眉毛パーマとは|濃い人は不向き?印象や種類、注意点を解説

眉毛パーマとは|濃い人は不向き?印象や種類、注意点を解説

眉毛パーマとは、眉毛の生え癖を矯正して美しい毛流れに整える施術のことです。
毛1本1本の向きをそろえる眉毛パーマは、眉毛に清潔感を与えられるのでより美しさが際立ちます。
このページでは眉毛パーマで変わる印象や種類、注意点、セルフでのやり方などをくわしく解説していきます。
また眉毛の状態に合わせたそのほかの施術も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

眉毛パーマとは

眉毛パーマとは、眉毛を上向きの毛流れに矯正する施術のことで「ブロウラミネーション」とも呼ばれています。
主に眉毛サロンなどで取り扱っているメニューです。
日本では法律の関係上、髪用のパーマ剤を眉毛に使用できないので、新たに開発した眉毛専用の液剤を使って毛流れをつくっています。

眉毛パーマで変わる印象

眉毛パーマをかけた女性

眉毛パーマをかけると、毛流れの際立つハッキリした眉毛に変わるので、清潔感がアップします。
またボリュームが出てやや太くなるので、しっかりしていて頼もしい印象も与えられます。

料金と頻度

眉毛パーマの料金は、1回5000円〜7000円くらいです。
新しい毛が伸びてくると形が崩れるので、3週間〜1か月半に1回を目安にメンテナンスする必要があります。

眉毛パーマの種類と選び方

眉毛パーマの中では「ハリウッドブロウリフト」が特に有名ですが、そのほかにもさまざまな種類があります。
それでは1つずつ特徴を見ていきましょう。

■ハリウッドブロウリフト
眉毛パーマの中でも特に人気な施術です。眉頭からしっかりと毛を立ち上げてくれるので、存在感のあるハッキリした美眉に仕上がります。詳しくはハリウッドブロウリフトのメリットや失敗例でご確認ください。
■パリジェンヌブロウリフト
お肌へのダメージを限りなく抑えた液剤を使用しています。まつ毛パーマの「パリジェンヌラッシュリフト」から新たに生まれたメニューです。立体的でやわらかい美眉に仕上がります。
■3Dブロウリフト
ふんわりとしたやわらかな毛流れが特徴です。しなやかな立ち上がりで、ナチュラルに仕上がります。
■ナチュラルブロウリフト
本来の毛流れに合わせた自然な仕上がりが特徴です。やりすぎ感のないナチュラルな眉毛にしたい方におすすめです。
■ミラノスタイルブロウリフト
ボリューム感を出しながらもふんわりと仕上がるのが魅力です。肌ダメージに配慮したケラチン配合の液剤を使用しています。

眉毛サロンに複数のメニューがある場合は、仕上がりのナチュラルさとお肌へのやさしさに注目して選んでみるとよいでしょう。
自分で決めるのが難しい場合は、当日のカウンセリングで最適なコースを選んでもらうのもおすすめです。

眉毛パーマのメリット・デメリット

メリットデメリット
眉毛パーマは眉毛を垢抜けさせるのにピッタリな施術です。
しかしいくつかのデメリットも存在します。
デメリットも考慮した上で、自分にあった施術かどうか見極めてみましょう。

メリット

  • 眉毛が垢抜ける
  • ブラシで整えるだけで美しい毛流れになる
  • 眉毛にボリュームや太さを出せる
  • 自眉を生かせる

眉毛パーマをかけると毛の重なりが解消されるので、眉毛にボリュームや太さを出せます。
またブラシで整えるだけなので、お手入れも簡単です。

デメリット

  • 毛やお肌がダメージを受ける
  • 眉マスカラが塗りにくくなる
  • 濃い眉毛を薄く見せることはできない
  • 眉毛サロンに通い続ける必要がある

眉毛パーマをかけると立ち上げた毛がお肌に張り付いて、眉マスカラが塗りにくくなるケースがあります。
また美眉を保つには眉毛サロンに通い続ける必要があるので、それだけ費用がかかるということも覚えておきましょう。
眉毛サロンについては、眉毛サロンはもったいない?|コスパや注意点、サロン以外の選択肢を紹介で詳しく解説しているのでぜひご確認ください。

眉毛パーマがおすすめな方

ここまでのメリット・デメリットを踏まえると、眉毛パーマがおすすめなのは次のような方です。

  • 眉毛が薄い・細い方
  • 眉毛に生え癖がある方
  • 眉毛にすき間がある方
  • 下がり眉の方

眉毛パーマは薄眉の方や色ムラのある方におすすめな施術です。
薄眉でお悩みの方は、眉毛が薄いのはなぜ?原因・ボリュームアップ術を解説も併せてご確認ください。
また毛を全体的に立ち上げる施術なので、下がり眉の改善も期待できます。
下がり眉については、下がり眉の特徴・解消法とは?で整え方などをご紹介しています。

失敗例と注意点

悩んでいる女性

眉毛パーマで想定される失敗例とそれに伴う注意点を解説します。
施術後に後悔することがないように、1つずつ確認していきましょう。

眉毛が短くて思っていた形にならなかった

眉毛の長さが足りないと、眉毛パーマをかけても理想の形にならないことがあります。
美しい毛流れをつくるには、7mm程度の長さが必要です。
眉毛が全く生えていない方や、極端に短い方は施術を断られる場合もあるので注意しましょう。

濃い眉毛がさらに目立ってしまった

眉毛パーマをかけると眉毛にボリュームが出るため、思っていたよりも目立ってしまう場合があります。
したがって眉毛パーマは眉毛が濃い方にはあまりおすすめできません。
毛量が多すぎなくても、控えめで薄い眉毛を目指したい方は、別の方法を検討してみましょう。

