみを支えるようにリフトアップすることで、自然な口角の引き上げが期待できます。
施術直後から変化を感じやすく、効果は約6ヶ月〜1年ほど持続します。
顔全体のたるみを伴う、口角まわりのゆるみが気になる方におすすめの施術です。
| ダウンタイム | 料金相場 | 副作用・リスク |
|---|---|---|
| 腫れ・引きつり感・内出血が出ることがあるが、2〜7日ほどで落ち着く。 | 約10〜30万円前後(糸の本数・種類により変動)。 | 一時的な痛み・違和感・左右差。糸の挿入部が赤くなることがあるが、数日で軽快するケースが多い。 |
口角挙上術で理想の形を長くキープ
口角挙上術は、口角そのものの位置や形を上向きに整える外科的施術です。
口角の外側を小さく切開し、上方向へ縫い上げて固定することで、下がり気味の口元を改善します。
筋肉や皮膚の構造に直接働きかけるため、効果は半永久的に持続します。
口角の形を根本的に変えたい人や、加齢によるたるみで口元が下がって見える人に適しています。
| ダウンタイム | 料金相場 | 副作用・リスク |
|---|---|---|
| 腫れ・赤み・内出血が3〜7日程度。抜糸は約1週間後。傷跡はメイクでカバー可能。 | 約20〜40万円前後(施術方法や縫合範囲により変動)。 | 腫れ・感染・傷跡の赤みや左右差。ごくまれに引きつれ感や感覚の鈍さが一時的に生じることがある。 |
リップアートメイクで上向きに見える口元をデザイン
リップアートメイクは、針を使って皮膚の浅い層に色素を入れ、口角のラインをわずかに上向きに整える施術です。汗や水で落ちることがないため、すっぴんのときでも自然に微笑んだような印象を演出できます。
唇の輪郭や色味を同時に整えることもでき、リップメイクの時短にもつながります。
効果は約1〜2年持続し、少しずつ自然に薄れていくため、デザインの変更も可能です。
注射や手術に抵抗がある方や、口角以外にも唇全体の印象を整えたい方に適しています。
| ダウンタイム | 料金相場 | 副作用・リスク |
|---|---|---|
| 施術後1週間程度、赤みや軽い腫れが出ることがある。皮むけを経て自然に色が落ち着く。 | 1回あたり約5〜8万円前後(2回施術が基本)。 | 一時的な赤み・腫れ・かゆみ。まれにアレルギー反応や色素の定着ムラが起こる場合がある。 |
当院のアートメイク症例

白唇(はくしん)と呼ばれる唇の淵の部分にデザインを入れることで、キュッと上がった口角を演出しました。

唇の山をはっきりさせ、口角のデザインにカーブをつけたことで、相対的に口角が上がったように見える唇に変化しました。
このように、リップアートメイクで唇の形を整えることで、口角の上がった美しい唇を目指せます。
その他の症例が気になる方は症例写真をご確認ください。
まとめ
ここまでの内容を振り返り、大切なポイントを以下にまとめました。
- 口角が下がる原因は、表情筋の衰え・姿勢の乱れ・生活習慣・骨格などさまざま
- 口角を上げるには、表情筋トレーニング・マッサージ・生活習慣の見直しが効果的
- セルフケアで変化を感じにくい場合は、美容医療によるアプローチも選択肢の一つ
- ボトックスや糸リフト、口角挙上術、アートメイクなどは目的に応じて使い分けが可能
口角を上げるには、毎日の小さな積み重ねが大切です。
無理なく続けられるケアから取り入れて、自然な笑顔を手に入れましょう。
よくある質問
自力ケアだけで口角を上げることはできますか?
軽度のたるみや筋力低下が原因であれば、表情筋トレーニングやマッサージで変化が期待できます。ただし、筋肉の癖や皮膚のたるみが進行している場合は、セルフケアだけでは限界があります。
まずは日常的に口角を上げる習慣をつくり、必要に応じて美容医療を検討してみるのが現実的です。
マッサージやトレーニングの効果はどのくらいで実感できますか?
表情筋トレーニングやマッサージを始めてから変化を感じるまでには、2〜4週間ほどかかるケースが多いといわれています。
早い人では1〜2週間で「笑顔を作りやすくなった」「口角が軽く上がるようになった」といった実感を得ることもありますが、筋力の状態や年齢、たるみの度合いなどによって個人差があります。
ボトックスとアートメイク、どちらが自然ですか?
ボトックスとアートメイクは、どちらも自然に口角を上げることができる施術です。
ただし、これらの施術はアプローチの方向性が異なります。
ボトックスは口角を下に引っ張る筋肉の動きをゆるめて“物理的に口角を上げる”施術であるのに対し、アートメイクは“デザインで上がって見せる”施術です。
動きを改善したいならボトックス、メイクなしでも口元をきれいに見せたいならアートメイクがおすすめです。
アートメイクの詳細についてはこちらをご確認ください。
リップアートメイクと通常のメイクの違いは?
リップアートメイクは、医療機関で色素を注入し、唇の輪郭や色味を半永久的に整える技法です。一方、通常のメイクは洗顔で落とせる一時的なもののため、汗や水で崩れやすい点が異なります。
アートメイクであれば、メイクをしていない日でも自然な血色と口角のラインを保つことが可能です。