頭皮アートメイク(SMP)|髪を描く新しい薄毛治療の選択肢
薄毛に悩む方にとって、頭皮アートメイク(SMP)は新しい選択肢です。
薬を使わず、頭皮を切ることもなく、自然な見た目を実現するこの技術は、施術後すぐに薄毛がカバーされていることを実感できます。
このページでは、頭皮アートメイクの施術の流れや料金、注意点など、詳細情報を詳しく解説しています。
目次
頭皮アートメイク(SMP)とは
頭皮アートメイク(SMP)とは、薄毛部分にドット(点)を入れて毛根を再現し、髪が薄い部分をカモフラージュして馴染ませる新しい技術です。
もともとは手術跡をカバーするために開発されましたが、現在では薄毛や病気による脱毛に悩む人の男性ための美容施術として広く利用されています。
またSMPの他に、ヘアラインアートメイクという技術もあります。
こちらは毛並みを表現できる技術になり、特に女性に人気の技術です。
どちらの技術も見た目をすぐに改善できるため、外見上の自信を取り戻す有効な方法として注目されています。
当クリニックの症例実績
【症例1】
【症例2】
【症例3】
【症例4】
頭皮アートメイクがおすすめの理由
頭皮アートメイクがおすすめの理由として、次のようなことがあげられます。
- 頭皮アートメイクがおすすめな理由
- ・その場で薄毛が目立たなくなる
・2年に1回程度のメンテナンスで済む
・他人から見ても頭皮アートメイクとわからない
・治療の負担がほとんどない
・トータルでみると薄毛治療よりコスパに優れている
・ダウンタイムが短い
髪の変化に即効性が期待でき、薬を飲んだり、塗り続けて、髪が生えてくるのを待つ必要がなくなります。
また、残っている髪に自然に馴染むため不自然さがなく、施術を受けたことを周囲に気づかれにくいのも大きなメリットとなっています。
施術後のダウンタイムも短く、すぐに日常生活に戻れるため、髪のケアや治療に時間をなかなか割けない忙しい男性にも頭皮アートメイクはおすすめです。
頭皮アートメイク(SMP)が適している人
頭皮アートメイク(SMP)は、次のような人に適しています。
- 頭皮アートメイクが適している人
- ・今すぐ薄毛を目立たないようにしたい
・頭頂部、生え際、M字ハゲ、分け目の薄さが気になる
・スキンヘッド
・持病のために薬を使った薄毛治療ができない
・AGA治療の効果が出るまで薄毛を目立たなくさせたい
・カツラは使いたくない
・薄毛治療薬の副作用が心配あるいは服用に抵抗がある人
・植毛による傷を隠したい
SMPは施術を受けたその日から薄毛をカモフラージュできるため、AGA(男性型脱毛症)に限らず、さまざまな脱毛症に対して有効です。
薄毛による心理的ストレスを軽減し、自信を取り戻す助けとなる効果的な方法となっています。
気になる部位だけをピンポイントでカバーすることもできるので、部分的な薄毛の悩みにも対応が可能です。
頭皮アートメイクのメリット・デメリット
頭皮アートメイクは、薄毛や脱毛に悩む人にとって外見の変化だけでなく、心理ストレスも軽減できる美容施術です。
しかし、メリットばかりでなく、デメリットもいくつか存在します。
ここからは、頭皮アートメイクのメリット・デメリットについて解説していきます。
頭皮アートメイクのメリット
頭皮アートメイクのメリットとしてあげられるのが、次のようなことです。
- メリット
- ・施術当日から薄毛が気にならなくなる
・本物と見間違うほど自然な仕上がり
・薬のような副作用がない
・メンテナンスの手間がほとんどない
・ライフスタイルの自由度が高まる
薄毛をカモフラージュするという意味ではカツラ(ウィッグ)と似ていますが、頭皮が蒸れたり、汗や皮脂の汚れ・臭いが気になる心配もありません。
また増毛パウダーのようにダマになったり、雨風や海・プールといったレジャーで頭皮が濡れても落ちることがないため、より安心して日常生活を楽しむことが可能です。
頭皮アートメイクのデメリット
頭皮アートメイクのデメリットとしてあげられるのが、次のようなことです。
- デメリット
- ・薄毛を根本的に治す施術ではない
・1回の施術だけでは色が定着しにくい
・簡単には修正できない
・触った感触は実際の毛髪とは異なる
・ダウンタイムがある
・アレルギー反応や赤みやかゆみが出る可能性がある
薬を使った薄毛治療と同じで、頭皮アートメイクも薄毛を根本的に治すものではありません。
施術後の修正が難しい点や、2年に1回を目安にメンテナンスが必要になることも考慮しておく必要があります。
また、非常に難易度の高い技術となるため、施術者によって仕上がりは大きく左右されます。
施術後に後悔しないためにも、価格よりも技術を優先して信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
