【2025年夏メイク】トレンドから崩れにくい方法、直し方まで徹底解説

理想的な夏メイクをするには、トレンド把握だけでなく崩れ対策を知ることも大切です。
しかし、様々な情報を得るにはそれなりに時間や手間がかかります。
そこで本記事ではすぐにでも夏メイクに取り掛かれるよう、今年のトレンドから崩れ対策、メイク直しの方法までをまとめてお伝えします。
夏のメイクについての重要なトピックを一気に知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
2025年の夏メイクトレンド
今年の夏メイクトレンドは「透明感」と「輝き」です。
シアーな質感で軽やかさを演出しながら、ラメやパールを使い涼しげに魅せるメイクが注目を集めています。
特に意識したい2025年夏メイクのポイントは次の3つ。
- 透け感のある青みカラー
- 星屑のようなキラキラ感
- 血色を感じるシアーメイク
以下で詳しく説明していきます。
透け感のある青みカラー
「ライラック」や「ミント」など、透け感のある青み系アイメイクが今年の夏メイクのトレンドです。
これらのカラーは爽やかな印象をもたらし、暑い夏でも涼しげな目元に魅せてくれます。
ただし、肌の色味や血色感とのバランスによっては不健康に見えてしまう色でもあります。
「似合わないかも」と感じる場合は目尻などの狭い範囲に部分的に使うことで、無理なく夏らしさを取り入れることが可能です。
星屑のようなキラキラ感
星屑のように輝く“ラメ入りコスメ”も今年の夏メイクに取り入れたいアイテムです。
特に注目したいのは「偏光ラメのアイシャドウ」。
角度や光によって輝き方が変わるため、“夏の夜空のような目元”に仕上がります。
目元のラメに抵抗がある方は、リップメイクにキラキラ感を取り入れるのもおすすめです。
普段のメイクに「クリア系のラメグロス」を足せば、ひんやり感ある夏仕様の唇に早変わり。
セミフォーマルなシーンでも使えるため、オフィス用の夏メイクにもぴったりです。
血色を感じるシアーメイク
この夏流行りのポイントメイクを活かすには、土台をシアーな質感に仕上げることが重要です。
透き通るようなベースメイクに青みときらきら感のあるメイクを足すことで、一気に今夏らしいメイクが完成します。
以下のポイントを意識して、透明感あるシアー肌を作りましょう。
ベースメイク
- きめ細かい素肌のようなセミマットな質感にする
- ピンク系ハイライトで血色感を出して擬似的に透け感を作る
ベースメイクはファンデーションで肌の粗を隠しつつ、ハイライトで透け感を後づけするのがポイントです。
チーク
- パール感のある肌馴染みが良いカラーを使用
- 頬の上に少し広めにぼかしながら入れるのがおすすめ
境目を感じさせない自然な発色のチークを使用することで、内側から滲み出す血色感を演出できます。
夏メイクのおすすめカラー|タイプ別
今年の流行である青み系ペールカラーだけでなく、太陽を連想させるイエロー系のビタミンカラーも夏メイクにぴったりです。
しかしパーソナルカラー(=生まれ持った色素に調和する色)を考慮せずにカラーメイクを行うと、印象を損ねてしまうおそれがあります。
似合う夏カラーを選択するためには、自身がブルーベース・イエローベースのどちらに該当するかを把握しておくことが大切です。
【ブルベ肌とイエベ肌|セルフチェック表】
ブルベ (青みがかった肌) |
イエベ (黄みがかった肌) |
|
---|---|---|
手首の血管の色 | 青や紫っぽい | 緑っぽい |
手のひらの色 | 赤紫っぽい肌色 | 黄色っぽい肌色 |
瞳の色 | ブラック ダークブラウン |
ブラウン ライトブラウン |
唇の色 | ローズピンク | コーラルピンク |
ライラック・レモンイエロー|ブルベ肌
青みカラーが得意なブルベ肌の方には、今季のトレンドである「ライラック」がおすすめです。またラメを取り入れる際は、シルバー系のものを使うとより涼しげな印象に仕上がります。
ビタミン系メイクの場合は「レモンイエロー」などのグリーンに近い色を使うのがポイントです。
さらにベースカラーにシルバーなどのブルベの方が得意な色を仕込むことで、黄み系カラーも違和感なく使えます。
・アイスブルー ・モーヴピンク・ライトグレーなど
ミントグリーン・オレンジ|イエベ肌