眉毛周辺がかゆくなった

眉毛パーマの施術後に、かゆみや赤みなどが出ることもあります。
液剤の中にはアルコール成分を含むものもあるので、アレルギー体質の方やお肌が弱い方は特に注意が必要です。
また1か月以内にアートメイクを施術した方も、お肌がダメージを受けているという理由で施術できない場合があります。

長持ちさせるメンテナンス方法

眉毛パーマをなるべく長持ちさせるには、次のポイントが大切です。

  • 施術後5〜6時間は水に濡らさない
  • 眉毛美容液やアイブロウコートを使う
  • 次の施術まで1か月以上空ける
  • 洗顔時に強く擦らない

施術後すぐはパーマが定着していないので、水で濡らさないように心がけましょう。
またうるおい成分・保護成分配合の眉毛美容液は、パーマをキープしながら傷んだ眉毛のケアまで行ってくれるのでおすすめです。

セルフでもできる!眉毛パーマのやり方をご紹介

眉毛パーマはセルフでやることもできます。
市販のキットはAmazonなどで販売されており、なかには1000円代で購入できるものもあります。

眉毛パーマのやり方

セルフ眉毛パーマの大まかな流れ

  1. クリーナー液で眉毛を洗う
  2. 眉毛にグルーを塗りブラシで毛並みを整える
  3. ラップを乗せて10分程度待つ
  4. パーマ液→固定剤の順で塗る(それぞれラップして10分程度待つ)
  5. クリーナー液で液剤を洗浄する

実際に使用する場合は、必ずそれぞれの説明書の指示にしたがってください。

セルフキットのおすすめは?

セルフキットを選ぶ際は次のポイントに注目してみましょう。

  • ブランドの信頼性
  • 日本語の説明書があるか
  • 低刺激タイプの液剤か
  • 栄養クリームが付いているか

海外製のセルフキットは説明書が英語なので、大切な注意点を見落とす危険があります。
しっかり自分で読んで確認できるものを選びましょう。
また栄養クリーム付きは、仕上げに毛のダメージをケアできるのでおすすめです。

なお失敗すると、目元の炎症や肌トラブルなどを引き起こす可能性もあります。
眉毛パーマは基本的に、眉毛サロンで施術してもらうようにしましょう。

眉毛パーマ以外でも垢抜け眉に

眉毛が濃い方や薄すぎる・全く生えていない方は、眉毛パーマ以外の方法のほうが美眉に近づける場合があります。
より自分にあった施術を見つけられるように、ここでは2つの方法をご紹介します。
眉毛が生えてこなくて悩んでいる方は
眉毛を生やす方法はある?|早く伸ばすためのケア方法・対処法を解説もぜひご確認ください。

美眉スタイリング

美眉スタイリングとは、眉毛の理想の輪郭からはみ出ている毛をワックスで除毛する施術のことです。
多くの眉毛サロンでは、眉毛の間引きやシェービングも同時にやってもらえるので、眉毛が濃い方にもおすすめです。

美眉スタイリングがおすすめな方

  • 眉毛が濃い・長い方
  • 透け感のある軽めの眉毛にしたい方
  • アーチ眉や平行眉など別の形に変えたい方
  • 眉毛を全体的にバランスよく整えたい方

眉毛アートメイク

眉毛アートメイクは、皮膚の浅い層に色素のついた針で眉毛を描く施術のことです。
1〜3年で自然に消えるまでは、すっぴんでも美しい毛流れの眉毛を維持できます。
眉毛が薄い方や全く生えていない方も自分好みの眉毛に仕上げられるのが大きな魅力です。
アートメイクは医療行為なので、美容クリニックなどで施術してもらえます。

眉毛アートメイクの症例

こちらは当院の眉毛アートメイクの症例です。
1本ずつ毛を描くことができるので、自然できれいな毛流れに仕上がります。

まとめ

眉毛パーマについて、ここまでの内容を振り返ると次のポイントが大切です。

  • 美しい毛流れのハッキリした眉に仕上がる
  • 誠実で頼もしい印象になる
  • 「ハリウッドブロウリフト」などさまざまなパーマの種類がある
  • 肌トラブルが発生したりするケースも
  • 眉毛が濃い方や薄すぎる方にはあまり向いていない
  • 垢抜け眉を目指すならアートメイクもおすすめ

眉毛パーマにはさまざまなメリットがある一方で、上記の通りデメリットや注意点も存在します。
失敗や後悔がないように、自分の眉毛の状態や目指すイメージをしっかりと確認してから施術を決めるようにしましょう。

よくある質問

今の眉毛のトレンドは?

2024年の眉毛のトレンドは「淡くてふんわりしたアーチ眉」です。
眉毛のトレンドは絶えず変化していて、1990年代は細いアーチ眉、2010年代は太めの平行眉が人気を集めました。
眉毛パーマはハッキリしたボリューム感のある眉毛に仕上がるので、現在の眉毛のトレンドに合わせたい方にはあまり向いていません。

眉毛パーマとまつ毛パーマは同時に施術してもらえますか?

眉毛パーマとまつ毛パーマのメニューがあるサロンでは、同時に施術してもらえる場合があります。
サロンによっては2つの施術がセットになったお得なメニューもあるので、予約する際はぜひチェックしてみてください。

眉毛パーマでペッタリした時の対処法はありますか?

眉毛パーマの施術直後は特にペッタリしやすいですが、1週間程度たつと自然にふんわりします。
新しい毛が生えそろうまでの間は、カット・毛抜きは避けて、メイクや前髪でカバーしましょう。

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