頭皮アートメイクの施術の流れ
頭皮アートメイクの施術は、事前準備も含めると2〜3時間ほどがかかります。
当院を例に、施術までの流れを簡単にご紹介していきます。
事前カウンセリング
施術に入る前に、事前カウンセリングによって次のようなことをヒアリングします。
- 事前カウンセリングの主な内容
- ・髪や頭皮の状態や肌質
・現在の健康状態
・過去の病歴や持病
・希望する施術部位の確認
また施術に対しての懸念点や不安、気になることがあれば、ここで相談します。
カウンセリングを通じて、施術の効果やリスクについても詳しい説明があるので、納得した上で次のステップに進みましょう。
デザインの決定
頭皮アートメイクの仕上がりを大きく左右するのが、デザインです。
色素(インク)を頭皮に入れていくため、一度入れたデザインは簡単に消すことはできません。
患者さまの希望をもとにデザインしていき、自毛や肌の色との調和や生え際を何センチ下げるか、密度など、細かく調整を繰り返しながらデッサンを完成させていきます。
麻酔処置
施術中の痛みを最小限に抑えるため、施術部位にクリームを塗布していきます。
針を使うため不安に感じるかもしれませんが、痛みに耐えかねて施術を中止された方はおらず、人によっては眠ってしまうこともあるほどです。
ただし、痛みの感じ方には個人差もあるので、痛みを感じやすい場合には施術中に麻酔クリームの追加もできます。
初回施術
麻酔クリームが十分に効いたことを確認したら、施術スタートです。
トレーニングを積んだアーティスト(看護師)が、施術部位にインクを注入していきます。
麻酔が効いているため痛みはほとんど感じませんが、針が頭皮に入る際に軽い違和感を覚えることがある程度です。
なお、マイクロニードル(針)など使用する器具については、すべて使い捨てとなっているので衛生管理は徹底しています。
2~5回の施術
頭皮アートメイクが完成するまでの施術回数は、施術箇所や面積、デザインの希望によって変動します。
インクが入りやすい人もいるので、インクの定着具合を見ながら、2〜5回の施術を目安に1ヵ月に一度のペースで施術を行うことで満足のいく仕上がりを目指します。
アフターケア・カウンセリング
施術の仕上がりとアーティストといっしょに確認し、アフターケアやダウンタイム中の過ごし方や注意事項について説明を行います。
施術回数は施術範囲によりますが、1〜3回行うことでインクがしっかり定着するので、施術回数や間隔についてはご相談ください。
頭皮アートメイク(SMP)の料金
頭皮アートメイク(SMP)の料金は、施術範囲によって料金が異なります。
一般的にはセット料金となっており、1セット3〜5回の施術が料金に含まれます。
当院では、SMPの料金の基本的な目安として、以下のような料金設定をしています。
施術部位 | 料金 |
---|---|
ヘアライン部分(M字部分) | 165,000円 |
広範囲のヘアラインから 後頭部にかけて |
275,000円 |
全頭性円形脱毛 | 715,000円 |
他にも薄毛の範囲に合わせたコースがいくつかあり、ワンポイントにも対応可能です。
料金の詳細や具体的な費用については、以下のページをご覧ください。
頭皮アートメイク(SMP)の注意点
頭皮アートメイク(SMP)の注意点として、次のようなことがあげられます。
- クリニック選び
- 施術前の注意点
- 施術を受けられない人
- 施術後のダウンタイム
- 使用するインクについて
頭皮アートメイクは、他の部位(眉やリップなど)と違い、長いトレーニングを経たアーティスト(看護師)でないとできない技術です。
適切な施術によりトラブルなく、理想の仕上がりにするためにも、これらの注意点は理解しておくと失敗を避けられます。
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
クリニック選び
頭皮アートメイクは、頭皮にインクを入れるシンプルな施術ですが、非常に難易度の高い技術が求められます。
そのため、アートメイクアーティストの中でも経験豊富な限られた者しか行えません。
同じ頭皮でも部位によっては厚みが異なり、浅すぎれば色が落ち、深すぎるとにじみや青色に見えるなどの原因になります。
また、ドット(点)の間隔が狭すぎればインクが融合してしまい、まだら模様になってしまうこともあります。
このように、頭皮アートメイクの仕上がりの良さは技術力に依存します。
髪が生えているような仕上がりを出すためには5年以上の経験が必要とも言われ、長い経験を持つアーティストを抱えるクリニックは限られてきます。