イエベの方の夏メイクには、黄み寄りの「ミントグリーン」がおすすめです。ゴールド系ラメと合わせて取り入れると今季の夏っぽいメイクになります。
また本来得意としている「オレンジ」を使ったメイクもフレッシュな夏のイメージにぴったりです。
なおイエベのお肌に青みが強いカラーを使用する際は、ラベンダーカラーの下地や日焼け止めを使うことで自然に馴染みやすくなります。
顔の白浮きを防ぐには、首や腕などの露出がある部分全てに塗るのがポイントです。
・コーラルピンク ・マスタード・ブロンズなど
崩れない夏メイク|原因と対策
夏メイクにおいてトレンド以上に大切な「崩れにくさ」。
原因と対策を知ることで、きれいな状態を保ちやすくなります。
- 汗
- 日本の夏は高温多湿であるため、大量に汗をかきメイクが落ちやすい
- 皮脂
- 夏は冬に比べて1.5〜2倍の皮脂分泌があり、メイクを溶かしてしまう
- 乾燥
- エアコンや紫外線で肌が乾燥し、メイクがむらになりやすい
せっかくのトレンドメイクをキープするためにも、以下で紹介する対策を徹底しましょう。
スキンケア後はティッシュオフ
メイク崩れを防ぐには、スキンケア後に過度な油分を取り除くことが重要です。
乾燥しないようにと保湿をすることは大切ですが、ベタつきが残ったままではヨレに繋がってしまいます。
油分の調整は崩れないメイクのスタートラインであるため、必ずティッシュオフをしてからベースメイクを始めましょう。
皮脂を抑える下地を使う
ファンデーションを塗る前に“皮脂吸着成分”が入っている下地を使用することで、ヨレやテカリを防止することができます。
しかし皮脂をしっかり抑えたいからといって、大量に塗るのは逆効果です。
過剰な使用はかえって密着力を低下させる原因になることがあるため、製品ごとの適正量はきちんと守るようにしましょう。
- 額、鼻、両頬、顎に5点置き
- 顔の内側から外側に向かって伸ばす
- 何もついていないスポンジでなじませる
夏メイクの強い味方である“皮脂崩れ防止下地”は皮脂を吸着する性質があるため、乾燥肌や混合肌の方が顔全体に使用すると、お肌のつっぱりや粉吹きを感じることがあります。
そのためこれらの肌タイプの方は、テカリの気になる部分にだけ塗るようにしましょう。
リキッドファンデを使用する
リキッドなどの液状ファンデーションは水分が蒸発する過程で肌に膜が形成されるため、密着して崩れにくいのが特徴です。
くわえてカバー力も高く、厚塗りが原因の密着不足による崩れも防止します。
ウォータープルーフ処方の製品も豊富にあるため、カラーやテクスチャーなど好みに合わせて選びやすいのも魅力です。
しかし水分の蒸発前はヨレやすいので、仕上げにルースパウダーを使う場合は必ず乾くのを待ってから重ねるようにしましょう。
ティントを活用
夏のメイクには、染色タイプのコスメである「ティント」の使用がおすすめです。
肌を染めて着色しているため汗や皮脂、摩擦にも強く、眉やリップなどの不意に擦ってしまうパーツに適しています。
汗を拭う動作が加わる夏の時期は、ウォータープルーフ効果だけでは心許ないケースも多いです。
きれいな眉やリップをキープしたい場合は、ぜひティントを活用してみてください。
夏のメイク崩れの直し方
日本の夏は高温多湿な日が多いため、“崩れ対策”を万全にしていても、メイク直しが避けられないことがあります。
そのため、崩れた際に必要なアイテムや直し方を知っておくことも大切です。
主にメイク直しに必要なアイテムは以下の5つです。
- メイクスポンジ
- 綿棒
- あぶらとり紙
- 化粧水ミスト
- ルースパウダー
これらにくわえて、崩れやすいパーツに使用するメイク用品を持ち歩きましょう。
ここからは、特に崩れやすい「ベースメイク」「アイメイク」「眉メイク」の3つに焦点を当てて、詳しく解説していきます。
ベースメイク
ベースメイクの直し方の手順は以下の通りです。
- 皮脂を抑える
- 化粧水ミストで保湿
- メイクスポンジでならす
- コンシーラーを塗る
- パウダーをはたいて完成
あぶらとり紙で崩れた部分の皮脂やファンデーションをオフします。
顔から20センチほど離して1〜2プッシュ。
顔全体がほんのりしっとりするぐらいが目安です。
何もついていないメイクスポンジを使い、トントンとフラットになるよう整えます。
ファンデーションに近い色のコンシーラーを使用しましょう。
この際少量を指やスポンジで伸ばすことで、きれいに馴染みます。