後悔しないためにも、事前に症例チェックは必ず行い、満足のいく結果を得られるクリニックを選ぶことをおすすめします。
施術を受けるにあたっての注意点
頭皮アートメイクを受けるにあたって、施術部位である頭皮にトラブルがあると施術が行えない場合があります。
状態によっては、頭皮トラブル(炎症やただれ、できたばかりの傷)を治すことが優先となるので、施術ができないと判断される可能性があることは覚えておいてください。
また、AGA(男性型脱毛症)の治療を行われている場合、次のことには注意してください。
注入療法(メソ):施術後2週間は避ける
飲み薬は服用を続けても問題ありませんが、頭皮アートメイク後は頭皮に小さな傷ができている状態なので注入療法は控えるようにしてください。
施術を受けられない人
- 重度の頭皮トラブルが認められる人
- アレルギーを持っている人
- 血液疾患が認められている人
など
この他にも、施術のリスクがメリットを上回る場合には施術がNGとなることもあります。
健康状態や体質、服用中の薬がある場合は、事前に申し出るようにしてください。
施術後のダウンタイムについて
頭皮アートメイクのダウンタイムには個人差がありますが、一般的には2~3日間です。
この期間中は、施術でついた小さな傷によって頭皮に赤みや腫れなどが生じることがあります。
非常にデリケートな状態になるので、日常生活でも次のようなことは避けて過ごしてください。
・帽子やヘルメットの着用■施術直後~5日間
・直射日光を浴びる
・汗をかくようなハードな運動
・サウナ
・洗髪(施術翌日はお湯洗い・2日目からシャンプーOK)
■施術後1ヵ月間
・ヘアカラー
インクをきれいに定着させるためにも、ダウンタイム中は頭皮を安静にすることが大切です。
他にも「こんな時どうすれば?」という時は、小さなことでもクリニックに相談するようにしましょう。
頭皮アートメイクに使用するインクについて
「アートメイク=タトゥー・刺青」と誤解されることもありますが、頭皮アートメイクではタトゥー・刺青のような赤や青が混ざったインクは使用しません。
金属成分をほぼ含まない水溶染料を用いるので、経年変化により色落ちはしますが、変色して不自然な見た目になることはないです。
タトゥー・刺青として入れているスタジオなどもありますが、使用する針は頭皮アートメイクのものに比べて太く、色にじみ・変色などのトラブルの原因になりかねません。
状態によってはリタッチも難しくなるので、頭皮アートメイクは医療機関で受けるようにしてください。
医療機関では、アレルギー反応が少ない安全なインクを使用し、専門的な技術と知識を持つアーティスト(看護師)が施術を担当します。
施術前にインクの成分について十分な説明を受け、不安がある場合は事前に相談することをおすすめします。
頭皮アートメイクについてのまとめ
頭皮アートメイク(SMP)は、薄毛部分にドットを入れて自然な髪の見た目を再現する新しい技術です。
薬や大がかりな手術を行わなくても髪の変化をすぐ実感でき、メンテナンスも少なくて済むため、薄毛に悩む男性にとって理想的な選択肢です。
ただし、技術力によって仕上がりが大きく左右されるので、クリニック選びが理想のデザインを完成させるための成功の鍵となります。
そのため、症例実績や料金、注意点などを理解した上で、頭皮アートメイクを受けるクリニックを選ぶことが大切です。
頭皮アートメイクに関するよくある質問
頭皮アートメイクは痛みを伴いますか?
多くの方が軽い違和感を感じる程度で、麻酔クリームを使用するため痛みはほとんどありません。
個人差はありますが、痛みに敏感な方でも安心して施術を受けられます。
頭皮アートメイクの効果はどれくらい持続しますか?
一般的に効果は2年程度持続しますが、個人の肌質やライフスタイルによって異なります。定期的なメンテナンスを受けることで、長期間にわたって自然な見た目を維持できます。
施術後のダウンタイムはどれくらいですか?
施術後のダウンタイムは2~3日程度で、その間は頭皮の赤みや腫れが生じることがあります。
ダウンタイム中の過ごし方には多少の制限がつきますが、施術後すぐに日常生活に戻れます。
頭皮アートメイクは誰でも受けられますか?
重度の頭皮トラブルがある方や、特定のアレルギーを持つ方、血液疾患がある方などは施術を受けられない場合があります。
事前のカウンセリングで健康状態を確認し、適切なアドバイスを受けることが重要です。
頭皮アートメイクの施術はどこで受けられますか?
頭皮アートメイクは、技術力の高い専門のクリニックで受けることが推奨されます。
クリニック選びが仕上がりの品質を左右するため、実績のある信頼できるクリニックを選ぶことが成功の鍵です。