最後はパウダーをはたいて周りの部分と質感を合わせたら完成です。
土台が整っていない状態でルースパウダーやファンデーションを重ねると、きれいに密着しないため崩れやすくなってしまいます。
皮脂をオフするひと手間で仕上がりが大きく変わるため、必ずこの工程を挟みましょう。
アイメイク
目元のメイク直しは以下の手順で行います。
- 崩れた部分を綿棒で落とす
- 乾いた綿棒やルースパウダーでサラサラに
- 落とした部分を書き足す
リムーバーを含ませた綿棒で崩れた部分をやさしく拭き取りましょう。
油分を抑えることでアイラインの皮脂崩れを防止します。
サラサラに仕上げ終わったら、いつものメイクの手順で落とした部分を描き足します。
アイメイクの場合は黒や茶色などの濃い色を使用しているため、すべて落としてから整え直す方がきれいに仕上がります。
優しくメイクを落とせるように、乾いたものとは別にリムーバーを含んだ綿棒を2〜3本用意しましょう。
またリムーバー付きの小分け綿棒も販売されているため、上手に活用してください。
眉メイク
眉のメイク直しは以下の手順で行います。
- 皮脂をオフする
- パウダーで皮脂を抑える
- ペンシルで描き足す
あぶらとり紙や乾いた綿棒を使い、皮脂をしっかり落とします。
大幅に崩れている場合はメイク自体を落としきるのがベターです。
描き足す部分にパウダーをのせて皮脂による崩れを防ぎましょう。
崩れてしまったところにのみペンシルで描き足します。
ふわっと仕上げたい場合はパウダーでも構いません。
眉周りは皮脂分泌が多くヨレやすい箇所です。
眉のメイクが落ちてしまうと一気に「崩れている感」が増してしまうため、こまめなメイク直しを心がけましょう。
崩さないためにアートメイクという選択も
崩れやすい部分のポイントメイクは、アートメイクで入れるのもおすすめです。
アートメイクとは、色素を皮膚に彫り入れて汗や皮脂で崩れないアイラインやアイブロウを作るメイクアップ技術のことです。
皮下に色素を定着させるため、汗や皮脂だけでなく摩擦の影響も全く受けず、ティント以上に長持ちします。
部分的なメイクの時間短縮もできるため、その分崩れにくいベースメイクを作るための時間を確保することも可能です。
症例写真
【眉アートメイク】
【アイラインアートメイク】
アートメイクは日常生活だけでなく、プールや海などの水辺のレジャーシーンでも全く落ちることがありません。
そのため、どんな場面でもきれいに夏メイクをキープしたいという方に適しています。
当院ホームページでは、今回ご紹介した以外の症例写真も多数掲載しております。ご興味のある方は併せてご確認ください。
まとめ
ここまでの内容を振り返り、夏メイクについて大切なポイントを以下にまとめました。
- 2025年の夏メイクは「青みカラー」「星屑ラメ」「シアー質感」がトレンド
- ブルベ肌は「ライラック」、イエベ肌には「ミントグリーン」がおすすめ
- 崩れにくいベースメイクのポイントは「皮脂防止用の下地」と「リキッドファンデ」
- メイク直しの際は皮脂を抑えることが大切
- 目元や眉のメイク直しは潔く落とした方がきれいに仕上がる
フレッシュさや涼しさを感じさせる“カラーメイク”を楽しみやすい夏のシーズン。
しかし、清潔感を保つためには汗や皮脂による化粧崩れへの対策も欠かせません。
今年は本記事で紹介した内容をもとに、トレンドをおさえた夏メイクにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
崩れにくいスキンケア方法はありますか?
清涼感のある引き締め化粧水(収れん化粧水)を使用するのがおすすめです。
引き締め化粧水の多くにはメントールなどのひんやり効果がある成分が含有されており、皮膚の表面温度を下げることで皮脂分泌を抑える働きが期待できます。
そのため、メイク前に使用することで皮脂によるヨレやテカリの抑制につながります。
日焼け止めはどのように塗り直したら良いですか?
フルメイク後の塗り直しには、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを使用すると良いでしょう。
これらのタイプのものも使用することで、ベースメイクを崩すことなく塗り直すことが可能です。
特にパウダータイプのものはルースパウダーとして使用できることも多く、メイク直しとUVケアを同時に叶えられるのが特徴です。